ユダヤ史関連人物の一覧
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ユダヤ史関連人物の一覧(ユダヤしかんれんじんぶつのいちらん)は、族長時代から20世紀までユダヤ人の社会・政治・文化に影響を及ぼした人物、ラビ、宮廷ユダヤ人、ユダヤ教に基づく哲学者、ユダヤ系出自のキリスト教・イスラム教への貢献者などの一覧。
紀元前11世紀以前
[編集]アブラハムからモーセ、イスラエルの地への定着までの物語の期間を「族長時代」という。
考古的・科学的な研究は「古代オリエント」も参照。
→「聖書の登場人物の一覧」も参照
- アブラハム(アブラム)・ベン・テラ Abraham
- イサク Isaac
- ヨセフ Joseph
- ヤコブ(イスラエル) Jacob :旧約聖書でイスラエルの十二部族の父と書かれる
- モーセ Moses
- アロン Aaron
- ヨシュア(イェホーシュア、もとホーシェーア) Joshua:預言者。民数記、ヨシュア記に登場
- サムエル(シェムーエール) Samuel:士師、預言者
紀元前10世紀
[編集]- サウル(シャーウール) Saul
- ダビデ Dawidh (在位前1000年-前961年頃):詩篇作者とも伝えられる。
- ナタン Nātan(預言者)
- ソロモン王 Solomon (紀元前1035年頃-前925頃(?)):雅歌作者とも伝えられる。
紀元前9世紀
[編集]預言者の一覧は旧約聖書の預言者の一覧(Liste der Propheten des Alten Testaments) を参照
紀元前8世紀
[編集]- アモス ‘amos, Amos:預言者
- イザヤ Ysha'yah, Isaiah:後の預言者(三大預言者)
- ミカ Mikhah, Micah:預言者
- ホセア (預言者) Hoshea‘, Hosea:ヤロブアム2世時代の北王国の預言者
- ヨナ Yonah, Jonah :ニネベへ赴いたことで知られる預言者
紀元前7世紀
[編集]- ハバクク Chabhaqquq, Habbakuk:預言者
- ゼパニヤ Tzphanyah, Zephaniah:預言者
- ナホム Nachum, Nahum:預言者
- エレミヤ Yirmyah, Jeremiah (紀元前650年?-紀元前585年?):後の預言者(三大預言者)
紀元前6世紀
[編集]- エゼキエル Ychezqel, Ezekiel:後の預言者(三大預言者)
- ゼカリヤ Zkharyah, Zechariah, Zacharias:預言者
- ハガイ Chaggay, Haggai:預言者
- ダニエル Dani'el, Daniel:伝説的人物
紀元前5世紀
[編集]- ネヘミア Nchemyah, Nehemiah, Nehemias:預言者
- エステル Hadassah, Esther(架空の人物とされる)
- エズラ ‘Ezra :預言者。
- マラキ Mal'akhi, Malachi:預言者
- ヨエル Yo'el, Joel:預言者
- ヨシヤ :イスラエル王
紀元前4世紀
[編集]紀元前2世紀
[編集]- マタティア Mattathias Maccabaeus :モディインの司祭。5人の息子がおり、三男がユダ・マカバイである
- ユダ・マカバイ:マカバイ戦争(紀元前166年)
- イェシュア・ベン・シラ Yeshua ben Sira:シラ書(ベン・シラの知恵)(外典)
紀元前1世紀
[編集]- ヘロデ(エドム人) (前74頃-前4年) (「新約聖書」に登場)
- ヒレル (大ヒレル) Hillel (the Elder) (紀元前60年?-9年?):ヒレル派(Beth Hillel);ナーシー(サンヘドリン長)の家の祖先(タナイーム、5代目ズーグ)
- シャンマイ(シャマイ) Shammai (紀元前50年?-30年?):ファリサイ派。シャンマイ派(Beth Shammai):(タナイーム、5代目ズーグ)
- ヨナタン・ベン・ウジエル Jonathan ben Uzziel (紀元前1年-1世紀頃):タルグーム・ヨナタン(預言書のアラム語訳)
1世紀
[編集]- ヨハナン・ベン・ザッカイ Johannan ben Zakkai (Yokhanan ben-Zaqqay) :(タナイーム)
- イエス・キリスト(ナザレのヨシュア):キリスト教における神/神の子/メシア(キリスト)/預言者→キリスト教(「新約聖書」に登場する人物)
- 十二使徒(「新約聖書」に登場する人物)
- アレクサンドリアのフィロン Philo of Alexandria/Philo Judaeus (紀元前30年頃 エジプト -45年頃):ユダヤ教とギリシア哲学の融合
- フラウィウス・ヨセフス Flavius Josephus ben Mathitjahu (37年 イスラエル -100年頃)
- オンケロス Onkelos (’onqelos) (エジプト人改宗者):アラム語版モーセ五書(タルグーム)の翻訳
- タルフォン Tarfon (T‘arphon) (ロッドのタナイーム)
- ガマリエル1世 Gamaliel I ben Simon ben Hillel (ラバン・ガマリエル・ハザケン):サンヘドリン長(ナーシー nāśī’, patriarch)、多くのタカノットを導入。ヒレルの孫。
- カラエクテのカイキリオス Kaikilios (Caecilius, Cæcilius, Cecilius) of Kalaekte (Calacte) :シチリア出身の修辞家。ローマの解放奴隷の出身
2世紀
[編集]- ガマリエル2世 Gamaliel II (ヤブネのラバン・ガマリエル):ナーシー。ガマリエル1世の孫
- ケリントス Kerinthos, Cerinthus(グノーシス):「イエスは人間、処刑死は救世死ではない」
