キャスパー・ルード
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2022年モンテカルロ・マスターズでのキャスパー・ルード | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Casper Ruud | |||
国籍 | ノルウェー | |||
出身地 | 同・オスロ | |||
生年月日 | 1998年12月22日(25歳) | |||
身長 | 183cm | |||
体重 | 77kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2015年 | |||
ツアー通算 | 12勝 | |||
シングルス | 12勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 21,591,822 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 4回戦(2021) | |||
全仏 | 準優勝(2022・23) | |||
全英 | 2回戦(2022-24) | |||
全米 | 準優勝(2022) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2021) | |||
全仏 | 2回戦(2019) | |||
全英 | ベスト8(2021) | |||
全米 | 3回戦(2019) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
デビス杯 | ワールドグループI(2020・21) | |||
ATP杯 | グループステージ(2020・22) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 2位(2022年9月12日) | |||
ダブルス | 133位(2021年7月12日) | |||
2024年11月29日現在 |
キャスパー・ルード(Casper Ruud[2]、1998年12月22日 - )はノルウェー・オスロ出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス2位、ダブルス133位。これまでにATPツアーでシングルス12勝を挙げている。身長183cm、体重77kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
生い立ち
[編集]元プロテニス選手であるクリスティアン・ルードの息子であり、父親の手ほどきでテニスを始める。兄妹がふたりいる。ノルウェーのバールムで育ち、ラファエル・ナダルに憧れていた。
選手経歴
[編集]ジュニア時代
[編集]キャスパー・ルードの父、クリスティアン・ルードもプロテニス選手で、1997年全豪オープンでは4回戦に進出しており、世界ランキング自己最高39位はキャスパーが更新するまでノルウェー人の最高位であった。また、キャスパーはジュニア世界ランキング1位を記録した実績を誇る。
2017年 マスターズ初出場
[編集]リオ・オープンで自身初のATPツアーベスト4入りをしたことで世界ランキング133位まで上昇させた。ワイルドカード(主催者推薦)によりマイアミ・オープンで自身初のATPマスターズ1000出場を果たす。
2018年 グランドスラム初出場
[編集]2018年全豪オープンでグランドスラム初出場。2回戦でディエゴ・シュワルツマンに敗れた。年間最終ランキングは112位。
2019年 トップ100入り
[編集]全豪オープンでは予選敗退。リオ・オープンではベスト8入り。準々決勝ではラスロ・ジェレに敗退。BNPパリバ・オープンでは予選敗退。マイアミ・オープンでは1回戦でフェリックス・オジェ=アリアシムに敗退。
全米男子クレーコート選手権で自身初のツアー決勝進出するも、決勝ではクリスチャン・ガリンに敗退。マドリード・オープンでは予選敗退。BNLイタリア国際では予選を突破してマスターズ10003回戦進出。3回戦ではフアン・マルティン・デル・ポトロに敗れた。全仏オープンでは1回戦でエルネスツ・ガルビス、2回戦でマッテオ・ベレッティーニを破り、3回戦で第3シードのロジャー・フェデラーにストレートで敗れた。ウィンブルドン選手権では1回戦で第9シードのジョン・イズナーにストレートで敗れた。
