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ミズメイガ亜科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミズメイガ亜科
Nymphula nitidulata
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : メイガ上科 Pyraloidea
: ツトガ科 Crambidae
あるいは メイガ科 Pyralidae
亜科 : ミズメイガ亜科 Acentropinae
学名
Acentropinae
Stephens, 1836
シノニム

Nymphulinae[1]

本文参照

ミズメイガ亜科(ミズメイガあか、Acentropinae)は、鱗翅目ツトガ科(あるいはメイガ科)内のひとつの分類単位。ミズノメイガとも表記される。世界中に約700種が知られる。日本では9属32種ほどが報告されている[2]

特徴

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陸上で生活する種がほとんどであるチョウ目では珍しく、ミズメイガ亜科の多くの種では、幼虫が淡水中で生活する[2]。ミズメイガの幼虫には、他のチョウ目の幼虫では見られない気管鰓をもち、それによって水中の溶存酸素を利用して生活しているものと、そのような気管鰓をもたず、皮膚から直接酸素を取り入れ、その後は気孔から大気中の酸素を利用するものとがある[3]

主に水生植物の葉を餌としており、種によって食草は異なるが、スイレンコウホネハスガガブタトチカガミなどの浮葉植物や、ヒルムシロやササバモなどの沈水植物を食害する[4]。また幼虫の巣(ミノ)は、自ら出した糸でウキクサなどの浮葉を紡いでつくる[4]

分類

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かつてはメイガ上科メイガ科に属するとされたが、分類の再検討により、同じメイガ上科のツトガ科に含まれるとされた[1]。亜科名は Nymphulinae とされていたが、これは Acentropinae のシノニムとされた。ツトガ科内では、オオメイガ亜科に近縁[2]

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次のような属が記載されている。

脚注

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  1. ^ a b Speidel, W. & W. Mey, 1999. Catalogue of the Oriental Acentropinae (Lepidoptera, Crambidae). Tijdschrift voor Entomologie 142: 125-142 pdf
  2. ^ a b c Y. Yoshiyasu 1985. A Systematic Study of the Nymphulinae and the Musotiminae of Japan (Lepidoptera : Pyralidae). 京都府立大學學術報告. 農學 37, 1-162, NAID 110000057822
  3. ^ 津田編(1962)p.149
  4. ^ a b 津田編(1962)p.151

参考文献

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