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マイケル・イマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミカエル・イマー
Mikael Ymer
2019年全仏オープンでのミカエル・イマー
基本情報
国籍  スウェーデン
出身地 同・ヴェストラ・イェータランド県
生年月日 (1998-09-09) 1998年9月9日(26歳)
身長 183cm
体重 75kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 1勝
シングルス 0勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 1,385,977 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2021)
全仏 3回戦(2021・22)
全英 3回戦(2023)
全米 1回戦(2020-22)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 50位(2023年4月17日)
ダブルス 187位(2017年10月16日)
2024年10月21日現在

ミカエル・ワンウォーセン・イマーMikael Wondwosen Ymer, 英語発音: /ˈmaɪkəl ˈɪmər/; 1998年9月9日 - )は、スウェーデン出身・エチオピア系の男子プロテニス選手。身長183cm、体重75kg。右利き、バックハンドは両手打ち。ランキング自己最高位はシングルス50位、ダブルス187位。ATPツアーではシングルス0勝、ダブルス1勝を挙げている。

2歳年上の兄もプロテニス選手のエリアス・イマー英語版

選手経歴

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2015年 ウィンブルドンジュニア初優勝

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2015年5月にボースタ英語版で行われたITF M15のシングルスでフューチャーズ初優勝。2015年ウィンブルドン選手権ジュニア男子シングルス英語版で準優勝、優勝はライリー・オペルカだった。2015年10月のストックホルム・オープンでATPツアーデビュー。初戦はアレクサンダー・ズベレフにセットカウント1-2で敗れた。年間最終ランキングは596位。

2016年 ツアーダブルス初優勝

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2016年のストックホルム・オープンで、兄のエリアス・イマーとペアを組み、優勝。ATPツアーダブルス初優勝を果たした。年間最終ランキングは497位。

2017年 マスターズ初出場

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3月のマイアミ・オープンマスターズデビューを果たす。1回戦ではロビン・ハーセに5-7, 6-7(3)のストレートで敗れた。年間最終ランキングは417位。

2018年 マスターズ初勝利

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マイアミ・オープンではワイルドカードで本戦出場を果たす。1回戦ではヤン=レナード・ストルフを3-6, 7-5, 6-1で下して、ATPマスターズ1000初勝利を挙げた。年間最終ランキングは255位。

2019年 トップ100入り

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2019年全仏オープンでのミカエル・イマー

1月のヌメア・チャレンジャー英語版のシングルス決勝で、ノア・ルービン英語版を2-0で下し、チャレンジャー初優勝。

5月の全仏オープンで初めてグランドスラムで予選入りすると、予選1回戦のロベルト・マルコーラ英語版、2回戦のヨアン・タトロ英語版、3回戦のヘンリー・ラークソネン英語版らを全て2-1で下し本戦進出。本戦1回戦ではブラジュ・ロラ英語版を3-0で下し、グランドスラム本戦で初勝利。2回戦はアレクサンダー・ズベレフに0-3で敗れた。

6月のウィンブルドン選手権では、予選1回戦のエイダン・マクヒュー英語版、予選2回戦のダスティン・ブラウンらを2-0で下したが、予選3回戦のデニス・ノヴァク英語版に3-1で敗れた。8月の全米オープンでは、予選1回戦のタイ=ソン・クフィアトコフスキ英語版を2-1、予選2回戦ファクンド・バグニスを2-0で下したが、予選3回戦のチョン・ヒョンに2-0で敗れた。9月のオルレアン・チャレンジャー英語版のシングルス準決勝でジョー・ウィルフリード・ツォンガを2-0、決勝でグレグアール・バレール英語版を2-1で下し、3回目のチャレンジャー優勝とともに、ATPシングルスランキングでトップ100入りをする。

年末のシングルスランキングは74位で、ネクストジェネレーション・ATPファイナルでは21歳以下で9位として大会に出場したが、グループステージで敗退した。年間最終ランキングは74位。

2020年 グランドスラム初勝利

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全豪オープンでは本戦1回戦で内山靖崇をストレートで下してグランドスラム初勝利を挙げた。2回戦のカレン・ハチャノフにはスーパータイブレークの末に破れた。全米オープンでは1回戦でフィリップ・クライノビッチに破れた。全仏オープンでは第1シードのノバク・ジョコビッチに初戦敗退。年間最終ランキングは94位。

2021年 ツアー初の決勝進出

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全豪オープンでは1回戦では第26シードのホベルト・ホルカシュに3-6, 6-3, 3-6, 7-5, 6-3のフルセットで勝利。2回戦でもカルロス・アルカラスにも勝利し、3回戦ではステファノス・チチパスにストレートで破れた。3月のマイアミ・マスターズでも3回戦進出を果たした。全仏オープンでは1回戦でロベルト・カルバレス・バエナにフルセットで勝利し、第14シードのガエル・モンフィスを6-0, 2-6, 6-4, 6-3で破り、キャリア最大の勝利を掴んだ。3回戦ではヤニック・シナーに破れた。年間最終ランキングは94位。

2022年 グランドスラム3回戦進出

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2022年シティー・オープンでのミカエル・イマー

全豪オープンでは1回戦で第4シードのステファノス・チチパスに2-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れた。南フランス・オープンでは準々決勝でリシャール・ガスケを7-5, 6-7(6), 6-1で破り、ツアー2度目のベスト4入り。準決勝ではアレクサンダー・ズベレフに1-6, 3-6で敗れた。年間最終ランキングは69位。

