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ムナジロクイナモドキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ムナジロクイナモドキ
ムナジロクイナモドキ
ムナジロクイナモドキ Mesitornis variegata
保全状況評価[a 1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナモドキ科
Mesitornithidae
: チャイロクイナモドキ属
Mesitornis
: ムナジロクイナモドキ
M. variegata
学名
Mesitornis variegata
Geoffroy Saint-Hilaire, 1838
和名
ムナジロクイナモドキ
英名
White-breasted mesite

ムナジロクイナモドキMesitornis variegata)は、鳥綱ツル目クイナモドキ科チャイロクイナモドキ属に分類される鳥類。

分布

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マダガスカル北部および北西部[1][2]固有種

形態

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全長31センチメートル[1]。上面の羽衣は赤褐色[2]。眼上部には眉状に白い筋模様(眉斑)が入る[1][2]。喉や胸部の羽衣は白く、胸部側面には三日月状の黒い斑点が入る[1]。腹部や尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は赤褐色で、白い斑点が入る[1]

嘴はやや長い[1][2]。後肢はやや短い[2]

生態

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主に標高150メートル以下にある乾燥林に生息する[1][2]

食性は雑食で、昆虫甲虫コオロギゴキブリなど)、クモ果実種子などを食べる[1][2]

繁殖形態は卵生。主に10-4月に交尾を行う[1]。地表から1-3メートルの高さにある茂みや低木の上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作り、主に11-1月に1-3個の卵を産む[1]。主にメスが抱卵する[1][2]

人間との関係

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開発、野焼きによる生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、189頁。
  2. ^ a b c d e f g h 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、16、157頁。

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2008. Mesitornis variegatus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.