ミヤマリンドウ
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ミヤマリンドウ | |||||||||||||||||||||
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ミヤマリンドウ(山形県月山・2003年7月撮影)
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Gentiana nipponica Maxim. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ミヤマリンドウ(深山竜胆) |
ミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica)は、リンドウ科リンドウ属の多年草の高山植物。
特徴
[編集]茎の基部が長く這い、茎先が立ち上がり、高さは5-10cmになる。茎はやや赤紫色を帯びる。葉は茎に対生し、葉の形は小型の卵状長楕円形で、長さは5-10mm、やや厚め。花期は7-9月で、茎の上部に長さ15-22mmの青紫色の花を4個ほど付ける。花冠は5つに裂けており裂片の間に小さく副片がある。
分布と生育環境
[編集]北海道、本州の中部以北に分布し、高山帯の湿原や湿り気のある場所に自生する。
変種
[編集]- イイデリンドウ(飯豊竜胆、学名:Gentiana nipponica var. robusta )
飯豊山に特産する、花冠がやや大型の変種で、開花時に花冠副片が直立する。
近縁種
[編集]- ハルリンドウ(春竜胆、学名:Gentiana thunbergii )
- タテヤマリンドウ(立山竜胆、学名:Gentiana thunbergii var. minor )
- フデリンドウ(筆竜胆、学名:Gentiana zollingeri )
- コケリンドウ(苔竜胆、学名:Gentiana squarrosa )
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本 Ⅲ 』(1981)平凡社