- アキラ Ακύλας, Aquila (ポントゥス地方出身の改宗者):聖書のギリシャ語訳(タルグーム・アキラ)。新約のアクラとは同名・同郷人だが、別人
- アキバ・ベン・ヨセフ Aqibha ben Joseph (40年頃-135年頃):ミシュナーの基礎を準備(イスラエルの地のタナイーム)
- ラビ・イシュマエル・ベン・エリシャ Ishmael ben Elisha (イスラエルの地のタナイーム):アキバの友人で論客、学派を形成。バライタの集成「メヒルタ mekhilta(ミドラーシュ・ハラーハー)」
- ヨシュア・ベン・ハナニヤ(ラビ・ヨシュア) Rabbi Joshua ben Hananiah (イスラエルの地のタナイーム):
- メイール Me'ir (イスラエルの地のタナイーム):ミシュナーの基礎となる資料を集める。ティベリアの南に墓のあるメイール・バアル・ハネスと同一人物とされる
- パウリーナ・ベトゥリヤ(サラ、タルムード名:ベルリヤ) Paulina Beturia, Bәruryah, Beluryah, Belurit, Berutzia (イスラエルの地のタナイーム、改宗者):ラビ・ハナニヤ・ベン・ラディヨンの娘、メイールの妻
- シモン・バル・コクバ Bar Kokhba:バル・コクバの乱(132年)
- シメオン・ベン・ヨハイ Simeon ben(bar) Yocha'i:ゾーハルの編纂(イスラエルの地のタナイーム)
- エリシャ・ベン・アブヤ Elisha ben Abuyah (70年頃-):キリスト教に改宗
- ヘゲシッポス(ヘゲシップス) Saint Hegesippus (110年頃-180年頃):教会史家
- (パネアスの)アリストブロス* Aristobulus of Paneas (2世紀後半):アリストテレス学派のユダヤ哲学者、トーラー註釈
3世紀
[編集]- ユダ・ハ=ナシ(ユダ1世) Rabbi Judah haNasi (135年頃-220年頃):ナーシー(サンヘドリン長)。ミシュナー完成(イスラエルの地のタナイーム)息子はナーシーのガマリエル3世
- ラビ・ヨーハーナーン・バル・ナッパハ(ナフハ、鍛冶屋の子のラビ・ヨハネ) Rabbi Yochanan bar-Nappacha(Naphcha), hanNappach (?-279年) (イスラエルの地のアモライーム):
- ユダ2世 Judah II:ティベリアに住んだナーシー 息子はナーシーのガマリエル4世
- ラブ(ラビ・アバ・アリカ) "Rabh", Rabbi Abba Arika (?-247年) (バビロニアのアモライーム):スラ[要曖昧さ回避] Sura の学塾 yshibhah を創設
- マル・シュムエル・ヤルヒナア(マル) Shmuel Yarchina'ah, "Mar Samuel", Samuel of Nehardea (165年頃-257年頃) (バビロニアのアモライーム):ネハルデア Nehardea の学塾 yshibhah の長。ラブとの論争はバビロニア・タルムード形成に貢献
- レーシュ・ラキシュ(シモン・ベン・ラキシュ) Resh Lakish, Shim'on ben Laqish (200年頃-275年頃) (イスラエルの地のアモライーム)
- フナ Huna (バビロニアのアモライーム) (216/212年-296-297年):ラブの弟子、バビロニア・タルムードの「法規」面で活躍、スラの学塾長
- ヒスダ Hisda (217年-309年頃) (バビロニアのアモライーム):スラの学塾を再興
4世紀
[編集]- アバイエ Abaye (278年-338年) (バビロニアのアモライーム):プンペディタ Pumpedita の学塾(イェシーバー)長。ラバとの論争はバビロニア・タルムードの中核
- ラバ(アバ・バル=ヨセフ・バル=ハマ) Abba bar Yoseph bar Hama, "Rabha" (280年頃-352年) (バビロニアのアモライーム):マホザ Mahoza の学塾を運営
- ヒレル2世 Hillel II (330年頃 - 365) (イスラエルの地のナーシー):ユダヤ暦の確立。息子はナーシーのガマリエル5世
- パパ Rav Pappa (300年頃-375年頃) (バビロニアのアモライーム):バビロニアのナレシュ Nareshに学塾設立
- フナ・ベン・ヨシュア Huna ben Joshua (?-410年) (バビロニアのアモライーム):バビロニアのナレシュに学塾設立
5世紀
[編集]- アシ(ラバナ) Rabh Ashi (335/352年頃-427/8) (バビロニアのラブで、アモライーム):バビロニア・タルムード編集に貢献
- ガマリエル6世 Gamaliel VI :最後のサンヘドリン長(ナーシー、"patriarch")
6世紀
[編集]- ヨセ・ベン・ヨセ :代表的なピユート詩人
- ラビ・ヤナイ :代表的なピユート詩人
- アッ=サマウアル・イブン=アーディヤー ’as-Samaw’al(Šmu’el) ’ibn ‘Ādiyā’ :アラビアの詩人。アル・アブラク al-Ablaq 城主
7世紀
[編集]- アブドゥッラー・イブン・サバー ‘Abdullah ibn(bin) Saba‘(al-Sawda‘):カリフ。イエメン・ユダヤ人の出身で、シーア派開祖という説がある
- エレアザル・ハカリル(エルアーザル・ハッ=カーリール) :代表的なピユート詩人
- マーサルジャワイヒ Masarjawaih, Mesharsheya:医者。最初のアラビア語医学書の作成
- イサ(ヨシュア) Isa:翻訳家
- カアブ・アル=アフバール Ka'b al-Achbar (?-652/54) :イスラム教に改宗したカリフ・神学者。ユダヤ教文学をハディースに取り入れた一人
8世紀
