ロードデンドロン
ロードデンドロン | ||||||||||||
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マグナー夫人の勝負服 | ||||||||||||
欧字表記 | Rhododendron[1] | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牝[2] | |||||||||||
毛色 | 鹿毛[2] | |||||||||||
生誕 | 2014年2月11日[2] | |||||||||||
父 | Galileo[2] | |||||||||||
母 | Halfway to Heaven[2] | |||||||||||
母の父 | Pivotal[2] | |||||||||||
生国 | アイルランド | |||||||||||
生産者 | Orpendale, Chelston & Wynatt[2] | |||||||||||
馬主 |
Mrs John Magnier, Michael Tabor, & Derrick Smith[2] | |||||||||||
調教師 | エイダン・オブライエン( アイルランド) | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 19戦5勝[2] | |||||||||||
獲得賞金 | £1,363,927[2] | |||||||||||
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ロードデンドロン (Rhododendron[1]) はアイルランドの競走馬である。主な勝ち鞍は2016年フィリーズマイル(GI)、2017年オペラ賞(GI)、2018年ロッキンジステークス(GI)。馬名の意味は「ツツジ」。
母ハーフウェイトゥヘヴンは2008年の愛1000ギニー、ナッソーステークス、サンチャリオットステークスの勝ち馬。全妹マジカルは2018年のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス、2019年のタタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークス、チャンピオンステークス、2020年プリティーポリーステークス、タタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークスの勝ち馬[1]。
戦績
[編集]2016年6月にデビュー。初戦は2着であったが、ライアン・ムーアが騎乗した2戦目で初勝利を挙げる。続くデビュータントステークスでエイダン・オブライエン厩舎の僚馬ハイドレンジアを破って重賞初制覇。4戦目のモイグレアスタッドステークスはランフランコ・デットーリが騎乗したが3着に敗れた。年内最終戦となったフィリーズマイルで再びハイドレンジアを下してG1初制覇を果たした[2]。
2017年は英1000ギニーで僚馬ウィンターの2着、英オークスでエネイブルの2着となった後、フランスに遠征してディアヌ賞(仏オークス)に出走したが、レース中に鼻出血を発症し、競走中止となった[3]。出血量が多く、名伯楽オブライエン師も「あのような状況から復帰できる馬は滅多にいない」と述べる状態であったが、回復は意外な程に早く、3ヶ月の休養を経てレースに復帰した。復帰戦のメイトロンステークスでは7着と大敗したが、次戦のオペラ賞では混戦を断ち切って2度目のG1勝利を果たす[4]。その後はブリーダーズカップ・フィリー&メアターフに参戦し、2着となって3歳シーズンを終えた[5]。
2018年は牡馬相手のガネー賞から始動し、クラックスマンの4着となる。次戦のロッキンジステークスは2着ライトニングスピアーとの激しい争いに僅かに競り勝ち、自身3度目、混合戦では初のG1制覇となった[5]。しかし、続くクイーンアンステークスで9着と大敗すると、その後は著しく精彩を欠くレースが続いた。同年秋の英チャンピオンステークス5着を最後に現役を引退した[2]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[2]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2016. 6.24 | カラ | 未勝利 | 芝7f | 2着 | J.ヘファーナン | 2馬身1/4 | Rehana | |
7.28 | グッドウッド | 未勝利 | 芝7f | 1着 | R.ムーア | 1馬身1/4 | (Amabilis) | |
8.21 | カラ | デビュータントステークス | G2 | 芝7f | 1着 | J.ヘファーナン | アタマ | (Hydrangea) |
9.11 | カラ | モイグレアスタッドステークス | G1 | 芝7f | 3着 | L.デットーリ | 1馬身3/4 | Intricately |
10. 7 | ニューマーケット | フィリーズマイル | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 2馬身1/4 | (Hydrangea) |
2017. 5. 7 | ニューマーケット | 英1000ギニー | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | 2馬身 | Winter |
6. 2 | エプソム | 英オークス | G1 | 芝12f | 2着 | R.ムーア | 5馬身 | Enable |
6.18 | シャンティイ | ディアヌ賞 | G1 | 芝10.5f | 中止 | R.ムーア | - | Senga |
9. 9 | レパーズタウン | メイトロンステークス | G1 | 芝8f | 7着 | P.ベギー | 4馬身3/4 | Hydrangea |
10. 1 | シャンティイ | オペラ賞 | G1 | 芝10f | 1着 | J.ヘファーナン | アタマ | (Hydrangea) |
11. 4 | デルマー | BCフィリー&メアターフ | G1 | 芝10f | 2着 | R.ムーア | 1馬身 | Wuheida |
