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リーヴ・マイ・キトゥン・アローン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リトル・ウィリー・ジョン > リーヴ・マイ・キトゥン・アローン
ビートルズ > 曲名リスト > リーヴ・マイ・キトゥン・アローン
「リーヴ・マイ・キトゥン・アローン」
リトル・ウィリー・ジョンシングル
B面 Let Nobody Love You
リリース
規格 7インチシングル
録音
ジャンル R&B[1]
時間
レーベル キング・レコード
作詞・作曲
チャート最高順位
リトル・ウィリー・ジョン シングル 年表
  • Made for Me
  • (1959年)
  • リーヴ・マイ・キトゥン・アローン
  • (1959年)
  • Let Them Talk
  • (1959年)
ミュージックビデオ
Leave My Kitten Alone - YouTube
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リーヴ・マイ・キトゥン・アローン」(Leave My Kitten Alone)は、リトル・ウィリー・ジョンの楽曲である。1959年6月にシングル盤として発売され、B面には「Let Nobody Love You」が収録された。作詞作曲は、ジョン、タイタス・ターナー英語版、ジェームズ・マクドゥーガルの3人が手がけた。後にジョニー・プレストン英語版ビートルズらによってカバーされた。

オリジナル・バージョン

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キング・レコードは、1959年6月にシングル盤『リーヴ・マイ・キトゥン・アローン』を発売し、B面には「Let Nobody Love You」を収録。このシングル盤は、『ビルボード』誌のR&Bチャートで最高位13位[2]、同誌のポップチャートで最高位60位を記録した[2]

『ビルボード』誌は、本作のシングル盤について「ヒットチャートに返り咲く可能性のある2つの有力なエントリーを持っている」とし、本作について「ニューオリンズ系の強力なオーケストラをバックにした、気持ちのこもったベルトを披露している」と評している[4]

クレジット(リトル・ウィリー・ジョン版)

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※出典[5]

ビートルズによるカバー

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リーヴ・マイ・キトゥン・アローン
ビートルズ楽曲
収録アルバムザ・ビートルズ・アンソロジー1
英語名Leave My Kitten Alone
リリース1995年11月20日
録音
ジャンルロック
時間2分56秒
レーベルアップル・レコード
作詞者
  • リトル・ウィリー・ジョン
  • タイタス・ターナー
  • ジェームズ・マクドゥーガル
作曲者
  • リトル・ウィリー・ジョン
  • タイタス・ターナー
  • ジェームズ・マクドゥーガル
プロデュースジョージ・マーティン
ザ・ビートルズ・アンソロジー1 収録曲
ミスター・ムーンライト
(21)
リーヴ・マイ・キトゥン・アローン
(22)
ノー・リプライ
(23)

ビートルズは、アルバム『ビートルズ・フォー・セール』のためのレコーディング・セッションを行っていた1964年8月14日に「リーヴ・マイ・キトゥン・アローン」のカバー・バージョンのレコーディングを行った[6]。レコーディングは、EMIレコーディング・スタジオのスタジオ2で行なわれた[7]。5テイク録音され、ジョン・レノンダブルトラッキングされたリード・ボーカル、リンゴ・スタータンバリンポール・マッカートニーピアノオーバー・ダビングされた[8]。しかし、同日の夜を境に本作は放棄されることとなり、18年にもわたって発売に向けたミキシングが行われることはなかった[8]

レコーディングから18年後の1982年、ジョン・バレットが翌年にアビー・ロード・スタジオのパブリック・ツアーの一環として上映された『The Beatles at Abbey Road』用にリミックスを行った[9]。1984年にジェフ・エメリックによって未発表のテイクを集めたアルバム『セッションズ英語版』用にリミックスが行なわれ、1994年にジョージ・マーティンによって『ザ・ビートルズ・アンソロジー』プロジェクト用にリミックスが行なわれた[9]。マーティンによるリミックス・バージョンが、翌年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に収録された[10]

ビートルズの歴史家であるマーク・ルイソン英語版は、本作と同日にレコーディングが行われた「ミスター・ムーンライト」と比較し、「あとから考えると、『リーヴ・マイ・キトゥン・アローン』のほうがアルバムに収録するのにふさわしかったかもしれない」と述べている[6]

クレジット(ビートルズ版)

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※出典[7]

その他のアーティストによるカバー

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脚注

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出典

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  1. ^ Humphiries, Patrick; Dogget, Peter (2010). The Beatles: The Music And The Myth. London: Omnibus Press. p. 61. ISBN 978-0-857-12361-9. "... Little Willie John's R&B standard, ‘Leave My Kitten Alone’..." 
  2. ^ a b c Whitburn 2004, p. 228.
  3. ^ Whitburn 2003, p. 362.
  4. ^ “Reviews of This Week's Singles”. Billboard (Nielsen Business Media, Inc.): 69. (22 June 1959). https://books.google.co.jp/books?id=WCAEAAAAMBAJ&pg=PA69&dq=leave+my+kitten+alone+little+willie+john+billboard&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjlwIah9ZHzAhWSe94KHcQXC_44ChDoAXoECAgQAg#v=onepage&q=leave%20my%20kitten%20alone%20little%20willie%20john%20billboard&f=false. 
  5. ^ Fancount, Les; McGrath, Bob (2006). The Blues Discography 1943-1970: The Classic Years. Eyeball Productions. p. 309. ISBN 978-0-968-64457-7 
  6. ^ a b Lewisohn 1988, p. 48.
  7. ^ a b MacDonald 2007, p. 127.
  8. ^ a b Womack 2017, p. 273.
  9. ^ a b Womack 2016, p. 273.
  10. ^ Lewisohn 1995, p. 43.
  11. ^ The Hot 100 Chart”. Billboard. 2021年9月22日閲覧。
  12. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Kojak Variety - Elvis Costello | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Network. 2021年9月22日閲覧。
  13. ^ Titans of R&B - Titus Turner | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年9月22日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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