[編集]- ワハブ・ビン・ムナッビヒ Wahb bin Munabbih (?-732):イラン系でイエメン出身のユダヤ教徒で、イスラム教に改宗。ユダヤ教文学をハディースに取り入れた一人
- アナン・ベン・ダヴィド Anan ben David:カライ派(760年ころ成立、バビロニア)
- マアマル・アブー・ウバイダ Ma'mar Abu 'Ubaida - アラビア言語学のバスラ派の学者(バスラ派の人物としてはバルフ出身のアル・アハファシュ(非ユダヤ系)などがいる)
9世紀
[編集]10世紀
[編集]- サアディア・ベン・ヨセフ Saadiah ben Joseph (Sa‘adyah ben-Yoseph) (882年 エジプト -942年):医師・哲学者・キリスト教学者(ゲオニーム、ガオン)
- イサーク・ベン・ソロモン・イスラエリ Isaac ben Solomon Israeli (830/50頃-932/50頃):新プラトン主義
11世紀
[編集]- ハナンエル・ベン・フシエル(ラッベーヌー・ハナンエール、アナネル), Rabbi Hananeel(Hananel, Ananel) ben Hushiel, Rabbenu Hananel (980/90年頃-1056年頃):チュニジア・カイロワン Kairowan に住んだラビ。セファルディム式タルムード註解
- ハイユージュ・ユーダー・ベン=ダーウィード(アブー・ザカリーヤーア・ヤフヤ・イブン・ダーウード) Chayyuj Yhudah ben David :ヘブライ語言語学者。ヘブライ語文典を完成
- コンスタンティヌス・アフリカヌス Constantinus Africanus (1020年頃-1087年頃):カルタゴ出身の修道士。ユダヤ教徒による医学書をラテン語訳し、ヨーロッパの医学界に大きな影響を与えた
- バフヤ・イブン・パクダ Bachya ben Joseph ibn Paquda(Pakuda):
- アブラハム・イブン・ダウド Abraham ibn Daud (-1180年頃):アリストテレス主義
- ラビ・イツハク・ファーシー(アルファーシー、アルパーシー) Rabi Yitzhaq Fasi(Isaac Alfasi(Alpasi), Rif) (1013年-1103年):マグレブとスペインのタルムード学者。リフ版タルムード、「セフェル・ハラホット」、レスポンサ (リショニーム)
- ソロモン・イブン・ガビーロール(アビケブロン) Solomon ben Yehudah ibn/ben Gabirol(Avicebron) (1022年頃-1050/70頃):新プラトン哲学者・詩人。中世ヨーロッパ思想に影響。聖歌「王冠 Keter malkut」など
- ラシ(ラビ・シュローモー・イツハーキー、シュローモー・ベン=イツハーク) Rabbi Shlomoh (ben) Yitzchaqi(Rashi) (1030年-1105年頃):ヘブライ文字(ラシ書体、ラシ字体)。聖書とタルムードを解釈
- ナータン・ベン=イェヒエル(ナータン・ベン=イェキエル) Nathan ben Jechiel (1035年頃-1106年):イタリアのラビ。タルムード辞書「アールーフ 'arukh」
- モーゼス・イブン・エズラ Moses ben Jacob ha-Sallach ibn Ezra (1060年頃-1139年頃):
- ヨセフ・ベン=イツハク・キムヒ(リカム) Joseph ben Isaac Kimhi (1105 プロヴァンス -1170)
- モーシェ・ベン=ヨセフ・キムヒ(レマク ReMaQ) Moses Kimhi (?-1190)
- ダヴィド・キムヒ(ラダク、レダク) Rabbi David Kimhi/Qimchi (Radaq) (1160年 フランス -1235年):ヘブライ語文法・辞典の基礎
- ユダ・ハ=レヴィ Judah ha-Levi (1085年-1141年):律法学者・哲学者(宗教哲学)・詩人。クザーリ Kuzari においてギリシア哲学・キリスト教・イスラム教を批判
- ラビ・シュムエル・ベン・メイール(ラシュバム) Rabbi Shmuel ben Meir (Rašbam):ラシの孫、トサフィスト、聖書註解
- アブラハム・イブン・エズラ Abraham ben Meir ibn Ezra (1092年-1164/67年):哲学・数学・天文学・医学。聖書註解学の黄金時代。イェフダー・ハレヴィの女婿
- マイモニデス(ラムバム) Moses Maimonides (Mosheh ben Maimon) (Rambam) (1135年-1204年):「ミシュネー・トーラー(第二のトーラー:cf.ミツワーの一覧)」、13の信仰箇条など (リショニーム)
- アブラハム・ベン・モーシェ=ベン・マイモーン Abraham ben Mosheh ben-Maimon (1186-1237):「神のエベド(預言者・義人などのこと。エベド・ハッシェームで「神の僕」などとも訳される)を満足させる書物」は、意イブン=パクダよりもスーフィズムに近い
12世紀
[編集]- ヤコブ・タム Jacob Tam / Ya'aqob ben Me'ir, "Rabbenu Tam" (リショニーム):ラシの孫、トサフィスト
- トゥデラのベンヤミン Benjamin de Tudela:ラビ・旅行家。インド・イラク・イエメン・地中海諸国などを旅行。「Massa‘ot shel Rabbi Binyamin(ラビ・ベンヤミンの旅)」
- ラビ・イェフダー・イブン・アッバース(アブー・アル=バーガ・イブン=アッバース・アル=マグリービー) Yehudá aben Abbas, Abu al-Baga ibn Abbas al-Maghribi (?-1163):フェズの詩人:ピユート"‘ēth ša‘ărēy rātzôn"...