ネクストジェネレーション・ATPファイナルには第4シードで出場。アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナを3-4(2),4-3(2),4-2,3-4(2),4-1のフルセットで破ったものの、1勝2敗でラウンドロビン敗退となった。年間最終ランキングは54位。
2020年 ツアー初優勝 トップ50入り
[編集]ATPカップではノルウェー代表として出場するも、ラウンドロビンでアメリカのジョン・イズナー、イタリアのファビオ・フォニーニ、ロシアのダニール・メドベージェフらに3連敗となり、ラウンドロビン敗退。
全豪オープンでは初戦敗退。しかし、2月のアルゼンチン・オープンで初の決勝進出。決勝でペドロ・ソウザを下して、ツアー初優勝を果たした。これはノルウェー人として初のツアー優勝となった[3]。さらに3月のチリ・オープンでも決勝進出。しかし、決勝ではチアゴ・ザイボチ・ヴィウチに敗れ、準優勝。
ウエスタン・アンド・サザン・オープンではディエゴ・シュワルツマンに初戦敗退。第30シードとして出場した全米オープンでは1回戦でマッケンジー・マクドナルドを4-6, 4-6, 6-4, 6-3, 6-2のフルセットの逆転で勝利。2回戦のエーミル・ルースヴオリ戦も6-4, 6-3, 3-2の時点で相手の途中棄権により3回戦進出。3回戦で世界ランキング8位・第6シードのマッテオ・ベレッティーニに6-4, 6-4, 6-2のストレートで敗れた。翌週のイタリア国際では準々決勝でベレッティーニを破り、マスターズでは初めてベスト4進出を果たした。準決勝では世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチに敗れた。
ドイツ国際オープンではベスト4入り。準決勝でアンドレイ・ルブレフに敗退。全仏オープンでは第28シードとして出場して3回戦まで駒を進めた。3回戦では第3シードのドミニク・ティエムに4-6, 3-6, 1-6のストレートで敗れた。エルステ・バンク・オープンではヤニック・シナーに、パリ・マスターズではウゴ・アンベールにそれぞれ初戦敗退して、シーズン終了。年間最終ランキングは27位。
2021年 ツアー6勝目 ATPファイナルズベスト4 トップ10入り
[編集]全豪オープンでは第24シードで出場し、4回戦まで勝ち進んだが、アンドレイ・ルブレフ戦で途中棄権。アビエルト・メキシコ・テルセルでは準々決勝まで駒を進めるも、世界ランキング6位のアレクサンダー・ズベレフに敗れた。モンテカルロ・マスターズでATPマスターズ1000では2度目のベスト4を達成したが、ここでもルブレフに敗れた。続くマドリード・オープンでは快勝を続け、ベスト4進出。しかし、準決勝でマッテオ・ベレッティーニに敗れた。
5月のジュネーブ・オープンでは決勝でデニス・シャポバロフを破り、ツアー2勝目を挙げた。全仏オープンは3回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに6-7(3), 6-2, 6-7(6), 6-0, 5-7のフルセットの末に敗れた。ウィンブルドン選手権では1回戦でジョーダン・トンプソンに6-7(6), 6-7(3), 6-2, 6-2, 2-6のフルセットで敗れたが、ダブルスではベスト8入りを果たした。
スウェーデン・オープン、スイス・オープン、オーストリア・オープンにおいてATPツアー・250シリーズのクレーコート大会で3週連続優勝を果たす。3週連続での優勝は2011年のアンディ・マリー以来の快挙である。これにより、自己最高のATPランキング12位となり、ノルウェー人としての最高位も更新。
ナショナル・バンク・オープンではベスト8入りをし、準々決勝でステファノス・チチパスに敗れた。その後のウエスタン・アンド・サザン・オープンでもベスト8入りをし、準々決勝ではアレクサンダー・ズベレフに敗れたが、9月13日に世界ランキング10位を記録し、ノルウェー人初のトップ10選手になった。さらに22歳でトップ10を記録した選手として過去最年少記録を樹立した。
全米オープンでは2回戦敗退。その後は欧州選抜としてレーバーカップに出場。シングルスでライリー・オペルカに勝利。欧州選抜チームの優勝に貢献した。9月下旬のサンディエゴ・オープンでは決勝でキャメロン・ノリーを破り、ツアー6勝目を挙げた。BNPパリバ・オープンに第6シードとして出場し、4回戦でディエゴ・シュワルツマンに敗れたが、大会後の10月25日付けのランキングで世界8位になった。パリ・マスターズではアレクサンダー・ブブリクらを破り、ベスト8入り。準々決勝ではアレクサンダー・ズベレフと対決して敗退。
