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ライトクオンタム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ライトクオンタム
2023年桜花賞
欧字表記 Light Quantum[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2020年2月4日(4歳)[1]
抹消日 2024年6月20日
ディープインパクト[1]
イルミナント[1]
母の父 Quality Road[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 (有)社台レースホース[1]
調教師 武幸四郎栗東[1]
競走成績
生涯成績 8戦2勝[1]
獲得賞金 5713万6000円[1]
勝ち鞍
GIII シンザン記念 2023年
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ライトクオンタム(欧字名:Light Quantum2020年2月4日 - )は、日本競走馬[1]2023年シンザン記念の勝ち馬である。

馬名の意味は、光量子。宇宙で一番速い光の粒子[2]

戦績

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デビュー前

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2022年11月12日に東京競馬場の第5レースの牝馬限定の新馬戦でデビューする前に、芝コースでの1週前追い切りで5F66秒8〜1F11秒8を記録した[3]。デビュー戦でコンビを組んだクリストフ・ルメール騎手は「まだ子供っぽさはあるけど悪くない。軽いフットワークで、さすがディープインパクト」と話していた[3]

2歳(2022年)

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2022年11月12日、東京競馬場の第5レースの2歳新馬戦(牝馬限定、芝1600m)でデビュー。2着に2馬身半差をつけて勝利をおさめた[4]

3歳(2023年)

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3歳シーズンは重賞初挑戦となる1月8日のシンザン記念より始動。デビュー戦で鞍上を務めたルメールが不在だったため、武豊に乗り替わりとなった。スタートで少し出遅れるも、直線コースで馬場の真ん中から追い込んで、逃げ粘るペースセッティングをゴール前で差し切り、デビュー2連勝での重賞初優勝を飾った[5][6]

次戦は牝馬クラシックの1冠目・桜花賞に直行[7][8]。スタートは順調に決めたものの、直線での伸びがなく8着に敗退。鞍上の武豊は敗因をポジション取りに求めた[9]。5月21日のオークスでは田辺裕信とのコンビで挑み、スタートからハナに立って逃げるも直線で失速し17着と大敗を喫した。古馬との初対戦となった7月30日のクイーンステークスでは道中軽快に逃げを打ったが直線で一杯になり9着、休養を挟んで12月16日のターコイズステークスでは中団のやや前でレースを進め、直線で懸命に追い上げるも5着に敗れた。

4歳(2024年)

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2月4日の小倉日経オープンで始動。レースでは中団からしぶとく脚を伸ばして3着と好走する。4月20日の福島牝馬ステークスでは道中後方で脚を溜めるも3コーナー付近で先に落馬したシンリョクカを鞍上の吉田隼人が避け切れず落馬して競走中止となった。その後、左後肢の飛節に腫れが見られたため治療を行っていたが、側副靱帯の損傷が発覚したため、6月19日に所有する社台サラブレッドクラブにより現役を引退して生まれ故郷の社台ファームで繁殖牝馬となることが発表された[10]。翌20日にJRAの競走馬登録を抹消された[11]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[12]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.11.12 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 11 8 11 002.90(1人) 01着 R1:34.1(34.0) -0.4 0C.ルメール 54 (アンリーロード) 426
2023.01.08 中京 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 7 2 2 003.00(2人) 01着 R1:33.7(34.6) -0.1 0武豊 54 (ペースセッティング) 428
0000.04.09 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 1 2 008.00(2人) 08着 R1:32.9(34.3) -0.8 0武豊 55 リバティアイランド 428
0000.05.21 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 1 2 061.9(12人) 17着 R2:27.1(39.1) -4.0 0田辺裕信 55 リバティアイランド 432
0000.07.30 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 14 3 3 009.00(6人) 09着 R1:47.3(35.7) -0.6 0武豊 52 ドゥーラ 424
0000.12.16 中山 ターコイズS GIII 芝1600m(良) 16 4 8 072.5(14人) 05着 R1:33.2(34.3) -0.5 0大野拓弥 53 フィアスプライド 426
2024.02.04 小倉 小倉日経OP OP 芝2000m(重) 9 2 2 004.30(3人) 03着 R2:04.2(37.6) -0.1 0吉田隼人 54 ダンディズム 422
0000.04.20 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 7 13 013.50(7人) 競走中止 0吉田隼人 55 コスタボニータ 426

血統表

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ライトクオンタム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ディープインパクト
2002 鹿毛
北海道早来町
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

*イルミナント
Illuminant
2012 青鹿毛
Quality Road
2006 鹿毛 アメリカ
Elusive Quality Gone West
Touch of Greatness
Kobla Strawberry Road
Winglet
母の母
Sparkling Number
1992 黒鹿毛 アメリカ
Polish Numbers Danzig
Numbered Account
Sunny Sparkler Sunny Clime
War Sparkler
母系(F-No.) (FN:A1) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13]


脚注

[編集]

注釈

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出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ライトクオンタム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月21日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報 - ライトクオンタム”. 日本中央競馬会. 2023年5月21日閲覧。
  3. ^ a b ディープ最終世代 ライトクオンタムが12日デビュー ルメール「軽いフットワーク」」『スポーツニッポン』2022年11月10日。2023年1月8日閲覧。
  4. ^ ライトクオンタムが逃げ切り初陣V ルメール騎手「さすがディープの子です」/新馬戦」『日刊スポーツ』2022年11月12日。2023年1月8日閲覧。
  5. ^ 【シンザン記念】武豊ライトクオンタム重賞制覇「いい馬。楽しみ」ディープ最終世代がクラシック名乗り」『スポーツニッポン』2023年1月8日。2023年1月8日閲覧。
  6. ^ 【シンザン記念結果】ディープ最終世代ライトクオンタムが無傷2連勝 武豊騎手はJRA重賞37年連続V&350勝達成」『netkeiba.com』2023年1月8日。2023年1月8日閲覧。
  7. ^ 【次走】ライトクオンタムが武豊騎手とのコンビで桜花賞へ」『netkeiba.com』2023年3月2日。2023年3月5日閲覧。
  8. ^ 【3歳次走報】シンザン記念1着ライトクオンタムは桜花賞へ向かう」『サンケイスポーツ』2023年3月2日。2023年3月5日閲覧。
  9. ^ 【桜花賞】武豊ライトクオンタムは8着「ゴチャゴチャしたポジションも初めてで…」スポニチ競馬(2023年4月9日)2023年4月10日閲覧。
  10. ^ ディープ産駒最終世代ライトクオンタムが引退して繁殖入り、武豊騎手で昨年シンザン記念V日刊スポーツ、2024年6月19日配信・閲覧
  11. ^ ライトクオンタムの競走馬登録抹消2024年6月20日配信・閲覧
  12. ^ ライトクオンタムの競走成績”. netkeiba.com. 2023年7月30日閲覧。
  13. ^ a b c 5代血統表|血統情報|ライトクオンタム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年4月26日閲覧。
  14. ^ ライトクオンタム - Light Quantum - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2023年1月9日閲覧。

外部リンク

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