- イブン・ルシュド(アベロエス) Ibn Rushd:イスラム教徒の大哲学者
ユダヤ教徒の翻訳活動によってイブン・ルシュドのアリストテレス注解がキリスト教世界に伝えられ、スコラ学の拠り所となった - イェフダー・ベン=シャウル・イブン=ティボン Judah ben Saul ibn Tibbon (1120年 グラナダ -1190年以降) :息子シュムエル Samuel ben Judah ibn Tibbon (1150年-1230年) と共に優れた翻訳者
- ヌールッ=ディーン・アブー=イスハーク・アル・ビトルジー Nuru'd-Din abu-Ischaq al-Bitruji:「天文書 Kitabu'l-Hay'ah」は1259年ヘブライ語訳された。
13世紀
[編集]- ジュースキント・フォン・トリンベルク(**) Süßkind von Trimberg (1200年頃-13c):ドイツ語ミンネゼンガー、ユダヤ教音楽家:ブクスハイム・オルガン曲集などに残る
- モーシェ・ベン・ナフマン・ジェロンディ(ナフマニデス、ラムバン) Nahmanides(Moshe ben Nahman Gerondi)(Ramban) (1194年-1270年):ラビ・哲学者・聖書注解・カバラ研究(リショニーム)
- バル・ヘブライオス Bar Hebraeus(Abulfaragius) (1226年-1286年):
- モーシェ・デ・レオン Mōsheh ben Šemt‘ōbh de Leon (1240年頃-1305年頃):ゾーハルの実際の作者
- ラシードゥッディーン Rashid al-Din Tabib Fad‘lu'llah Hamadani (1247年-1318年):イルハン朝宰相(イスラム教に改宗)。イランの二大政治家
- ファラジ・ベン=サーリム Faraj ben-Sālim :アラビアの医学者アル・ラーズィー Muchammad b.Zakarīyā' ar-Rāzī の医学書「包括 al-Chāwī」を "Continens" (1279年翻訳完成、1486年にも出版)として翻訳
14世紀
[編集]- アバ・マリ・アストリュク Abba Mari ben Moses ben Joseph Astruc de Lunel
- ハスダイ・イブン・シャープルート Chasdai Abu Yusuf ben Yitzchaq ben 'ezra ibn Schaprut(Shaphrut) (14世紀半ば-) :トゥデラ出身の医者・政治家・哲学者。ハザール王国と往復書簡を交し(改宗の次第が書かれている)、これはイェフダー・ハレヴィのクザーリーの基礎
- ギヤースッ=ディーン*[要曖昧さ回避](ギヤース・アッ=ディーン) Ghiyathu'd-Din bin(ibn, ben) Rashid'ud-Din Fad‘lu'llah (-1336年):イル汗朝宰相(イスラム教徒)
- ヤコブ・ベン・アシェル Jacob ben Ascher(Ya‘aqōbh bēn ’Āšēr) (1269/70-1340年頃) :「アルバア・トゥーリーム(四欄:生活、食餌法、個人と家族、民法)」はシュルハン・アルーフの基礎(リショニーム)
- ゲルソニデス(レヴィ・ベン=ゲルショーン) Levi ben Gerson(Gersonides) (1288年頃-1344年頃):哲学者・数学者。「神の戦」
- ハスダイ・クレスカス Chasdai Crescas (1340年-1410年):スコラ学。「神の光」
15世紀
[編集]- ヨセフ・アルボ Joseph Albo (1380年以前-1444年頃):
- ドン・イサアク・アブラバネル Dom(n) Isaac ben Judah Abravanel(Abrabanel) (1437年-1508年):ラビ、カスティーリャ国務大臣、ナポリ・ヴェネツィア高官、哲学者。トーラー・預言書の註解、ハガダー、アボット(ミシュナー)、「モレ・ネブヒーム」(マイモニデス)の註解。聖書註解学が後世に影響。子供(レオーネ・エブレオ)も有名な医者・哲学者
- アブラオン・ザクート Abraão ben Samuel Zacuto (1450年頃-1510年以降):サラマンカ出身のポルトガルのラビ・宮廷天文学者・数学者・歴史家
- アブラハム・ファリソル Rabbi Abraham ben Mordecai Farissol(Phəritzol) (1451年-1525/26年):地理学者
- † (非ユダヤ系、キリスト教徒)ヨハン・ロイヒリン Johann Reuchlin (1455 - 1522):ドイツにおけるヘブライ学
- † ヨハネス・プフェッファーコルン Johannes Pfefferkorn (1469年-1523年):ユダヤ教徒と論争したキリスト教徒
- イェフダ・レオネ・アブラバネル(レオ・ヘブラエウス)(1465年頃-1535年):哲学者
- フェルナンド・デ・ロハス Fernando de Rojas (1465年頃-1541年):キリスト教に改宗した作家
- エリヤ・レヴィータ Elijah Levita (1469年-1549年):
- ロスハイムのヨーゼル(ヨーゼル・フォン・ロスハイム) Josel von Rosheim (1476年 - 1554年):
- ヨセフ・カロ Joseph ben Ephraim Qaro(Qaro, Karo) (1488年-1575年):哲学者・タルムード学、ハラハー編纂・カバラー学。「ベート・ヨーセーフ」およびその簡素化した形の「シュルハン・アルーフ(1565年。1568年イスラエルの地で出版)、別名ユダヤ法典」。今日のハラハーの基礎を築く(リショニーム)
- ダヴィド・レウヴェニ David Reuveni (1490年頃-1535年頃):ポルトガルのメシア出現吹聴者
16世紀
[編集]- ラビ・ユダ・レーヴ(マハラル) Judah Loew ben Bezalel(Maharal) (1511年-1609年)
- † ディエゴ・ライネス Diego Laynez (1515年-1565年):イエズス会第二代総会長
- モーセ・コルドベロ Mose ben Jacob Cordovero (1522年-1570年):「石榴の庭 Pardes rimmonim」
- モーゼス・イッセルレス(イセレス、レマ) Moses ben Israel Isserles (1520年?-1572年):ハラハー編集。註解書「ダルケ・モーシェ」、「マッパー Mappah (1581年)」(「シュルハン・アルーフ」の補遺)(アハロニーム)
- モルデカイ・マイゼル Mordecai Meisel (Miška Marek Meisel) (1528年 - 1601年):
- イツハーク・ルリア haElohi Rabbi Yitzchaq ben Shlomoh Ashkenazi Luria(ハアリ ha'ari 獅子) (1534年?-1572年):イスラエルの地の神秘主義(カバラー主義)のラビ
- モーシェ・アルカビツ Moses Ha-Levi Alqabitz (16世紀)
- シェローモー・アルカビツ(シュロモ・アルカベツ) Solomon ben Moses ha-Levi Alqabitz - イスラエルの地のラビ。安息日の迎えのピユート「レハー・ドディー lekah dodi... (http://www.jewishencyclopedia.com/view.jsp?artid=171&letter=L)」の作者
17世紀
[編集]- ハイイーム・ハッ=コーヘーン Hayim Hacohen (17c):"Dodi yarad legano"...