今季の活躍によりATPファイナルズに初出場を決め、「グリーングループ」に割り当てされてノバク・ジョコビッチに敗れるも、ステファノス・チチパスの代役として出場したキャメロン・ノーリーとアンドレイ・ルブレフに勝利して2勝1敗でベスト4入り。準決勝ではダニール・メドベージェフに敗れてシーズン終了。年間最終ランキングは8位。
2022年 全仏・全米準優勝 世界2位
[編集]ATPカップにノルウェー代表のエースとして出場するも、チームはラウンドロビン敗退。
全豪オープンには出場予定だったが、足首を負傷したため欠場[4]。復帰戦となった2月のアルゼンチン・オープンでは決勝でディエゴ・シュワルツマンを下してツアー7勝目を挙げた[5]。 BNPパリバ・オープンでは3回戦でニック・キリオスに敗退。マイアミ・オープンではキャメロン・ノリー、アレクサンダー・ズベレフらを下してATPマスターズ1000初の決勝進出。決勝ではカルロス・アルカラスに5-7, 4-6で敗れ、準優勝。ATPランキングで自己最高の7位を更新した。
モンテカルロ・マスターズでは3回戦でグリゴール・ディミトロフに敗退。マドリード・オープンではドゥシャン・ラヨビッチに初戦敗退。BNLイタリア国際では2020年以来2年ぶりのベスト4入り。準決勝でノバク・ジョコビッチに4-6, 3-6のストレートで敗れた。ジュネーブ・オープンでは決勝進出。決勝でジョアン・ソウザを7-6(3), 4-6, 7-6(1)で下し、ツアー8勝目を挙げた[6]。
全仏オープンでは1回戦で同大会での引退を表明していたジョー=ウィルフリード・ツォンガを6-7(8), 7-6(4), 6-2, 7-6(0)で退けた[7]。2回戦はエーミル・ルースヴオリを6-3, 6-4, 6-2で[8]、3回戦ではロレンツォ・ソネゴを6-2, 6-7(3), 1-6, 6-4, 6-3のフルセットで下し[9]、ノルウェーの男子選手として初めて全仏オープン4回戦進出を果たした[9]。4回戦はフベルト・フルカチュを6-2, 6-3, 3-6, 6-3で[10]、準々決勝はホルガ・ルーネを6-1, 4-6, 7-6(2), 6-3で下した[11]。準決勝ではマリン・チリッチを3-6, 6-4, 6-2, 6-3で退け、ノルウェーの選手として初のグランドスラム大会決勝進出を果たす[12]。決勝ではラファエル・ナダルに3-6, 3-6, 0-6のストレートで敗れ、準優勝[13]。
ウィンブルドン選手権では第3シードとして出場し、1回戦でアルベルト・ラモス=ビノラスを7-6(1), 7-6(9), 6-2のストレートで破り、大会初の初戦突破を飾るも、2回戦でウゴ・アンベールに6-3, 2-6, 5-7, 4-6で敗れた。
スイス・オープン・グシュタードでは決勝でマッテオ・ベレッティーニを4-6, 7-6(4), 6-2で破り、ツアー9勝目を挙げた。ナショナル・バンク・オープンでは3回戦でロベルト・バウティスタ・アグート、準々決勝でフェリックス・オジェ=アリアシムらを下してベスト4入り。準決勝でホベルト・ホルカシュに7-5, 3-6, 2-6で敗れた。第5シードとして臨んだ全米オープンでは準々決勝で第13シードのマッテオ・ベレッティーニを1-6, 4-6, 6-7(4)のストレートで下して、大会初のベスト4入りを果たした。準決勝はカレン・ハチャノフを7-6(5), 6-2, 5-7, 6-2で破り、決勝進出。勝利した方がグランドスラム大会初優勝とともに、世界1位に立つ試合ではカルロス・アルカラスと対戦したが、4-6, 6-2, 6-7(1), 3-6で敗れ、ノルウェーの選手として初の世界ランキング1位のチャンスを逃し、今季グランドスラム大会2度の準優勝で幕を閉じた。
ATPファイナルズでは第1シードのラファエル・ナダルに敗れるものの、フェリックス・オジェ=アリアシムとテイラー・フリッツに勝利し、2年連続のベスト4入り。準決勝ではアンドレイ・ルブレフに6-2,6-4で勝利し自身初の決勝進出となった。決勝ではノバク・ジョコビッチに5-7,3-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは自己最高の3位。
2023年 2年連続全仏準優勝