2023年 トップ50入り

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4月17日付のランキングで50位となりトップ50入りを果たす。しかし2022年1月に、12ヵ月間で3回のドーピング検査を欠席したアンチ・ドーピング違反で告発され、6月に一旦は無罪となるも、ITFスポーツ仲裁裁判所に告訴し、2023年7月に逆転有罪となる18ヵ月の出場停止処分が下された[1]。イマーはこの処分を受けて、8月25日に自身のSNSで現役引退を表明した[2]

2024年 復帰意向を表明

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2024年、4月15日に自身のSNSにて「引退は退屈だった。8ヵ月後にまた会おう」と投稿。復帰する意向であることを明かした[要出典]。昨年の処分が終了するのは2025年1月17日となっているため、試合に出場できるのはこれ以降となる。

ATPツアー決勝進出結果

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ダブルス:1戦1勝

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大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー500 (0–0)
ATPツアー250 (1–0)
サーフェス別
ハード (1–0)
クレー (0–0)
グラス (0–0)
結果 勝–敗 日時 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1–0 2016年10月英語版 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード スウェーデンの旗 エリアス・イマー英語版 クロアチアの旗 マテ・パビッチ
ニュージーランドの旗 マイケル・ヴィーナス
6–1, 6–1

ATPチャレンジャー・ITFフューチャーズ決勝

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シングルス:9戦6勝

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記録
ATPチャレンジャー (4–2)
ITFフューチャーズ (2–1)
サーフェス別
ハード (4–1)
クレー (2–2)
グラス (0–0)
結果 勝-敗 日時 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1–0 2015年5月 スウェーデンの旗 F3, ボースタ英語版 クレー ルーマニアの旗 ドラゴシュ・ニコラエ・マダラシュ英語版 2–6, 6–1, 6–2
準優勝 1–1 2015年9月 スウェーデンの旗 F5, ダンデリード ハード イギリスの旗 ジョー・ソールズベリー英語版 6–7(3–6), 6–3, 3–6
優勝 2–1 2017年2月 フランスの旗 F4, リール ハード オランダの旗 ボティク・ファン・デ・ザンスフルプ英語版 6–2, 6–3
優勝 3–1 2019年1月英語版 ニューカレドニアの旗 ヌメア ハード アメリカ合衆国の旗 ノア・ルービン英語版 6–3, 6–3
準優勝 3–2 2019年4月英語版 スペインの旗 ムルシア クレー スペインの旗 ロベルト・カルバリェス・バエナ 6–2, 0–6, 2–6
準優勝 3–3 2019年5月英語版 フランスの旗 ボルドー クレー フランスの旗 リュカ・プイユ 3–6, 3–6
優勝 4–3 2019年7月英語版 フィンランドの旗 タンペレ クレー オランダの旗 タロン・フリークスポール英語版 6–3, 5–7, 6–3
優勝 5–3 2019年9月英語版 フランスの旗 オルレアン ハード フランスの旗 グレグアール・バレール英語版 6–3, 7-5
優勝 6–3 2019年10月英語版 フランスの旗 ムイユロン=ル=カプチフ英語版 ハード フランスの旗 マチアス・ブルグ英語版 6–1, 6-4

ダブルス:1戦0勝

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記録
ATPチャレンジャー (0–0)
ITFフューチャーズ (0–1)
サーフェス別
ハード (0–0)
クレー (0–1)
グラス (0–0)
結果 勝–敗 日時 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 0–1 2015年5月 スウェーデンの旗 F2, ボースタ英語版 クレー スウェーデンの旗 ダニエル・アッペルグレン英語版 スウェーデンの旗 ジョナタン・ムリーダ英語版
スウェーデンの旗 フレッド・シモンソン英語版
1–6, 7–6(7–5), [7–10]

ジュニアグランドスラム決勝

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シングルス: 1戦0勝

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結果 大会 サーフェス 相手 スコア
準優勝 2015年英語版 ウィンブルドン グラス アメリカ合衆国の旗 ライリー・オペルカ 6–7(5–7), 4–6

成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス

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グランドスラム大会

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大会 2019 2020 2021 2022 2023 通算成績
全豪オープン A 2R 3R 1R 1R 3–4
全仏オープン 2R 1R 3R 3R 1R 5–5
ウィンブルドン選手権 Q3 NH 2R 2R 3R 4–3
全米オープン Q3 1R 1R 1R A 0–3

大会最高成績

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大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 1R 2023
マイアミ 3R 2021
モンテカルロ Q1 2022
マドリード A 出場なし
ローマ Q3 2020
カナダ A 出場なし
シンシナティ Q1 2020
上海 A 出場なし
パリ 2R 2022
オリンピック A 出場なし
デビスカップ QF 2021
Next Gen ATPファイナルズ RR 2019

脚注

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  1. ^ 逆転有罪で18ヵ月出場停止”. tennis365.net (2023年7月18日). 2023年9月21日閲覧。
  2. ^ 出場停止中の24歳が現役引退”. tennis365.net (2023年8月26日). 2023年9月21日閲覧。

外部リンク

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