- レンチツァのエフライム・ソロモン・ベン・アーロン Ephraim Solomon ben Aaron fun Lencziza (?-1619年):ポーランドとプラハのラビ。トーラー註解「kli yaqar (1602年)」(ヘブライ語大聖書で読める)
- イザイーア・ホロヴィッツ Isaiah Horowitz (1555-1630)
- ヤーコプ・バセヴィ・フォン・トロイエンベルク Jacob Bassevi Schnules von Treuenberg (1580年 - 1634年)
- ウリエル・アコスタ Uriel Acosta(Gabriel da Costa) (1585年頃-1640年)
- メナセ・ベン・イスラエル Manasseh ben Israel (1604年-1657年)
- シャブタイ・ベン・ツヴィ(シャブタイ・ツヴィ) Shabbetai (ben) Zbhi (1626年-1676年):シャブタイ派(サバタイ派)、デンメ派。「偽メシア」の一人。
- ハノーファーのレフマン・ベーレンツ Leffmann Behrends(Liepmann Cohen) of Hanover (1630年頃 - 1714年)
- バールーフ・デ・スピノザ(スピーノーザー) Baruch de Spinoza (1632年-1677年)
- ザームエル・オッペンハイマー Samuel Oppenheimer (1635年 - 1703年):神聖ローマ帝国への軍事力補給者
- ザムゾン・ヴェルトハイマー Samson Wertheimer (1658年-1724年):オーストリアの財務官、ハンガリー・モラヴィア首席ラビ
18世紀
[編集]- アブラハム・トレド (17-18c) Abraham Toledo:"Noche de alkhad"...
- イェフダー・カルイー (18c) Yehudá Cal'i(Yəhūdhāh Qal‘ī) :"la ketuba de la ley"...
- ベーレント・レーマン Issachar Be(h)rend Lehmann (1661年 - 1730年):ハルバーシュタットの宮廷ユダヤ人
- レーブ・ジンツハイム Loew Sinzheim(Löb Sinzheim) (?-1744年?):マインツ宮廷の御用達
- ジャン・アストリュック Jean Astruc (1684年-1766年):プロテスタント、のちカトリックの医学者・聖書学者(ユダヤ系、キリスト教徒)。現代のトーラー研究の基礎となるモーセ研究をした。ヤハウィスト Yahwist などの用語を初めに使った
- ヨーナタン・アイベシュッツ Jonathan Eybeschütz (1690-1764)
- ハイイーム・ベン=モーシェ・ベーン=アルタール(イブン=アッタール) Hayyim ben Mosheh ibn(ben) Attar(Artar) (1696年-1743年):モロッコとイスラエルのタルムーディスト・カバリスト。聖書註解「オール・ハ=ハーイーム Or ha-Chayyim」(ヘブライ語大聖書で読める)
- ヨーゼフ・ズュース・オッペンハイマー Joseph Suess-Oppenheimer (1698年 - 1738年):ヴュルテンベルク公カール・アレクサンダーの財務官
- レーブ・ジンツハイム Loew Sinzheim(Löb Sinzheim) (?-1744年?) - マインツ宮廷の御用達
- イスラエル・ベン・エリエゼル(バアル・シェム・トーブ、ベシュト) Israel ben Eliezer, "Baal Shem Tov" (Besht) (1700年?-1760年):ハシディズム 弟子にはメゼリッチのドブ・ベール(マッギード) Dov-Ber fun Mezeritsh、ヤアコーブ・ヨーセーフ・ハッ=コーヘーン Jacob Joseph ha-Kohen, レジャイスクのエリメレフ Elimelekh fun Lizhensk, メシュッラム・スーセ en:Meshullam Suse, チェルノブィリのナフーム Nachum fun Tshernobil らがいる
- モーゼス・ルッツァット(ルツァット、ルッツァート)(ラムハル RaMChaL) Moses Hayyim(Chajam) Luzzatto (1707年-1745年)
- ヴィルナのガオン Vilna Gaon (1720年 - 1797年) (アハロニーム、ガオン):聖書・ミシュナーの註解。ミトナグディームを率いた。科学に関心を持ったが、ハスカラーからは遠ざかっていた
- ヤコブ・フランク Jacob Frank (1726年-1791年):ポーランドの偽メシア
- モーゼス・メンデルスゾーン Moses Mendelssohn (1729年-1786年):ハスカラー(その賛同者・知識人をマスキール maśkīl という)
- ラーファエル・カウラ Raphael Kaulla & ヘッヒンゲンのカウラ夫人(ハイレ “キーフェ”・アウアーバッハー) Kiefe(Chaille, のちカロリーネ・カウラ Karoline Kaulla) Auerbacher, "Madame Kaulla" aus Hechingen (1739年 – 1809年):宮廷ユダヤ人
- ベルディチェフのレヴィ・イツハク Berditshever Levi Yitzchaq (1740年-1810年) :ヴォリニアのツァディク。崇敬度はバアル・シェム・トーブに次ぐ
- ドゥブノのヤンケフ・クランツ (1741-1804):Jacob ben Wolf Kranz von Dubno, ドゥブノのマッギード(説教師、語り手のこと) Dubner Maggid:リトアニア出身のマーシャール(mashal, moshil:寓話的形を取る短い箴言、民話的物語)作者
- リャディのラビ・シュネウル・ザルマン Shneur(Sznojr) Zalman of Liadi (1745年-1813年):ハバド・ルバヴィッチ・ハシディズムを創設。ヴィルナのガオン(ミスナグディーム)の反対者 歴代レベの息子達はシュネウルゾーン(シュネーアゾーン) Shneersohn 家を名乗る
- (ヨーゼフ・)ダーヴィト・ジンツハイム (Joseph) David Sinzheim (1745-1812):アルザス出身のラビ、ナポレオンの開催した「名望家会議 Assembly of Notables(1806年7月)」、「大サンヘドリン」(1807年2月6日〜1808年3月9日)」の「ナーシー」、1808年3月17日「中央長老会 consistoire centrale, Central Consistory」首席ラビ
- ダーヴィト・フリートレンダー David Friedländer (1750年-1834年):ハスカラー
- ヴォルフ・ブライデンバッハ Wolf Breidenbach (1751年 - 1829年) - ヘッセン選帝侯の仲買人、モーリッツ・ヴィルヘルム・アウグスト・ブライデンバッハ(Moritz Wilhelm August Breidenbach)の父