[編集]1月、ユナイテッド・カップではノルウェー代表としてチームを率いた。全豪オープンでは第2シードとして出場するも、ジェンソン・ブルックスビーに3-6, 5-7, 7-6(4), 2-6で2回戦敗退。
3月、BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンではそれぞれクリスチャン・ガリンとボーティック・ファン・デ・ザンスフルプに3回戦敗退。
4月、エストリル・オープンでは決勝でミオミル・キツマノビッチに6-2, 7-6(3)のストレートで下してツアー10勝目を挙げた。さらにこの大会でクレー100勝目を記録した。モンテカルロ・マスターズではヤン=レナード・ストルフに、マドリード・オープンではマッテオ・アルナルディにそれぞれ早期敗退となった。
5月、ローマ・マスターズではベスト4入り。準決勝ではホルガ・ルーネに7-6(2), 4-6, 2-6に敗れた。
6月、全仏オープンでは第4シードとして出場し、準々決勝では前述の第6シードのルーネを6-1, 6-2, 3-6, 6-3で破り、準決勝では第22シードのアレクサンダー・ズベレフに6-3, 6-4, 6-0のストレートで下して、昨年同様2年連続でグランドスラム決勝進出。決勝では第3シードのノバク・ジョコビッチに6-7(1), 3-6, 5-7のストレートで敗れ、準優勝を飾った。
7月、ウィンブルドン選手権では2回戦でリアム・ブローディに4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 0-6のフルセットで敗れた。スウェーデン・オープンでは決勝進出。決勝でアンドレイ・ルブレフに6-7(3), 0-6のストレートで敗れ、準優勝。
8月、ナショナル・バンク・オープンではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに6-7(4), 6-4, 6-7(4)で3回戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではマックス・パーセルに4-6, 6-3, 4-6で初戦敗退。全米オープンでは第5シードとして出場するも、ジャン・ジジェンに4-6, 7-5, 2-6, 6-0, 2-6のフルセットで敗退した。
9月、レーバーカップでは2年連続で欧州代表として参戦。シングルスではトミー・ポールを7-6(6), 6-2でチームの勝利に貢献するも、チームは敗退した。
10月、チャイナ・オープンではベスト8入りするも、準々決勝でカルロス・アルカラスに4-6, 2-6で敗れた。上海マスターズでは4回戦でファービアーン・マロジャーンに6-7(3), 6-3, 4-6で敗退。スイス・インドアでは2回戦でドミニク・シュトリッカーに4-6, 6-3, 6-7(1)で敗れた。
11月、パリ・マスターズではフランシスコ・セルンドロ に5-7, 4-6で初戦敗退。年間最終ランキングは11位。
2024年 全仏ベスト4 マスターズ準優勝 パリ五輪・ユナイテッド杯ベスト8
[編集]1月、ユナイテッドカップではノルウェー代表のエースとして参戦。オランダ代表とクロアチア代表を破り、ベスト8入りするも、準々決勝でフランス代表に敗れた。全豪オープンでは第11シードとして出場するも、3回戦で第19シードのキャメロン・ノリーに4-6, 7-6(7), 4-6, 3-6で敗退。
2月、ロス・カボス・オープンと3月のアカプルコでは2大会連続決勝進出。それぞれジョーダン・トンプソン(3-6, 6-7(4))とアレックス・デミノー(4-6, 4-6)に敗れ、準優勝となった。BNPパリバ・オープンでは初のベスト8入り。準々決勝ではトミー・ポール (テニス選手) に2-6, 6-1, 3-6で敗れた。マイアミ・オープンでは4回戦でニコラス・ジャリーに6-7(3), 3-6のストレートで敗退。
4月、モンテカルロ・マスターズでは3回戦でホベルト・ホルカシュを6-4, 6-2、準々決勝ではウゴ・アンベールを6-3, 4-6, 6-1、準決勝では世界ランキング1位かつ第1シードのノバク・ジョコビッチを6-4, 1-6, 6-4で下す活躍で大会発の決勝進出。決勝ではステファノス・チチパスに1-6, 4-6のストレートで敗れるも、マスターズ1000準優勝となった。しかし、続くバルセロナ・オープンでは決勝進出して、決勝でチチパスを7-5, 6-3のストレートで下して、ツアー11勝目を挙げた。
