シンリョクカ
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
シンリョクカ | ||||||
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第84回優駿牝馬(オークス)パドック (2023年5月21日) | ||||||
欧字表記 | Shinryokuka[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2020年1月24日(4歳)[1] | |||||
父 | サトノダイヤモンド[1] | |||||
母 | レイカーラ[1] | |||||
母の父 | キングカメハメハ[1] | |||||
生国 | 日本(北海道日高町) | |||||
生産者 | 下河辺牧場[1] | |||||
馬主 | 由井健太郎[1] | |||||
調教師 | 竹内正洋(美浦)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 11戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 |
1億2138万8000円[1] (2024年11月10日現在) | |||||
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シンリョクカ(欧字名:Shinryokuka、2020年1月24日 - )は日本の競走馬。主な勝ち鞍に2024年の新潟記念。
戦績
[編集]2022年10月10日、東京競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1600m)で、吉田豊を背にデビュー。直線で鋭く脚を伸ばし、3馬身半差の圧勝でデビュー戦での初勝利を飾った[3]。12月11日、初の重賞挑戦で阪神ジュベナイルフィリーズに出走。鞍上は木幡初也に乗り替わった。12番人気の伏兵評価ながら、後の三冠牝馬であるリバティアイランドに食らいつき、2着に大健闘した[4]。
吉田豊が鞍上に復帰した3歳シーズン初戦の桜花賞は6着、優駿牝馬は5着に敗れる。秋初戦の府中牝馬ステークスは3番人気に支持されたが、直線で伸びず10着に沈んだ[5]。次走のエリザベス女王杯(9着)からは再び木幡初也に乗り替わった。
4歳シーズン初戦の日経新春杯は10着大敗。3月9日の中山牝馬ステークスはしぶとく足を伸ばし、阪神JF以来の馬券圏内となる3着に好走した[6]。4月20日の福島牝馬ステークスは3コーナーで前の馬に接触したことが原因で転倒・競走中止。これに後続のライトクオンタムも巻き込まれ、木幡騎手は右腕の負傷、ライトクオンタム鞍上の吉田隼人騎手は福島市内の病院へ搬送された[7]。落馬事故から約4か月半の休養を挟み、9月1日に新潟記念に出走。道中は2番手を追走して先頭に立つと、最後方から追い上げてきたセレシオンをハナ差退け、重賞初制覇を果たした。鞍上の木幡初也騎手、管理する竹内正洋調教師としても、これが初のJRA重賞勝利となった[8][9][10]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[11]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2022.10.10 | 東京 | 2歳新馬 | 芝1600m(稍) | 13 | 5 | 7 | 8.2 (4人) | 1着 | 1:36.6(33.4) | -0.6 | 吉田豊 | 54 | (エピメテウス) | 440 | |
12.11 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 3 | 53.9(12人) | 2着 | 1:33.5(35.9) | 0.4 | 木幡初也 | 54 | リバティアイランド | 440 |
2023. 4. 9 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 6 | 11 | 32.7 (9人) | 6着 | 1:32.7(33.8) | 0.6 | 吉田豊 | 55 | リバティアイランド | 434 |
5.21 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 8 | 17 | 24.4 (7人) | 5着 | 2:24.4(35.1) | 1.3 | 吉田豊 | 55 | リバティアイランド | 442 |
10.14 | 東京 | 府中牝馬S | GII | 芝1800m(良) | 13 | 7 | 11 | 5.0 (3人) | 10着 | 1:46.9(33.7) | 0.8 | 吉田豊 | 53 | ディヴィーナ | 462 |
11.12 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 15 | 5 | 8 | 72.6(12人) | 9着 | 2:13.1(34.7) | 0.5 | 木幡初也 | 54 | ブレイディヴェーグ | 460 |
2024. 1.14 | 京都 | 日経新春杯 | GII | 芝2400m(良) | 14 | 7 | 12 | 17.9 (7人) | 10着 | 2:25.3(37.7) | 1.6 | 木幡初也 | 53 | ブローザホーン | 464 |
3. 9 | 中山 | 中山牝馬S | GIII | 芝1800m(稍) | 16 | 3 | 5 | 9.4 (6人) | 3着 | 1:49.1(35.9) | 0.1 | 木幡初也 | 54 | コンクシェル | 464 |
4.20 | 福島 | 福島牝馬S | GIII | 芝1800m(良) | 16 | 8 | 15 | 6.2 (3人) | 競走中止 | 木幡初也 | 55 | コスタボニータ | 458 | ||
9. 1 | 新潟 | 新潟記念 | GIII | 芝2000m(良) | 11 | 4 | 4 | 26.0 (8人) | 1着 | 1:58.0(34.4) | 0.0 | 木幡初也 | 54 | (セレシオン) | 458 |
11.10 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 17 | 4 | 8 | 12.9 (6人) | 4着 | 2:11.6(34.6) | 0.5 | 木幡初也 | 56 | スタニングローズ | 462 |
- 競走成績は2024年11月10日現在
血統表
[編集]シンリョクカの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 サトノダイヤモンド 2013 鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *マルペンサMalpensa 2006 鹿毛 |
Orpen | Lure | ||
Bonita Francita | ||||
Marsella | *サザンヘイロー | |||
Riviere | ||||
母 レイカーラ 2009 鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
母の母 *カーラパワー1998 鹿毛 |
Caerleon | Nijinsky | ||
Foreseer | ||||
Jabali | Shirley Heights | |||
Toute Cy | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-u) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Halo:S4×S5 | [§ 4] | ||
出典 |
- 半姉インターミッション(父ディープインパクト)は2020年のアネモネステークス勝ち馬。
- 母レイカーラは2013年ターコイズステークス勝ち馬で、その半兄(本馬の伯父)に2014年マイルチャンピオンシップ勝ち馬のダノンシャークがいる。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “シンリョクカ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年9月1日閲覧。
- ^ “競走馬情報 シンリョクカ”. 日本中央競馬会. 2024年9月1日閲覧。
- ^ “【東京5R新馬戦結果】サトノダイヤモンド産駒シンリョクカが3馬身半差圧勝”. netkeiba.com (2022年10月10日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “【阪神JF】12番人気シンリョクカ大健闘の2着 木幡初「ここまできたら勝ちたかった」”. netkeiba.com (2022年12月11日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “【府中牝馬S】3歳馬シンリョクカは直線反応なく10着 吉田豊「極端な競馬をしても良かったかもしれない」”. 東スポ競馬 (2023年10月14日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “【中山牝馬S】近走大敗続きのシンリョクカがしぶとく伸びて3着 久々の好走に木幡初「牝馬限定の重賞ならば力があります」”. 東スポ競馬 (2024年3月9日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “福島牝馬Sで落馬の木幡初也騎手は右腕負傷、吉田隼人騎手は福島市内の病院へ搬送 JRA発表”. 日刊スポーツ (2024年4月20日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ 「【新潟記念】シンリョクカが重賞初制覇 木幡初也騎手と竹内調教師もうれしい初タイトル」『スポーツ報知』2024年9月1日。2024年9月1日閲覧。
- ^ 「【新潟記念結果】シンリョクカが激戦を制し復活V 人馬ともに重賞初制覇」『netkeiba』2024年9月1日。2024年9月1日閲覧。
- ^ 「【新潟記念】シンリョクカが新馬戦以来の勝利となる重賞初V」『サンケイスポーツ』2024年9月1日。2024年9月1日閲覧。
- ^ "シンリョクカの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年9月1日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|シンリョクカ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年9月1日閲覧。
- ^ “シンリョクカの血統データ”. 競馬ラボ. 2024年9月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post