ロッカバイ・ユア・ベイビー・ウィズ・ア・ディキシー・メロディ
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「ロッカバイ・ユア・ベイビー・ウィズ・ア・ディキシー・メロディ」 | ||||
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アル・ジョルソン の シングル | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポピュラー音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア (Columbia 2560) | |||
作詞・作曲 |
ジーン・シュワルツ(作曲) サム・M・ルイス、ジョー・ヤング(作詞) | |||
アル・ジョルソン シングル 年表 | ||||
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「ロッカバイ・ユア・ベイビー・ウィズ・ア・ディキシー・メロディ」(Rock-a-Bye Your Baby with a Dixie Melody) は、ジーン・シュワルツの作曲、サム・M・ルイスとジョー・ヤングの作詞によるポピュラー音楽の楽曲。この曲はブロードウェイのミュージカル『シンバッド (Sinbad)』でアル・ジョルソンが歌い、1918年に発表された。曲名は、歌詞の一部に基づいているが[1]、より短く「ロッカバイ・ユア・ベイビー」(Rock-a-Bye Your Baby) として言及されることもある[2][3]。
おそらく、この曲の最もよく知られているバージョンは、1918年3月13日に吹き込まれたアル・ジョルソンの録音であり[4]、ジョルソン盤は同年のうちにチャートの首位に達した[5]。
その他のおもな録音
[編集]歌唱
[編集]- アル・ジョルソンは、1932年12月20日にも、ガイ・ロンバルドと彼のロイヤル・カナディアンズとともに、この曲を録音した[6]。さらにジョルソンは、1946年3月27日にも、モリス・ストロフ指揮の楽団とともにこの曲を録音している[7]。
- アーサー・フィールズによる録音は、1918年に9位に達するヒットとなったとされている[8]。
- ディーン・マーティンは、この曲を1950年4月28日に録音した[9]。
- ジュディ・ガーランドは、この曲を1955年のアルバム『Miss Show Business』で取り上げ、さらに1960年の録音がコンピレーション・アルバム『The London Sessions』に収められた[10]。さらに1961年のライブ・アルバム『Judy at Carnegie Hall』でも、この曲が取り上げられている[11]。
- ジェリー・ルイスによるバージョンは、1956年にトップ10入りするヒットとなり[12]、ゴールドディスクとなった。
- ブレンダ・リーは、1959年のアルバム『Grandma, What Great Songs You Sang!』にこの曲を収録した[13]。
- コニー・フランシスも、1959年はじめにこの曲を録音し、アルバム『The Exciting Connie Francis』に収録した[14]。
- アレサ・フランクリンも、あまり知られていないが、この曲を吹き込んで[15]、1962年のアルバム『The Electrifying Aretha Franklin』に収録しており[16]、このバージョンは『キャッシュボックス』誌のチャートで最高24位、『ビルボード』誌の「Billboard Hot 100」チャートでは最高37位まで上昇した[17]。後にこの音源は、カバー曲を集めた2011年のコンピレーション・アルバム『グレイト・アメリカン・ソングブック』にも収められた[18]。
- ビング・クロスビーは、この曲を吹き込んで、1965年のアルバム『Bing Crosby's Treasury - The Songs I Love』に収録した[2]。
- サミー・デイヴィスJr.は、ライブ・ショーでこの曲をしばしば取り上げ、1962年のライブ・アルバム『At The Cocoanut Grove』にもこの曲を収録した[19]。
- シェールは、アルバム『Bittersweet White Light』でこの曲を取り上げた[20]。
インストゥルメンタル
[編集]- ソニー・ロリンズは、1958年のアルバム『コンテンポラリー・リーダーズ (Sonny Rollins and the Contemporary Leaders)』でこの曲を録音しており[21][22]、他にもレイ・ブラウン[3]、アール・ハインズ[23]、ウディ・ハーマンと彼の楽団[24]、高柳昌行[25]、世良譲[26]らがこの曲を取り上げている。
映画作品における歌唱
[編集]- 農園シーンでの歌 (A Plantation Act) (1926) - アル・ジョルソン
- The Show of Shows (1929) - シド・シルヴァース[27]
- The Singing Kid (1936) - アル・ジョルソン - 冒頭のメドレー[28]
- ワシントン広場の薔薇 (Rose of Washington Square) (1939) - アル・ジョルソン[29][30]
- The Merry Monahans (1944) - ドナルド・オコーナー[31]
- ジョルスン物語 (The Jolson Story) (1946) - アル・ジョルソン
- ジョルスン再び歌う (Jolson Sings Again) (1949) - アル・ジョルソン
- 愛と追憶の日々 (Terms of Endearment) (1983) - ジュディ・ガーランドのバージョンが流れる[32]
脚注
[編集]- ^ “Rock-A-Bye Your Baby (With A Dixie Melody) Al Jolson”. Genius Media Group Inc.. 2018年6月29日閲覧。