5月、マドリード・オープンでは2回戦でミオミル・キツマノビッチを6-4, 6-1、3回戦でキャメロン・ノリーを6-2, 6-4でそれぞれストレートで破るも、4回戦ではフェリックス・オジェ=アリアシムに4-6, 5-7のストレートで敗退。ローマ・マスターズではキツマノビッチに6-0, 4-6, 4-6の逆転で初戦敗退を喫したが、ジュネーブ・オープンでは決勝進出。決勝でトマーシュ・マハーチを7-5, 6-3のストレートで下して、ツアー12勝目を挙げた。
6月、全仏オープンでは第7シードとして出場。2回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナを7-6(5), 1-6, 6-3, 4-6, 6-3のフルセットで勝利。3回戦では第28シードのトマス・マルティン・エチェベリーを6-4, 1-6, 6-2, 6-2、4回戦で第12シードのテイラー・フリッツを7-6(8), 3-6, 6-4, 6-2でそれぞれ破り、ベスト8進出。準々決勝では第1シードのジョコビッチが棄権したため、そのままベスト4進出。準決勝では第4シードのアレクサンダー・ズベレフに6-2, 2-6, 4-6, 2-6で敗れ、3年連続の決勝進出とはならなかった。
7月、ウィンブルドン選手権では第8シードとして出場するも、2回戦でファビオ・フォニーニに4-6, 5-7, 7-6(1), 3-6で敗れた。2024年パリオリンピックのテニス競技ではノルウェー代表としてオリンピック初出場を果たし、ベスト8進出。準々決勝ではカナダのオジェ=アリアシムに6-4, 7-6(8), 6-3の接戦の末に敗退。
8月、ナショナル・バンク・オープンでは初戦を突破するも、2回戦のセバスチャン・コーダ戦を前に棄権した。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではオジェ=アリアシムに3-6, 1-6のストレートで初戦敗退。
9月、全米オープンでは第8シードとして出場。2回戦ではガエル・モンフィスを6-4, 6-2, 2-6, 7-6(3)で破り、3回戦では商竣程を6-7(1), 3-6, 6-0, 6-3, 6-1のフルセットの逆転で破り、4回戦進出。4回戦では第12シードのフリッツに6-3, 4-6, 3-6, 2-6で敗れた。木下ジャパンオープンテニスではトンプソンに6-7(5), 1-6のストレートで初戦敗退。
10〜11月、ストックホルム・オープンでベスト8進出したのを除いては上海マスターズ、スイス・インドア、パリ・マスターズ、モゼール・オープンの4大会において初戦敗退となったが、今季の活躍からレートランキング6位となり、2024年ATPファイナルズに参戦。「ジョン・ニューカム」グループに割り振られ、グループステージでは第1試合(カルロス・アルカラスを6-1, 7-5)、第2試合(ズベレフに6-7(3), 3-6)、第3試合(アンドレイ・ルブレフを6-4, 5-7, 6-2)を2勝1敗で決勝トーナメント進出。準決勝ではシナーに1-6, 2-6のストレートで敗れ、ベスト4で幕を閉じた。年間最終ランキングは6位。
主要大会決勝
[編集]グランドスラム
[編集]シングルス: 3 (準優勝3回)
[編集]結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2022年 | 全仏オープン | クレー | ラファエル・ナダル | 3-6, 3-6, 0-6 |
準優勝 | 2022年 | 全米オープン | ハード | カルロス・アルカラス | 4-6, 6-2, 6-7(1-7), 3-6 |
準優勝 | 2023年 | 全仏オープン | クレー | ノバク・ジョコビッチ | 6-7(1-7), 3-6, 5-7 |
ATPファイナルズ
[編集]シングルス: 1 (準優勝1回)
[編集]結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2022年 | トリノ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 5-7, 3-6 |
ATPマスターズ1000
[編集]シングルス: 2 (準優勝2回)
[編集]結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|
準優勝 | 2022年 | マイアミ | ハード | カルロス・アルカラス | 5-7, 4-6 |
