ラ・スクムーン
ラ・スクムーン | |
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La Scoumoune | |
監督 | ジョゼ・ジョヴァンニ |
脚本 | ジョゼ・ジョヴァンニ |
原作 |
ジョゼ・ジョヴァンニ 『ひとり狼』 |
製作 | レイモン・ダノン |
出演者 |
ジャン=ポール・ベルモンド クラウディア・カルディナーレ |
音楽 | フランソワ・ド・ルーベ |
撮影 | アンドレア・ウィンディング |
編集 | フランソワーズ・ジャヴェ |
製作会社 | リラ・フィルム |
配給 |
スタジオカナル NCC |
公開 |
1972年12月12日 1973年6月16日 |
上映時間 | 108分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
前作 | 昔のトムはどこへ? |
次作 | 暗黒街のふたり |
『ラ・スクムーン』(原題: La Scoumoune)は、1972年のフランスの暗黒映画(フィルム・ノワール)。 監督はジョゼ・ジョヴァンニ、出演はジャン=ポール・ベルモンドとクラウディア・カルディナーレなど。 ジョゼ・ジョヴァンニの1958年の小説『ひとり狼(原題:L’Excommunié)』をジョヴァンニ自らの脚色・監督で映画化した作品である。またジャン・ベッケル監督の1961年公開の『勝負をつけろ』も『ひとり狼』を原作とした作品であり、ジョヴァンニ自身がベッケルと共に脚本を担当しており、主演も同じくジャン=ポール・ベルモンドである。 なお、原作小説はジョヴァンニ監督が、若い時にペルピニヤン・サンテ監獄で知り合った実在の一匹狼をモデルにした作品である[1]。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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日本テレビ版 | ||
ロベルト | ジャン=ポール・ベルモンド | 今井健二 |
ジョルジア | クラウディア・カルディナーレ | 小原乃梨子 |
ザビエ | ミシェル・コンスタンタン | 内藤武敏 |
ビアノバ | アルド・バフィ・ランディ | 南原宏治 |
ストリング(フィセル) | アラン・モテ | 草薙幸二郎 |
エレガント(オシャレ) | ミシェル・ペイルロン | 上田敏也 |
ミグリ(ミゲル) | エンリケ・ルセロ | 小林勝彦 |
ファンファン | フィリップ・ブリザール | 円谷文彦 |
ボナマン | マルク・エイロー | 野本礼三 |
リドー | アルベール・オージエ | 村松康雄 |
クラブ・オーナー | ニコラス・ボーゲル | 飯塚昭三 |
オシャレのジャノ | ジャック・ブルネ | 青野武 |
若いギャング | ジェラール・ドパルデュー | |
カーロ(カルロ) | ジャック・ドバリー | |
弁護士 | ジャン=クロード・ミシェル | |
所長 | ピエール・コレ | |
シプリアーノ | ルチアーノ・カテナッチ | |
ペペ | ジャン・ゲミン | |
モリス | アンリ・ヴィルベール | |
ヤコブ | ジャック・リスパル | |
爆死する囚人 | ドミニック・ザルディ | |
フレディ | ガブリエル・ブリアン | |
ビアノバの情婦 | マリー=クロード・メストラル | |
強盗 | エルヴェ・サンド | |
技師 | ピエール・ダニー | |
不明 その他 |
藤本譲 徳丸完 糸博 国坂伸 峰恵研 坂井志満 三枝みち子 | |
演出 | 田島荘三 | |
翻訳 | 大野隆一 | |
効果 | 美見プロ | |
調整 | ||
制作 | コスモプロモーション | |
解説 | 水野晴郎 | |
初回放送 | 1975年6月11日 『水曜ロードショー』 |
スタッフ
[編集]- 監督:ジョゼ・ジョヴァンニ
- 製作:レイモン・ダノン
- 脚本:ジョゼ・ジョヴァンニ
- 音楽:フランソワ・ド・ルーベ
- 撮影:アンドレア・ウィンディング
- 字幕監修:高瀬鎮夫
本作の評価やファンなど
[編集]『映画秘宝』のオールタイムベスト2017において漫画家の島田虎之介が本作を自身のベスト10に入れている[2]。
宇多丸のラジオ「アフター6ジャンクション」の2020年のベルモンド特集において、江戸木純をゲストに招きベルモンド特集を放送したが、ベルモンドの大ファンである、江戸木とちがい宇多丸は、それほど熱心にベルモンドは見ていないが、フレンチノワールのファンということもあり、ベルモンドの「いぬ」と共に本作は大好きな作品であると発言[3]。
フレンチ・ノワールから影響を受けたことで知られている香港のジョン・ウーが絶賛している作品であり、「男たちの挽歌」の二丁拳銃は本作のベルモンドの影響である[4]
淀川長治は著書で試写で鑑賞した本作を「フランス暗黒街もの。ベルモンド貫禄示す。」と寸評を書き、『ブルー・ハワイ』と共に東京12チャンネル(現・テレビ東京)の『淀川長治の映画専科』で解説と共に紹介した[5]。
出典
[編集]- ^ “ラ・スクムーン - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 『映画秘宝EX 究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10』135p
- ^ https://poddtoppen.se/podcast/1505337177/tbs 特集:ルパン三世のモデル!ジャン=ポール・ベルモンド特集!by江戸木純
- ^ 上映7作品の名場面の数々が 「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3」予告編&ポスター公開 https://realsound.jp/movie/2022/06/post-1059436.html
- ^ 淀川長治『サヨナラ先生の映画歳時記 上』2009年6月10日、近代映画社、205p。