レフラー症候群
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レフラー症候群(レフラーしょうこうぐん、英: Löffler syndrome[1])は、好酸球性肺疾患の一病型[2]の急性肺炎。二次性好酸球増多症に分類される[3]。レフレル症候群ともいう[4]。
概要
[編集]主症状は主に咳、発熱、呼吸困難、胸部レントゲン写真での肺浸潤影、末梢血好酸球増多などがある[5]。
しかし、どれも軽度かつ一過性で通常1か月以内に消散するとされている。寄生虫、特にヒト回虫感染の場合もあるが、それが認められない例もある[6]。
治療はコルチコステロイドによる対症療法であり[2]、充分な効果を発揮する[7]。
研究
[編集]京都府立医科大学の医学部教授の有薗直樹は、『線虫感染によるレフラー症候群の病態発生機序に関する研究』という研究を1995年から1996年にかけて出版している[8][9]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 『図説人体寄生虫学9版』 。
- ^ a b “レフレル症候群 - 05. 肺疾患”. MSDマニュアル プロフェッショナル版. 2020年8月4日閲覧。
- ^ 茆原順一, 伊藤亘「6.好酸球増多を伴う疾患の種類と診断(IX.好酸球増多を主徴とする疾患,専門医のためのアレルギー学講座)」『アレルギー』第60巻第6号、日本アレルギー学会、2011年、676-681頁、doi:10.15036/arerugi.60.676、ISSN 0021-4884、NAID 110008673088、2020年9月14日閲覧。
- ^ 第2版, 世界大百科事典. “レフラー症候群(レフラーしょうこうぐん)とは”. コトバンク. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “回虫症|電子コンテンツ|日本医事新報社”. www.jmedj.co.jp. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “好酸球性肺疾患”. freeverb3vst.osdn.jp. 2020年8月4日閲覧。
- ^ Osada, Manabu. “非アレルギー性単純好酸球性肺炎 - レフラー症候群 - 症例報告研究 - Bibgraph(ビブグラフ)| PubMedを日本語で論文検索”. Bibgraph(ビブグラフ). 2020年8月4日閲覧。
- ^ “線虫感染によるレフラー症候群の病態発生機序に関する研究”. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “線虫感染によるレフラ-症候群の病態発生機序に関する研究”. 2020年8月4日閲覧。