準優勝 | 2024年 | モンテカルロ | クレー | ステファノス・チチパス | 1-6, 4-6 |
ATPツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 23回 (12勝11敗)
[編集]
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2019年4月14日 | ヒューストン | クレー | クリスチャン・ガリン | 6-7(4-7), 6-4, 3-6 |
優勝 | 1. | 2020年2月16日 | ブエノスアイレス | クレー | ペドロ・ソウザ | 6-1, 6-4 |
準優勝 | 2. | 2020年3月1日 | サンティアゴ | クレー | チアゴ・ザイボチ・ヴィウチ | 5-7, 6-4, 3-6 |
優勝 | 2. | 2021年5月22日 | ジュネーヴ | クレー | デニス・シャポバロフ | 7-6(8-6), 6-4 |
優勝 | 3. | 2021年7月18日 | ボースタード | クレー | フェデリコ・コリア | 6-3, 6-3 |
優勝 | 4. | 2021年7月25日 | グシュタード | クレー | ユーゴ・ガストン | 6-3, 6-2 |
優勝 | 5. | 2021年7月31日 | キッツビュール | クレー | ペドロ・マルティネス | 6-1, 4-6, 6-3 |
優勝 | 6. | 2021年10月3日 | サンディエゴ | ハード | キャメロン・ノリー | 6-0, 6-2 |
優勝 | 7. | 2022年2月13日 | ブエノスアイレス | クレー | ディエゴ・シュワルツマン | 5-7, 6-2, 6-3 |
準優勝 | 3. | 2022年4月3日 | マイアミ | ハード | カルロス・アルカラス | 5-7, 4-6 |
優勝 | 8. | 2022年5月21日 | ジュネーヴ | クレー | ジョアン・ソウザ | 7-6(7-3), 4-6, 7-6(7-1) |
準優勝 | 4. | 2022年6月6日 | 全仏オープン | クレー | ラファエル・ナダル | 3-6, 3-6, 0-6 |
優勝 | 9. | 2022年7月24日 | グシュタード | クレー | マッテオ・ベレッティーニ | 4-6, 7-6(7-4), 6-2 |
準優勝 | 5. | 2022年9月11日 | 全米オープン | ハード | カルロス・アルカラス | 4-6, 6-2, 6-7(1-7), 3-6 |
準優勝 | 6. | 2022年11月21日 | トリノ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 5-7, 3-6 |
優勝 | 10. | 2023年4月9日 | エストリル | クレー | ミオミル・ケツマノビッチ | 6-2, 7-6(7-3) |
準優勝 | 7. | 2023年6月11日 | 全仏オープン | クレー | ノバク・ジョコビッチ | 6-7(1-7), 3-6, 5-7 |
準優勝 | 8. | 2023年7月23日 | ボースタード | クレー | アンドレイ・ルブレフ | 6-7(3-7), 0-6 |
準優勝 | 9. | 2024年2月24日 | ロス・カボス | ハード | ジョーダン・トンプソン | 3-6, 6-7(4-7) |
準優勝 | 10. | 2024年3月2日 | アカプルコ | ハード | アレックス・デミノー | 4-6, 4-6 |
準優勝 | 11. | 2024年4月14日 | モンテカルロ | クレー | ステファノス・チチパス | 1-6, 4-6 |
優勝 | 11. | 2024年4月21日 | バルセロナ | クレー | ステファノス・チチパス | 7-5, 6-3 |
優勝 | 12. | 2024年5月25日 | ジュネーヴ | クレー | トマーシュ・マハーチ | 7-5, 6-3 |
成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
グランドスラム
[編集]大会 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | Q3 | 2R | Q1 | 1R | 4R | A | 2R | 3R | 7–5 |
全仏オープン | Q2 | 2R | 3R | 3R | 3R | F | F | SF | 23–7 |
