三軒茶屋
三軒茶屋 | |
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三軒茶屋交差点 | |
北緯35度38分34.67秒 東経139度40分11.82秒 / 北緯35.6429639度 東経139.6699500度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 世田谷区 |
地域 | 世田谷地域 |
面積 | |
• 合計 | 0.478 km2 |
人口 | |
• 合計 | 13,108人 |
• 密度 | 27,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
154-0024[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 世田谷 |
三軒茶屋(さんげんぢゃや)は、東京都世田谷区世田谷地域の町名。現行行政地名は三軒茶屋一丁目および三軒茶屋二丁目。郵便番号は154-0024[2]。「三茶」(さんちゃ)と略称される[4]。
概要
[編集]世田谷区の中でも知名度の高い商業地の一つであり、自由が丘や吉祥寺同様、「住みたい町」などのランキングの上位に名を連ねる人気の住宅地でもある。渋谷に近いことや、「芸能人が多く住んでいる街」であること、カフェブームの隆盛に影響を与えたことなどから「オシャレな街」や「トレンディな街」などとして語られることも多い。また、駅前のエコー仲見世商店街やすずらん通りなど、レトロな街並みも多く残っている。
東急田園都市線・東急世田谷線の三軒茶屋駅、および周辺の再開発事業の一環として建設された複合ビル・キャロットタワーがランドマークとなっている(住所は三軒茶屋ではなく、太子堂)。
地理
[編集]東京都世田谷区の中央部に位置し、東に下馬、南に野沢、上馬、北に若林、太子堂に接する。
歴史
[編集]旧:荏原郡中馬引沢村(なかうまひきさわむら)、下馬引沢村、太子堂村等の一部であった。三軒茶屋が正式な地名として定められたのは1932年(昭和7年)の世田谷区成立時である。
地名の由来
[編集]江戸中期以降、社寺参詣ブームで賑わった大山道と登戸道の分岐(追分)付近に信楽(後に石橋楼)、角屋、田中屋の三軒の茶屋が並んでいたことに由来する[5]。この呼び名は文化文政の時代には既に一般的なものとなっていたようである。
大山道(大山街道)は、現在のほぼ国道246号に当たり、瀬田、二子橋を渡り大山へ向かう。登戸道は、井伊家知行地の世田谷代官屋敷(現在の世田谷区世田谷、ボロ市通り沿い)や世田谷の上町(武家町)を通って登戸に向かう街道筋であり、現在の世田谷通りに当たる。
地価
[編集]住宅地の地価は、2017年(平成29年)1月1日の公示地価によれば、三軒茶屋2-28-4の地点で93万5000円/m2となっている。世田谷区の住宅地で最も地価が高い[6]。
町名の変遷
[編集]実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名ともその一部) |
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三軒茶屋一丁目 | 1968年7月15日 | 太子堂町の全部と三軒茶屋町、下馬町1、上馬町1の各一部 |
三軒茶屋二丁目 | 三軒茶屋町の一部 |
主な出来事
[編集]- 1970年3月 - 三軒茶屋から渋谷間に東京で初めて優先バスレーンが設置される。設置により所要時間が三割近く削減された[7]。
- 1974年1月9日 - 駅前の商店街から出火、11棟が焼失。さらに翌10日にも出火、4棟が焼失した[8]。
世帯数と人口
[編集]2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
三軒茶屋一丁目 | 3,351世帯 | 5,166人 |
三軒茶屋二丁目 | 4,887世帯 | 7,942人 |
計 | 8,238世帯 | 13,108人 |
小・中学校の学区
[編集]区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
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三軒茶屋一丁目 | 全域 | 世田谷区立中里小学校 | 世田谷区立三宿中学校 |
三軒茶屋二丁目 | 全域 | 世田谷区立三軒茶屋小学校 | 世田谷区立駒沢中学校 |
施設
[編集]- 世田谷警察署
- 世田谷区立三軒茶屋小学校
- 世田谷区立中里小学校
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関連項目
[編集]- 矢倉沢往還
- 茶沢通り
- 大英堂製パン店
- すいか - 三軒茶屋にあるという設定のアパート「ハピネス三茶」が舞台。
- 青空のゆくえ - 映画の舞台が三軒茶屋。
- 《香菜里屋》シリーズ - 三軒茶屋にあるというビアバー「香菜里屋」を舞台とした短編推理小説。
- 真夜中のパン屋さん - 三軒茶屋界隈の風変わりなパン屋を舞台とした小説、テレビドラマ。町名は明示されておらず、状況描写の中で分かるようになっている。
- 三軒茶屋星座館シリーズ - 三軒茶屋にあるプラネタリウムを舞台にした小説。実在の店舗や場所が数多く登場する。
脚注
[編集]- ^ a b c “世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2019年9月3日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
- ^ “【三軒茶屋】温もりと風格が心地よく同居する、茶色の街 | Relife mode(リライフモード) くらしを変えるきっかけマガジン”. Relife mode. 2022年3月11日閲覧。
- ^ “三軒茶屋栄通り商店街 » 三軒茶屋の歴史”. 2023年10月8日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ さらに八路線で あすからバス優先道路『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月15日朝刊 12版 22面
- ^ 2夜続き不審火 前夜被災の隣6店『朝日新聞』1974年1月10日夕刊、3版、9面
- ^ “通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。