2018. 4.29 | パリロンシャン | ガネー賞 | G1 | 芝10.5f | 4着 | R.ムーア | 5馬身1/2 | Cracksman |
5.19 | ニューベリー | ロッキンジステークス | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 短頭 | (Lightning Spear) |
6.19 | アスコット | クイーンアンステークス | G1 | 芝8f | 9着 | R.ムーア | 5馬身 | Accidental Agent |
8. 2 | グッドウッド | ナッソーステークス | G1 | 芝10f | 6着 | R.ムーア | 8馬身3/4 | Wild Illusion |
8.19 | ドーヴィル | ジャンロマネ賞 | G1 | 芝10f | 9着 | R.ムーア | 34馬身1/2 | Nonza |
9.15 | レパーズタウン | 愛チャンピオンステークス | G1 | 芝10f | 6着 | D.オブライエン | 6馬身3/4 | Roaring Lion |
10. 7 | パリロンシャン | オペラ賞 | G1 | 芝10f | 12着 | D.オブライエン | 25馬身 | Wild Illusion |
10.20 | アスコット | 英チャンピオンステークス | G1 | 芝10f | 5着 | D.オブライエン | 8馬身1/4 | Cracksman |
繁殖牝馬時代
[編集]2019年から繁殖入り。ディープインパクトとの交配のため、日本のノーザンファームに預託された[6]。
2020年に誕生した父ディープインパクトの牡馬はオーギュストロダンと名付けられ、2022年6月1日のデビュー戦で2着、7月2日の2戦目で初勝利を挙げた[7]。9月10日に3戦目となるチャンピオンズジュベナイルステークスを制し重賞初勝利、10月22日に4戦目となるフューチュリティトロフィーを制しG1初勝利を挙げた。[8]
血統表
[編集]ロードデンドロンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Halfway to Heaven 2005 鹿毛 |
Pivotal 1993 栗毛 |
Polar Falcon | Nureyev | |
Marie d'Argonne | ||||
Fearless Revival | Cozzene | |||
Stufida | ||||
母の母 Cassandra Go1996 芦毛 |
Indian Ridge | Ahonoora | ||
Hillbrow | ||||
Rahaam | *セクレト | |||
Fager's Glory | ||||
母系(F-No.) | 3号族(FN:3-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×5×5=18.75%、Special4×5=9.38%、Mr. Prospector4×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
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- 2代母Cassandra Goは2001年のキングズスタンドステークスなど5ハロンの重賞を3勝[9]。
- 4代母Fager's Gloryを祖とする牝系にはPhoto Call[10](2015年ロデオドライブステークス・2016年ファーストレディステークス)、Cross Counter[11](2018年メルボルンカップ)など。日本ではヌーヴォレコルト(2014年優駿牝馬)が同馬を3代母に、ミューチャリー[12](2021年JBCクラシック)が同馬を4代母にもつ近親にあたる。
- そのほかの近親はネイティヴストリート#主要なファミリーラインを参照。
脚注
[編集]- ^ a b c Rhododendron(IRE). JBIS-Search. 2019年8月27日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m Rhododendron | Race Record & Form. Racing Post. 2019年8月23日閲覧
- ^ “Senga wins the Prix de Diane as Rhododendron is pulled up”. Irish Mirror (2017年6月18日). 2019年8月27日閲覧。
- ^ Sean Cronin (2017年10月1日). “Galileo’s Rhododendron Battles to Opera Success”. Thoroughbred Daily News. 2019年8月27日閲覧。
- ^ a b Marcus Armytage (2018年5月19日). “Rhododendron finally prevails to win Lockinge Stakes”. The Telegraph. 2019年8月27日閲覧。
- ^ “Deep Impact, la disparition d’un cheval hors norme”. Jour de Galop (2019年7月30日). 2019年8月27日閲覧。
- ^ “ディープ産駒の良血馬、オーギュストロダンが初勝利”. JRA-VAN ver.World. 2022年7月4日閲覧。
- ^ “オーギュストロダン(Auguste Rodin) | 競馬データベース”. JRA-VAN ver.World. 2022年10月23日閲覧。
- ^ “Cassandra Go(IRE)”. JBIS-Search. 2019年8月23日閲覧。
- ^ “Photo Call(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月24日閲覧。
- ^ 公益社団法人日本軽種馬協会. “Cross Counter(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月24日閲覧。
- ^ “ミューチャリー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post