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三条九ノ坪遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三条九ノ坪遺跡
地図
種類弥生時代後期~中世近世の集落
所在地兵庫県芦屋市三条町
座標北緯34度44分02.7秒 東経135度17分39.9秒 / 北緯34.734083度 東経135.294417度 / 34.734083; 135.294417座標: 北緯34度44分02.7秒 東経135度17分39.9秒 / 北緯34.734083度 東経135.294417度 / 34.734083; 135.294417
三条九ノ坪 遺跡の位置(兵庫県内)
三条九ノ坪 遺跡
三条九ノ坪
遺跡
位置図

三条九ノ坪遺跡(さんじょうくのつぼいせき)は、兵庫県芦屋市三条町にある、弥生時代後期から中世近世にかけての複合遺跡

概要

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阪急神戸線芦屋川駅から西に約550メートルの市街地に立地しており、東西200メートル、南北250メートル程度の範囲に広がる。遺跡名は、旧村名の「三条」と字名の「九ノ坪」に由来する[1][2]

1985年昭和60年)に芦屋市内の歴史研究団体「芦の芽グループ」会員の児島周二によって発見された[2]

出土品のうち、表に「三 壬子年□」、裏に「子卯丑□向」と書かれた木簡652年白雉3年)のものとみられる。年号を記した木簡としては日本で2番目に古く、大宝律令制定前の古代日本の姿を示す貴重な資料であることから、兵庫県指定重要有形文化財に指定されている[3][2]

同遺跡の東側には、芦屋廃寺遺跡が、北西側には三条岡山遺跡が、南側には寺田遺跡が知られている。

主な遺構

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主な遺物

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脚注

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  1. ^ 芦屋市教育委員会 『芦屋市文化財調査報告 第95集 平成8年度国庫補助事業(1) 芦屋市内遺跡発掘調査概要報告書 ―阪神・淡路大震災復旧・復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査 ― 三条九ノ坪遺跡(第15地点) 月若遺跡(第35・37地点) 月若遺跡(第36地点) 業平遺跡(第26地点) 業平遺跡(第29地点) 業平遺跡(第31地点) 大原遺跡(第21地点)』 2013年 15ページ
  2. ^ a b c 芦屋市教育委員会 『芦屋市文化財調査報告 第91集 平成22年度国庫補助事業 芦屋市内遺跡発掘調査概要報告書 三条九ノ坪遺跡(第40地点) 打出小槌遺跡(第45地点)』 2012年 5ページ
  3. ^ 館蔵品紹介 - 兵庫県立考古博物館ホームページ

参考文献

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  • 芦屋市教育委員会 『芦屋市文化財調査報告 第18集 三条九ノ坪遺跡 ―第2地点発掘調査簡報―』 1990年
  • 兵庫県教育委員会 『兵庫県文化財調査報告 第168冊 三条九ノ坪遺跡発掘調査報告書 ―被災マンション等再建事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書―』 1997年
  • 芦屋市教育委員会 『芦屋市文化財調査報告 第91集 平成22年度国庫補助事業 芦屋市内遺跡発掘調査概要報告書 三条九ノ坪遺跡(第40地点) 打出小槌遺跡(第45地点)』 2012年
  • 芦屋市教育委員会 『芦屋市文化財調査報告 第95集 平成8年度国庫補助事業(1) 芦屋市内遺跡発掘調査概要報告書 ―阪神・淡路大震災復旧・復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査― 三条九ノ坪遺跡(第15地点) 月若遺跡(第35・37地点) 月若遺跡(第36地点) 業平遺跡(第26地点) 業平遺跡(第29地点) 業平遺跡(第31地点) 大原遺跡(第21地点)』 2013年
  • 館蔵品紹介 - 兵庫県立考古博物館ホームページ