マクドナルド・オール・アメリカン
マクドナルド・オールアメリカン(ゲーム)(McDonald's All-American Game) は、アメリカ合衆国とカナダのハイスクールを卒業した男子、女子のバスケットボール選手を選抜し毎年行われるオールスターイベントである。男女各1試合、東西対抗形式のエキシビションゲームが行われる。男子は1978年から、女子は2002年から毎年開催されている。男子では、スラムダンク、スリーポイント、スキル・チャレンジ、の各コンテストも行われる。
マクドナルド・オールアメリカン・チームの選抜は1977年に初めて行われ、この年はワシントンD.C.選抜チームと対戦した[1]。翌年から東西対抗のフォーマットが開始され、2002年からは女子の選抜ゲームも始まり、ダブルヘッダー開催となった。 マクドナルド・オールアメリカンは、アメリカのハイスクール選抜チームにおいて、最も有名である。選抜された選手の多くは、カレッジバスケットボール有力校へ進学する。1978年以降、NCAAチャンピオンとなったカレッジは、2002年のメリーランド大学テラピンズと、2014年のコネチカット大学ハスキーズを除き、少なくとも1人のマクドナルド・オールアメリカン選抜選手がロースタに入っている[2][3]。 チームのスポンサーはファーストフードチェーンのマクドナルドが務めている。
オールアメリカンの偉大な35プレーヤー
[編集]2012年1月31日に、35周年記念として、マクドナルド・オールアメリカンの偉大な35プレーヤーが発表された[4]。35名は、マクドナルド・オール・アメリカン・ゲーム選考委員会により、ハイスクールでの成績、オール・アメリカン・ゲームでの活躍や、その後のカレッジやプロでの活躍に基づき選出された。選ばれた偉大なプレーヤーたちは、カレッジ、オリンピック、NBAで活躍した著名選手が多数いる。
- マジック・ジョンソン (1977)
- クラーク・ケロッグ (1979)
- ラルフ・サンプソン (1979)
- アイザイア・トーマス (1979)
- ドミニク・ウィルキンス (1979)
- ジェームズ・ウォージー (1979)
- サム・パーキンス (1980)
- ドック・リバース (1980)
- パトリック・ユーイング (1981)
- マイケル・ジョーダン (1981)
- クリス・マリン (1981)
- ケニー・スミス (1983)
- ダニー・マニング (1984)
- ラリー・ジョンソン (1987)
- クリスチャン・レイトナー (1988)
- アロンゾ・モーニング (1988)
- ロビー・ハーレイ (1989)
- シャキール・オニール (1989)
- グラント・ヒル (1990)
- グレン・ロビンソン (1991)
- ジェイソン・キッド (1992)
- ジェリー・スタックハウス (1993)
- ヴィンス・カーター (1995)
- ケビン・ガーネット (1995)
- ポール・ピアース (1995)
- コービー・ブライアント (1996)
- ジェイ・ウィリアムス (1999)
- カーメロ・アンソニー (2002)
- アマーレ・スタウダマイアー (2002)
- レブロン・ジェームズ (2003)
- クリス・ポール (2003)
- ドワイト・ハワード (2004)
- タイラー・ハンズブロー (2005)
- ケビン・デュラント (2006)
- デリック・ローズ (2007)
- カイリー・アービング(2010)
- アンソニー・デイビス(2011)
ジョン・ウッデン賞
[編集]MVP/MOP(Most Outstanding Player)賞は最も活躍した男女それぞれから選ばれる。公式にはジョン・ウッデン賞と呼ばれている。
男子
[編集]a Denotes All-Star Games in which joint winners were named
女子
[編集]a Denotes All-Star Games in which joint winners were named
モーガン・ウッテン賞
[編集]1997年からゲームに先立ち、校内やコート上でのコミュニティ活動によって、モーガン・ウッテン賞が授与されている。
受賞者
[編集]- 1997: シェーン・バティエ
- 1998: ロナルド・カリー
- 1999: ジェイ・ウィリアムズ
- 2000: クリス・デュホン
- 2001: アーロン・マイルズ
- 2002: トリン・フランシス
- 2003: レブロン・ジェームズ
- 2004: ドワイト・ハワード
- 2005: ジョシュ・マクロバーツ
- 2006: グレッグ・オデン
- 2007: ケビン・ラブ
- 2008: グレッグ・モンロー
- 2009: デリック・フェイバーズ
- 2010: ハリソン・バーンズ
- 2011: オースティン・リバース
- 2012: シャバズ・ムハンマド
- 2013: ジャバリ・パーカー[9]