ウィンブルドン | A | Q1 | 1R | NH | 1R | 2R | 2R | 2R | 3–5 |
全米オープン | Q2 | 1R | 1R | 3R | 2R | F | 2R | 4R | 13–7 |
勝–敗 | 0-0 | 2-3 | 2-3 | 4-3 | 6-4 | 13-3 | 9-4 | 10-4 | 46–24 |
※: 2024年全仏準々決勝の不戦勝は通算成績に含まない
大会最高成績
[編集]大会 | 成績 | 年 |
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ATPファイナルズ | F | 2022 |
インディアンウェルズ | QF | 2024 |
マイアミ | F | 2022 |
モンテカルロ | F | 2024 |
マドリード | SF | 2021 |
ローマ | SF | 2020, 2022, 2023 |
カナダ | SF | 2022 |
シンシナティ | QF | 2021 |
上海 | 4R | 2023 |
パリ | QF | 2021 |
オリンピック | QF | 2024 |
デビスカップ | WGI | 2021 |
ATPカップ | RR | 2020, 2022 |
ユナイテッド・カップ | QF | 2024 |
Next Gen ATPファイナルズ | RR | 2019 |
脚注
[編集]- ^ “英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2022年1月23日閲覧。
- ^ ノルウェー語発音: [ˈkɑspɛr ˈrʉː],英語発音: /ˈkæspər ˈruːd/[1]
- ^ “In Buenos Aires, Casper Ruud becomes first Norwegian to win ATP title”. AP通信. Tennis.com. (2020年2月16日) 2020年9月25日閲覧。
- ^ “好調ルードが全豪OP棄権 2日前の練習で足首負傷”. AFPBB News. AFP. (2022年1月18日) 2022年2月5日閲覧。
- ^ “2020年覇者ルードがシュワルツマンの連覇を阻んで今季初優勝 [アルゼンチン・オープン]”. テニスマガジンONLINE (2022年2月14日). 2022年6月4日閲覧。
- ^ “Ruud Edges Sousa To Win Geneva Title” (英語). ATPTour.com. ATP Tour (2022年5月21日). 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ツォンガが現役引退、激戦の末に全仏OP初戦敗退”. AFPBB News. AFP. (2022年5月25日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ “French Open day five” (英語). Reuters. ロイター. (2022年5月26日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b “ルード、ノルウェー男子初の4回戦進出 全仏OP”. AFPBB News. AFP. (2022年5月29日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ “メドベージェフとチチパスがまさかの4回戦敗退、全仏OP”. AFPBB News. AFP. (2022年5月31日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ルードが全仏OP準決勝進出 初のGS4強入り”. AFPBB News. AFP. (2022年6月2日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ルード、「憧れ」の存在ナダルとの決勝進出 全仏OP”. AFPBB News. AFP. (2022年6月4日) 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ナダルが14回目の全仏OP優勝 最多更新のGS22勝目”. AFPBB News. AFP. (2022年6月6日) 2022年6月6日閲覧。