- ザーロモン・マイモン Salomon Maimon (1753年-1800年):カント批判
19世紀
[編集]前期
[編集]- ラーツァルス・ベンダーヴィト Lazarus Bendavid (1762年-1832年)
- モーゼス・ゾーファー(ソーフェール、モーゼス・シュライバー) Moses ben Samuel Sofer(Schreiber) (1763-1839):宗教学
- ヘンリエッテ・ヘルツ Henriette Herz (1764年-1847年):サロン主催者
- ザーウル・アッシャー Saul Ascher (1767年-1822年)
- イスラエル・ヤーコプソン(イスラエル・ヤーコプゾーン) Israel Jacobson (1768年 - 1828年) - 博愛家、宗教改革者(改革派のさきがけ)、ブラウンシュヴァイク宮廷の宮廷仲介人。「宮廷ユダヤ人」の最後の世代
- † フリードリヒ・シュライエルマッハー Friedrich Schleiermacher (1768年-1834年)
- ラヘル・フォン・ファルンハーゲン de:Rahel von Varnhagen(Levin) (1771年-1833年):サロンの花形、フェミニズム運動
- ナフマン・ブラツラフ Rabbi Nachman of Bratslav (1772年-1811年)
- ナフマン・クロホマル Nachman Krochmal (1785年-1840年)
- コツクのレベ・メナヘム・メンデル・モルゲンシュテルン Rebbe Menahem Mendel (Morgenstern) fun Kotzk(Kutzk), Kotzker Rebbe (1787-1859):タルムード学者;ミツワーの偶像崇拝化を恐れた
- イザーク・フランコルム Isaac Ascher Francolm (1788年-1849年)
- ザーロモン・シュタインハイム Salomon(Solomon) Ludwig Steinheim (1789年-1822年)
- イザーク・ヨースト Isaak Marcus Jost (1793年-1860年)
後期
[編集]- モーゼス・モンテフィオーレ Sir Baronet Moses Haim Montefiore (1784年-1885年):慈善家。エルサレム・ユダヤ人学校設立
- レーオポルト・ツンツ Leopold Zunz (1794年-1886年):近代ユダヤ学、改革派、シオニズム、"Zeitschrift für jüdische Theologie (1835-1847)"
- ツヴィ・カリシャー Zwi Hirsch Kalischer(1795年 ポーランド -1974年):ラビ・シオニズム思想家
- イェフダー・アルカライ Yehudah Alcalay (1798年-1878年):宗教シオニズム
- イザアク・ダ・コスタ Isaäc da Costa (1798年-1860年):ポルトガル系のオランダの文学者(カルヴァン派に改宗)
- エードゥアルト・ガンス Eduard Gans (1798年-1839年):ドイツにおける比較法学の建設者
- ツァハリアス・フランケル Zacharias Frankel (1801年-1875年)
- ネイサン・マーカス・アドラー Nathan Marcus Adler (1803年-1890年) :ロンドン首席ラビ
- ザーロモン・ズルツァー Salomon Sulzer (1804-1890):オーストリア、改革派ユダヤ教音楽
- アイザック・リーザー Rabbi Isaac Leeser (1806-1868):アメリカの正統派ラビ
- ザムゾン・ラァーファエル・ヒルシュ Samson Raphael Hirsch (1808年-1888年):新正統派を創設
- ザーロモン・フォルムシュテッヒャー Salomon Formstecher (1808年-1889年)
- ダーヴィト・アインホルン David Einhorn (1809年-1878年):アメリカでユダヤ教改革運動を指導
- サミュエル・アドラー Rabbi Samuel Adler (1809-1891) :フェリックス・アドラー Felix Adler の父
- アーブラハム・ガイガー Abraham Geiger (1810年-1874年):近代ユダヤ学、改革派、世界宗教としてのユダヤ教、非シオニズム
- デーレンブルク(ドランブール)父子 Derenb(o)urg
- ジョゼフ・ドランブール(ヨーゼフ・デーレンブルク) Joseph Derenbourg (1811年-1895年):東洋学、タルムード学、古代南アラビア語(ヒムヤル語など)研究
- アルトヴィグ・ドランブール Hartwig Derenbourg (1844年-1908年):東洋学、宗教学、古代セム語(アラビア語学、古代南アラビア語、フェニキア語)研究
- イスラエル・リプキン=サランテル Rabbi Yisrael ben Z'ev-Wolf Lipkin-Salanter (1810-1883):ムーサール運動**の指導者
- モーゼス・ヘス Moses Hess (1812年-1875年):
- ザームエル・ヒルシュ Samuel Hirsch (1812年-1875年):ドイツ・アメリカの改革派の草分け、ユダヤ教科学(ユダヤ学) Wissenschaft des Judentums 創設者の一人
- ギンヅブルク家(ギュンツブルク家) Baron Gincburg(Gintsburg, Günzburg) - 銀行家、「ロシア・ユダヤ人の文化促進の会」のパトロン
- オシップ(ヨシフ・エヴゼル)・ギンヅブルク Baron Joseph Günzburg, Osip(Iosif-Evzel) Gabrielovič Gincburg (1812 - 1878):ギュンツブルク家初代、ベラルーシ出身の慈善家・銀行家
- ゴラツィー・ギンズブルク Baron Horace Günzburg, Goracij O. G. (1833 - 1909):ウクライナ出身の実業家、慈善家、ロシア帝国の圧政下のユダヤ教徒のための闘士
- ダヴィト・ギンヅブルク Baron David Günzburg, David G. G. (1857 - 1910):ウクライナ出身のヘブライスト・東洋学者(アラビア語、中世ユダヤ系詩人)
- † フランツ・デーリチ(デリッチ、デーリッチ) Franz Delitzsch (1813年-1890年):ユダヤ教に精通し、旧約聖書研究を行い、新約聖書のヘブライ語訳を作った。アッシリア学者フリードリヒ・デーリチ Friedrich Delitzsch の父
- † クリスチャン・デイヴィッド・ギンズバーグ Christian David Ginsburg (1831年-1912年) :ポーランド出身のヘブライ語学者(マソラー学者)・キリスト教宣教師
- グレイス・アギラー Grace Aguilar (1816年-1847年):文学者
