ヤマゼリ属
表示
ヤマゼリ属 | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ostericum Hoffm. | |||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||
|
ヤマゼリ属(ヤマゼリぞく、学名:Ostericum、和名漢字表記:山芹属)はセリ科の属の一つ。
特徴
[編集]多年草。シシウド属に近縁で似ているが、葉は薄く、縁はシシウド属のように硬くて白い鋸歯にはならない。萼歯片は常に存在する。果実は成熟時に種子と果皮が離れ、分果の隆条は細くて互いに離れる。分果の表皮細胞の外側が凸レンズ状に突起し、特殊な光沢をもつ。
世界に9種知られ、日本には2種ある。
種
[編集]日本に分布する種
[編集]- ヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai -本州、四国、九州、朝鮮、中国(東北地方南部)に分布する。
- ケヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. hirtulum (Hiyama) H.Hara
- ハナヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. roseum Hiyama
- ミヤマニンジン Ostericum florentii (Franch. et Savat.) Kitag. -本州の関東地方、中部地方に分布する。
その他の種
[編集]- ニオイウド Ostericum grosseserratum (Maxim.) Kitag.
- ホソバセンキュウ Ostericum maximowiczii (F.Schmidt) Kitag.
- コバノセンキュウ Ostericum maximowiczii (F.Schmidt) Kitag. var. australe (Kom.) Kitag.
- チョウセンノダケ Ostericum praeteritum Kitag.
- ミドリノダケ Ostericum viridiflorum (Turcz.) Kitag.
ギャラリー
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)