ウィンター (競走馬)
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ウィンター | |
---|---|
スーザン・マグナーの勝負服 | |
欧字表記 | Winter |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 芦毛 |
生誕 | 2014年2月15日(10歳) |
父 | Galileo |
母 | Laddies Poker Two |
母の父 | Choisir |
生国 | アイルランド |
生産者 | Laddies Poker Two Syndicate |
馬主 | Derrick Smith, Susan Magnier & Michael Tabor |
調教師 |
David Wachman(アイルランド) →Aidan Patrick O'Brien(アイルランド) |
競走成績 | |
生涯成績 | 10戦5勝 |
獲得賞金 | 1,089,592ポンド |
ウィンター(Winter, 2014年2月15日 - ) は、芦毛の競走馬である。主な勝ち鞍は2017年1000ギニー、アイリッシュ1000ギニー、コロネーションステークス、ナッソーステークスである。
経歴
[編集]2歳時(2016年)
[編集]2016年にナース競馬場の未勝利戦でデビューし3着に敗れたが、3戦目の未勝利戦で初勝利となった。
この年に、管理するデイヴィッド・ワックマン調教師の引退に伴い[1]、エイダン・オブライエン厩舎に転厩した。
3歳時(2017年)
[編集]3歳初戦は1000ギニートライアルステークス(G3)であったが、2着に敗れた[2]。しかし、G1初挑戦となった1000ギニー(G1)では、一度先頭に立つと、1番人気のロードデンドロン(Rhododendron)の追撃を振り切って勝利した。更に、ライアン・ムーア騎手に乗り替わって挑んだアイリッシュ1000ギニー(G1)ではローリーポーリー(Roly Poly)に4馬身3/4差をつけて圧勝し[3]、続くコロネーションステークス(G1)でもローリーポーリーに2馬身1/4差をつけて勝利した[4]。次走は古馬初挑戦となるナッソーステークス(G1)に出走し、直線で前の馬を交わすとそのまま突き放して完勝した[5][6]。古馬相手にも勝利したウィンターはメイトロンステークス(G1)に出走し、直線では一旦先頭に立つも、同厩の3歳馬ハイドレンジア(Hydrangea)に頭差交わされて2着に敗れた[7]。その後、凱旋門賞に出走するも9着に終わり、現役を引退し繁殖入りした。
競走成績
[編集]出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016.05.11 | ナース | 未勝利 | 芝6f | 3着 | W.ローダン | 1+1⁄4馬身 | Cuff | |
2016.07.23 | ゴウランパーク | 未勝利 | 芝8f | 3着 | W.ローダン | 4+3⁄4馬身 | Butterflies | |
2016.08.14 | ダンドーク | 未勝利 | AW7f | 1着 | W.ローダン | 1+1⁄4馬身 | (Dreamy Gal) | |
2017.04.08 | レパーズタウン | 1000ギニートライアルS | G3 | 芝7f | 2着 | W.ローダン | アタマ | Hydrangea |
2017.05.07 | ニューマーケット | 1000ギニー | G1 | 芝8f | 1着 | W.ローダン | 2馬身 | (Rhododendron) |
2017.05.28 | カラ | 愛1000ギニー | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 4+3⁄4馬身 | (Roly Poly) |
2017.06.23 | アスコット | コロネーションS | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 2+1⁄4馬身 | (Roly Poly) |
2017.08.03 | グッドウッド | ナッソーS | G1 | 芝10f | 1着 | R.ムーア | 1+1⁄2馬身 | (Blond Me) |
2017.09.09 | レパーズタウン | メイトロンS | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | アタマ | Hydrangea |
2017.10.01 | シャンティイ | 凱旋門賞 | G1 | 芝2400m | 9着 | R.ムーア | 7+1⁄2馬身 | Enable |
繁殖成績
[編集]現役引退後は繁殖牝馬として日本のノーザンファームに預託され、2019年に初仔となる父ディープインパクトの牝馬が誕生した[8]。
馬名 | 誕生年 | 毛色 | 父 | 性 | 厩舎 | 戦績 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初仔 | Only | 2019年 | 黒鹿毛 | ディープインパクト | 牝 | A・オブライエン | デビュー前 | [9] |
血統表
[編集]ウィンターの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Laddies Poker Two 2005 芦毛 |
Choisir 1999 栗毛 |
Danehill Dancer | *デインヒル | |
Mira Adonde | ||||
Great Selection | Lunchtime | |||
Pensive Mood | ||||
母の母 Break of Day2000 芦毛 |
Favorite Trick | Phone Trick | ||
Evil Elaine | ||||
Quelle Affaire | Riverman | |||
Ancient Regime | ||||
母系(F-No.) | (FN:15-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | アウトブリード | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “David Wachman hopes to bow out in style with Rekindling Grade One success” (英語). Irish Times. 2017年9月1日閲覧。
- ^ “英1000ギニーはウィンター快勝、オブライエン師は連日のクラシック制覇”. JRA-VAN Ver.World. (2017年5月8日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “ウィンターが愛1000ギニーも連勝、オブライエン親子で4着まで独占”. JRA-VAN Ver.World. (2017年5月29日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “ウィンターが3歳牝馬G1を3連勝 コロネーションS制覇”. JRA-VAN Ver.World. (2017年6月24日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “欧州にまた注目の3歳牝馬登場 古馬を倒しG1・4連勝のウィンター、凱旋門賞も選択肢に”. netkeiba.com. (2017年8月8日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “凱旋門賞挑戦のサトノダイヤモンドにまたも試練......欧州の「天才少女」エネイブルに続き、13年ぶりの「欧州3歳牝馬マイル三冠」ウィンターも参戦か”. ビジネスジャーナル: p. 2. (2017年8月9日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “G1メイトロンS、ウィンターが僚馬ハイドランジアに不覚”. JRA-VAN Ver.World. (2017年9月10日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ “Imelda Parker@rekrap24”. twitter (2019年6月22日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ “ボラーレ(IRE)”. www.jbis.or.jp. 2021年9月10日閲覧。
- ^ a b c d “ウィンターの血統表”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2017年9月). 2017年9月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post