- ^ a b The Longines Symphonette – Bing Crosby's Treasury - The Songs I Love - Discogs (発売一覧)
- ^ a b Ray Brown – Jazz Cello - Discogs (発売一覧)
- ^ Goldman, Herbert G. (1988). Jolson: The Legend Comes to Life. New York: Oxford University Press. p. 379. ISBN 0-19-506329-5
- ^ Al Jolson, "Rock-a-Bye Your Baby with a Dixie Melody" Chart Position Retrieved September 14, 2013
- ^ Whitburn, Joel (1986). Joel Whitburn's Pop Memories 1890-1954. Wisconsin, USA: Record Research Inc. p. 388. ISBN 0-89820-083-0
- ^ Whitburn, Joel (1986). Joel Whitburn's Pop Memories 1890-1954. Wisconsin, USA: Record Research Inc. p. 389. ISBN 0-89820-083-0
- ^ Whitburn, Joel (1986). Joel Whitburn's Pop Memories 1890-1954. Wisconsin, USA: Record Research Inc. p. 155. ISBN 0-89820-083-0
- ^ Tosches, Nick (1992). Dino: Living High in the Dirty Business of Dreams. New York: Dell Publishing. p. 581. ISBN 0-440-21412-2
- ^ “allmusic.com”. allmusic.com. 2017年5月20日閲覧。
- ^ Judy Garland – Judy At Carnegie Hall - Judy In Person - Discogs (発売一覧)
- ^ Whitburn, Joel (2004). The Billboard Book of Top 40 Hits (8th ed.). New York: Billboard Books. p. 367. ISBN 0-8230-7499-4
- ^ Grandma, What Great Songs You Sang! - Discogs (発売一覧)
- ^ Connie Francis – The Exciting Connie Francis - Discogs (発売一覧)
- ^ Gilliland, John (1969). "Show 52 – The Soul Reformation: Phase three, soul music at the summit. [Part 8] : UNT Digital Library" (audio). Pop Chronicles. University of North Texas Libraries. Track 2.
- ^ Aretha Franklin – The Electrifying Aretha Franklin - Discogs (発売一覧)
- ^ Aretha Franklin, "Rock-a-Bye Your Baby with a Dixie Melody" Chart Position Retrieved September 14, 2013
- ^ Aretha Franklin – The Great American Songbook - Discogs
- ^ Sammy Davis Jr. – At The Cocoanut Grove - Discogs (発売一覧)
- ^ Chér* – Bittersweet White Light - Discogs (発売一覧)
- ^ Sonny Rollins – Sonny Rollins And The Contemporary Leaders - Discogs (発売一覧)
- ^ メンバーはソニー・ロリンズのほか、ハンプトン・ホーズ(ピアノ)、バーニー・ケッセル(ギター)、リロイ・ヴィネガー(ベース)、シェリー・マン(ドラムス)。山口克巳『ジャズ名盤セレクション:レーベルとプレスによるLPレコードの音質の差異』誠文堂新光社、2015年6月1日、206頁。 Google books
- ^ Earl Hines – Jazz Meanz Hines! - Discogs (発売一覧)
- ^ Woody Herman And His Swinging Herd* – The Jazz Swinger - Discogs (発売一覧)
- ^ Takayanagi Masayuki* – A Jazzy Profile Of Jojo - Discogs (発売一覧)
- ^ Yuzuru Sera & His "Young" Friends – Swing On Birdland - Discogs
- ^ “Internet Movie Database”. imdb.com. 2017年5月20日閲覧。
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- ^ Al Jolson singing "Rock-a-Bye Your Baby with a Dixie Melody" in Rose of Washington Square (1939) on YouTube (audio only)
- ^ “Internet Movie Database”. imdb.com. 2017年5月20日閲覧。
- ^ “Internet Movie Database”. imdb.com. 2017年5月20日閲覧。