- ハインリヒ・グレーツ Heinrich Grätz (1817年-1891年)
- アイザック・メイアー・ワイズ Isaac Mayer Wise (1819年-1900年)
- レオン・ピンスケル Leon Pinsker (1821年-1891年)
- モーリッツ・アイスラー Moritz Eisler (1823年 - 1902年)
- ヤーコプ・ベルナイス Jakob Bernays (1824年-1881年)
- ジョゼフ・アレヴィ Joseph Halevy (1827年 トルコ - 1917年):ファラシャ、イエメンの調査
- インマーヌエール・ドイチュ(ドイッチュ、エマニュエル・ドイッチュ) Immanuel(Emanuel) Oscar Menahem Deutsch (1829-1873):オリエンタリスト(東洋学者)、タルムード学者
- モーリッツ・フォン・ヒルシュ(モーリス・ド・イルシュ) Moritz von Hirsch(Maurice de Hirsch) (1830年-1896年):慈善家。バロン・ド・イルシュ基金 Baron de Hirsch Fund 設立
- イスラエル・メイール・ハコーエン(カガン、ハフェツ・ハイーム、ホフェツ・ハイム) Rabbi Israel Meir hakKohen(Cohen, Kagan), The Chofetz Chaim (1838-1933) :「ミシュナー・ブルラー」
- ハーマン・アドラー Hermann Adler (1839年-1911年) :イギリス首席ラビ。ネイサン・マーカスの息子
- ザドック・カーン Zadoc Kahn (1839 アルザス -1905):フランスの首席ラビ。同化ユダヤ教徒と伝統的ユダヤ人の結合を試みる
- イスラエル・レーヴィ Israel Lewy (1841-1917) :ユダヤ思想家
- カウフマン・コーラー Kaufmann Kohler (1843年-1926年):改革派指導者
- ソロモン・シェクター(シュロモ・シェヒテル) Solomon(Shlomoh) (Shneur Zalman) Schechter (1850年-1915年):タルムード学者。ベン・エズラ・シナゴーグでのカイロ・ゲニーザーの発見(シェクター写本 Schechter Letters も参照)、「ベン・シラの知恵」として出版。保守派の創設
- アハド・ハアム(アシェル・ギンズベルク) Ahad haAm(Asher Ginzberg) (1856年-1927年):社会哲学者・作家
- テオドール・ヘルツル Theodor Herzl(Herzl Tivadar) (1860年-1904年):政治的シオニズム
20世紀
[編集]前期
[編集]- ヘルマン・コーエン Hermann Cohen (1842年-1918年):マールブルク学派
- † エーミール・シューラー(非ユダヤ系キリスト教徒) Emil Schürer (1844年-1910年):プロテスタント神学者。アルブレヒト・リッチュルの影響により、初めて初期キリスト教と後期ユダヤ教との関係を認めた
- ヤーコプ & ユリウス・グットマン Jakob (1845-1919) & Julius Guttmann (1880年-1950年):ヒルデスハイム・ブレースラウ首席ラビ、宗教哲学 & ラビ・ユダヤ教徒宗教哲学史家、宗教シオニスト
- † ヘルマン・シュトラック(非ユダヤ系キリスト教徒) Hermann Strack (1848年-1922年):プロテスタント神学者。ベルリン大学にユダヤ研究所創設、ユダヤ教研究に新生面
- マックス・ノルダウ Max Nordau(Nordau Miksa) (1849年-1923年):シオニズム活動家
- イスマール・エルボーゲン Ismar Elbogen (1849-1920) :ユダヤ思想家、作家、ワイマール時代の代表的歴史家
- ラビ・フェリックス・アドラー Felix Adler (1851-1933) :ラビ、倫理学者、教育家。サミュエルの子。倫理運動 Ethical Culture
- ハーマン・ゴランツ Hermann Gollancz (1852年-1930年):ラビ・ヘブライ語学者。イギリスのラビ初の「sir」
- † ルードルフ・キッテル & ゲールハルト・キッテル Rudolf (1853-1929) & Gerhardt Kittel (1888-1948) :旧約学、ヘブライ語聖書校訂出版、旧約註釈 / ユダヤ教研究
- ジークムント・フロイト Sigmund Freud (1856年-1939年):精神分析・心理学分野にユダヤ系学者が集中
- エリエゼル・ベン・イェフダー Eliezer Ben-Yehuda (1858年-1922年):現代ヘブライ語
- ラザロ・ルドヴィコ・ザメンホフ Lazaro Ludoviko Zamenhof (1859年-1917年):超宗教的な思想を説いた哲学者でもある
- † キャリー・チャップマン・キャット Carrie Chapman Catt(Lane) (1859-1947) :ユダヤ教徒とキリスト教徒の協力のため努力
- シモン・ドゥブノフ Simon Dubnow (1860年-1941年)
- イズリアル・ザングウィル Israel Zangwill (1864年-1926年):作家
- アブラハム・クック Rabbi Abraham Issac ha-Kohen Kook (1865年-1935年):パレスチナ初代主席ラビ
- フランツ・ローゼンツヴァイク Franz Rosenzweig (1866年-1929年)
- ジョーゼフ・ハーマン・ハーツ Joseph H(ermann). Hertz (1872年-1946年) :ハンガリー出身の大英帝国ヘブライ信徒協会 United Hebrew Congregations of the British Commonwealth 首席ラビ
- マルガレーテ・ズースマン Margarete Susman (1872年-1966年):現代ユダヤ思想の位置付け
- ハイーム・ナフマン・ビアリク Hayyim Nahman Bialik (1873年-1934年):イスラエル国民詩人
- アブラハム・イェシャヤフ(イザヤ)・カレリッツ Avraham Yeshayahu Karelitz (1878-1953):「ハーゾーン・イーシュ(人の声)」
- ヴラジミール・ジャボティンスキー Vladimir Jabotinsky (1880年-1940年):詩人、シオニズム活動家
- ヘンリエッタ・ソルド(ヘンリエッタ・ゾールド) Henrietta Szold (1860年-1945年):ハダサー (Hadassah) 設立
- ナータン・ビルンバウム Nathan Birnbaum (1864年-1937年):用語としてのシオニズム、ディアスポラ民族主義、アグダット・イスラエル
- ダーヴィト・ノイマルク David Neumark (1866年-1924年)
- シャウル・チェルニホフスキー Shaul Tchernichovsky (1875年-1943年):ヘブライ語詩人・作家