- 2014: ジャーリール・オカフォー
- 2015: ベン・シモンズ
- 2016: ロンゾ・ボール
- 2017: ウェンデル・カーター
- 2018: R・J・バレット
- 2019: ジェームズ・ワイズマン
- 2020: エバン・モーブリー
- 2021: チェット・ホルムグレン
ダンクコンテスト
[編集]優勝者
[編集]- 1987: ジェローム・ハーモン
- 1988: マット・スタイゲンガー
- 1989: ジェームズ・ロビンソン
- 1990: ダリン・ハンコック
- 1991: ジミー・キング
- 1992: カルロス・ストロング
- 1993: ジェリー・スタックハウス
- 1994: リッキー・プライス
- 1995: ヴィンス・カーター
- 1996: レスター・アール
- 1997: バロン・デイヴィス
- 1998: ロナルド・カリー
- 1999: ドネル・ハーヴェイ
- 2000: デショーン・スティーブンソン
- 2001: デビッド・リー
- 2002: カーメロ・アンソニー
- 2003: レブロン・ジェームズ
- 2004: キャンデス・パーカー
- 2005: ジェラルド・グリーン
- 2006: ジェラルド・ヘンダーソン・ジュニア
- 2007: ブレイク・グリフィン
- 2008: デマー・デローザン
- 2009: エイブリー・ブラッドリー
- 2010: ジョシュ・セルビー
- 2011: レブライアン・ナッシュ
- 2012: シャバズ・ムハンマド
- 2013: クリス・ウォーカー
- 2014: グレイソン・アレン
- 2015: ドウェイン・ベーコン
- 2016: フランク・ジャクソン
- 2017: コリン・セクストン
- 2018: ザイオン・ウィリアムソン
- 2019: フランチェスカ・ベリビ
- 2020: 新型コロナの影響で中止
- 2021: 新型コロナの影響で中止
- 2022: アシュリン・ワトキンス
テレビ中継
[編集]開催都市
[編集]脚注
[編集]- ^ “McDonald's All American - About the annual McDonald's All American game, a showcase for the top high school players in the country”. Basketball.about.com (2012年3月28日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ Littmann, Chris (2010年3月25日). “To Win an NCAA Title, You Almost Always Need Some Help from McDonald's - From Our Editors - SBNation.com”. Sportingnews.com. 2012年8月15日閲覧。
- ^ Kussoy, Howie. “UConn defeats Kentucky to win NCAA Championship”. 2016年5月4日閲覧。
- ^ “McDonald's announces its 35 greatest”. ESPN.com (2012年1月31日). 2013年4月2日閲覧。
- ^ Michaelson, Lee (March 29, 2012). “Baylor-bound Alexis Prince leads East to 79-78 win in McDonald's All-American Game”. FullCourt.com. Lee Michaelson. 20 Sep 2013閲覧。
- ^ Halley, Jim; Jordan, Jason. “Mercedes Russell takes home MVP honors in McDonald's All American girls game”. USA Today 20 Sep 2013閲覧。
- ^ Powell, Kelvin (2013年4月4日). “West pounces on East in 12th Annual McDonald’s All-American Game”. FullCourt.com. Lee Michaelson. 2013年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。20 Sep 2013閲覧。
- ^ Olsen, Dan (April 3, 2014). “Bonus Awards From McDonald's Game”. ESPNW February 20, 2015閲覧。
- ^ RecruitingNation: Jabari Parker wins Wootten Archived 2013年4月5日, at the Wayback Machine., ESPN, April 4, 2013.