後期
[編集]- レーオ・ベック Leo Baeck (1873年-1956年):テレジーン生存者。「ユダヤ教の本質」
- スティーヴン・サミュエル・ワイズ Stephen Samuel Wise(Weiss István Sámuel) (1874年-1949年)
- † フーゴ・グレスマン Hugo Gressmann (1877-1927):ベルリン大学ユダヤ研究所長
- ジューダ・レオン・マグネス(ユダ・レオン・マグネス) Judah Leon Magnes(1877年-1948年)
- マルティン・ブーバー Martin Buber (1878年-1965年):宗教哲学、文化シオニズム、イフード運動、「汝と我」
- ヨセフ・トルンペルドール (1880年-1920年) Joseph Trumpeldor
- モルデカイ・カプラン Mordecai Menahem Kaplan (1881年-1983年):教育家・哲学者。ユダヤ教神学院 Jewish Thelogical Seminary 教授。再建派を創設。ユダヤ教促進協会 Society for the Advancement of Judaism 創設; 「進化する宗教的文化としてのユダヤ教」;『文明としてのユダヤ教』
- フーゴ・ベルクマン Hugo Bergmann (1883-1975) :ユダヤ哲学者、イフード運動支持者
- モリス & テヒラ・リヒテンスタイン Rabbi Morris Lichtenstein (1889-1938) & Tehillah Lichtenstein-Hirshenson (1929-1970):ジューイッシュ・サイエンス Jewish Science(1921年(22年)設立の、クリスチャン・サイエンスにヒントを得た、ユダヤ教による生活・精神面での治療・支援とその組織)
- イェヘズケル・カウフマン(エゼキエル・カウフマン) Jechezkel Kaufman (1889 - 1963):ポドリア出身のラビ、聖書学者
- シュロモ・ツェイトリン(ソロモン・ツァイトリン) Shlomo Cejtlin(Tseitlin), Solomon Zeitlin (1892(1886) - 1976):ヴィテプスク県出身のラビ、宗教学者
- アバ・ヒレル・シルヴァー Abba Hillel Silver (1893年-1963年) :ラビ
- ナフーム・ゴルトマン Nahum Goldmann (1894年-1982年):ユダヤ百科事典、WJC議長
- イズレイル・ブローディ Sir Israel Brodie (1895年-1979年) :大英帝国ヘブライ信徒協会 United Hebrew Congregations of the British Commonwealth 首席ラビ
- サロー・ウィットメイア・バロン Rabbi Salo Wittmayer Baron (1895−1989):歴史家
- イグナーツ・マイバウム Ignaz Maybaum (1897年-1976年)
- マックス・ボーデンハイマー Max Bodenheimer (1895年-1940年)
- レーオ・シュトラウス Leo Strauss (1899年-1973年)
- † ヨーアヒム・イェレミーアス(プロテスタント神学者) Joachim Jeremias (1900-1979) :ユダヤ教研究所長
- メナヘム・メンデル・シュネウルゾーン(シュネエルソン) Menachem Mendel Schneursohn (1902年-1994年):ハバド・ルバヴィッチ派ラビ。メシア?
- ウラジミール・ジャンケレヴィッチ(ヴラジミール・ヤンケレヴィチ) Vladimir Jankélévitch (1903年-1985年)
- ジョーゼフ・ソロヴェイチク Joseph Soloveitchik (1903年-1993年):米国正統派の中心者。ハラハーの代表的哲学者の一人
- エマニュエル・レヴィナス Emmanuel Levinas (1906年-1995年)
- アブラハム・ヨシュア・ヘシェル(エイブラハム・ジョシュア・ヘッシェル) Abraham Joshuah Heschel (1907年-1972年)
- ヨシュア・グットマン Joshua Guttman (1915-):ガリチア出身の歴史家
- † ヨハネ・パウロ2世 Johannes Paulus II, Karol Józef Wojtyła (1920-2005) :歴史的和解
- アーサー・ハーツバーグ Arthur Hertzberg (1921年-):保守派ユダヤ教の知識人、歴史家
- マックス Max & ウリエル・ヴァインライヒ Uriel Weinreich (1926年-1967年):イディッシュ語学
参考文献
[編集]- Biographisch-Bibliographisches Kirchenlexikon - Verlag Traugott Bautz
- Jewish Philosophy - Encyclopædia Judaica
- A influência da teologia na formação da cultura ocidental - JUDAICA No.062(ポルトガル語)
- The Jewish Virtual Library - Biographies
- Jewish Encyclopedia http://www.jewishencyclopedia.com
- 『ユダヤ哲学 聖書時代からフランツ・ローゼンツヴァイクに至る』(ユリウス・グットマン 著 / 合田正人 訳 / みすず書房 / ISBN 4-622-03203-1 / 2000年4月)
関連項目
[編集]- ユダヤ教; ユダヤ人
- ユダヤ哲学
- ハザル(ミシュナー、タルムード編纂時代)
- リショニーム
- アハロニーム
- ラビ
- ハッザーン
- 聖書の登場人物の一覧
- 古代イスラエル、イスラエルの歴史
- キリスト教史
- 神学者の一覧
- 聖書学者の一覧
- イスラム哲学
- ヘブライ語
- イディッシュ文化
- ギリシャ人の一覧、ヘレニズム
外部リンク
[編集]正統派
[編集]- List of leaders - 正統派連合
- Famous Rabbis, famousrabbis.com
- Gallery of Our Great - ハバド・ルバヴィッチ
- Biographies of Gedolim, tzemachdovid.org
- Mini-Biographies of Gedolim , chaburas.org
- Cross-referenced Notes on Rishonim and Acharonim (PDF)
保守派
[編集]超宗派
[編集]- Torah Commentator Biographies, kolel.org
- List of Commentators, torahproductions.com
- E-Lectures Glossary