ジョアン・ソウザ
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2022年全仏オープンでのジョアン・ソウザ | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | João Pedro Coelho Marinho de Sousa | |||
国籍 | ポルトガル | |||
出身地 | 同・ギマランイス | |||
生年月日 | 1989年3月30日(35歳) | |||
身長 | 185cm | |||
体重 | 73kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2005年 | |||
引退年 | 2024年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 4勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯通算成績 | 321勝411敗 | |||
シングルス | 220勝269敗 | |||
ダブルス | 101勝142敗 | |||
生涯獲得賞金 | $8,340,548 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2015・16・19) | |||
全仏 | 2回戦(2013・15-17・22) | |||
全英 | 4回戦(2019) | |||
全米 | 4回戦(2018) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2019) | |||
全仏 | 3回戦(2014・18) | |||
全英 | 3回戦(2018) | |||
全米 | ベスト8(2015・19・22) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 28位(2016年5月16日) | |||
ダブルス | 26位(2019年5月13日) | |||
ジョアン・ペドロ・コエーリョ・マリーニョ・デ・ソウザ(João Pedro Coelho Marinho de Sousa, 1989年3月30日 - )は、ポルトガル・ギマランイス出身の元男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス4勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス28位、ダブルス26位。身長185cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
彼の名前はブラジルのテニス選手ジョアン・ソウザと混同しやすい。ポルトガルのソウザはJoão SousaだがブラジルのソウザはJoão Souzaである。
選手経歴
[編集]ジュニア時代
[編集]7歳からテニスを始める。
2005年 プロ転向
[編集]2005年にプロに転向。
2012年 グランドスラム初勝利
[編集]4大大会でに2012年全仏オープンで初出場した。シングルスでは3回戦進出が最高である。
2013年 ツアー初優勝
[編集]2013年のマレーシア・オープン・クアラルンプールでは準々決勝で世界ランク4位のダビド・フェレールを6–2, 7–6(6)破りトップ10プレイヤーから初めての勝利を挙げた。決勝でジュリアン・ベネトーを2–6, 7–5, 6–4で破りツアー初優勝を果たした[1]。これはポルトガル選手として初めてのATPツアーシングルス優勝である。
2015年 全米ダブルスベスト8
[編集]2015年は4度の決勝進出を果たした。ジュネーヴ・オープンではトマス・ベルッシに、クロアチア・オープンではドミニク・ティームに、サンクトペテルブルク・オープンではミロシュ・ラオニッチに敗れた。バレンシア・オープンではロベルト・バウティスタ・アグートを3-6, 6-3, 6-4で破り、ツアー2勝目を挙げた。また11月9日付のランキングで自己最高の33位に浮上した。
ダブルスでは2015年全米オープンでレオナルド・マイエルと組みベスト8に進出している。
2016年 マスターズベスト8
[編集]2016年のマドリード・オープンではマスターズ1000で初めてベスト8進出を果たした。準々決勝でラファエル・ナダルに0-6, 6-4, 3-6で敗れた。5月16日付の世界ランキングで自己最高の28位となる。
2018年 ツアー3勝目
[編集]2018年は地元ポルトガルのミレニアム・エストリル・オープンで、決勝でアメリカのフランシス・ティアフォーを6-4, 6-4のストレートで下し、2015年以来となるツアー3勝目を挙げた。
2019年 全豪ダブルスベスト4
[編集]2019年のウィンブルドン選手権では、2回戦で第13シードのマリン・チリッチを6-4,6-4,6-4で破ると、続く3回戦では地元イギリスのダニエル・エバンスを4-6,6-4,7-5,4-6,6-4で破り、ベスト16進出を果たした。ポルトガルの選手が達成するのはこれが初めて。
2021年 ツアー通算200勝
[編集]2022年 ツアー4勝目
[編集]2024年 引退
[編集]ソウザは2024年に、地元ポルトガルのエストリル・オープンを最後に現役を引退した[2]。
ATPツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 12回 (4勝8敗)
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2013年9月29日 | クアラルンプール | ハード (室内) | ジュリアン・ベネトー | 2–6, 7–5, 6–4 |
準優勝 | 1. | 2014年7月14日 | ボースタード | クレー | パブロ・クエバス | 2–6, 1–6 |
準優勝 | 2. | 2014年9月21日 | メス | ハード (室内) | ダビド・ゴファン | 4–6, 3–6 |
準優勝 | 3. | 2015年5月23日 | ジュネーヴ | クレー | トマス・ベルッシ | 6–7(4–7), 4–6 |
準優勝 | 4. | 2015年7月26日 | ウマグ | クレー | ドミニク・ティーム | 4–6, 1–6 |
準優勝 | 5. | 2015年9月27日 | サンクトペテルブルク | ハード (室内) | ミロシュ・ラオニッチ | 3–6, 6–3, 3–6 |
優勝 | 2. | 2015年11月1日 | バレンシア | ハード (室内) | ロベルト・バウティスタ・アグート | 3–6, 6–3, 6–4 |
準優勝 | 6. | 2017年1月14日 | オークランド | ハード | ジャック・ソック | 3–6, 7–5, 3–6 |
準優勝 | 7. | 2017年8月5日 | キッツビュール | クレー | フィリップ・コールシュライバー | 3–6, 4–6 |
優勝 | 3. | 2018年5月6日 | エストリル | クレー | フランシス・ティアフォー | 6–4, 6–4 |
優勝 | 4. | 2022年2月6日 | プネー | ハード | エーミル・ルースヴオリ | 7–6(7–4), 4–6, 6–1 |
準優勝 | 8. | 2022年5月21日 | ジュネーヴ | クレー | キャスパー・ルード | 6–7(3–7), 6–4, 6–7(1–7) |
ダブルス: 1回 (0勝1敗)
[編集]結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2018年5月20日 | ローマ | クレー | パブロ・カレーニョ・ブスタ | フアン・セバスティアン・カバル ロベルト・ファラ |
6–3, 4–6, [4–10] |
シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 通算成績 |
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全豪オープン | LQ | LQ | 2R | 1R | 3R | 3R | 1R | 2R | 3R | 1R | A | 1R | 1R | 8–10 |
全仏オープン | A | 1R | 2R | 1R | 2R | 2R | 2R | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | LQ | 5–11 |
ウィンブルドン | LQ | LQ | LQ | 1R | 1R | 3R | 1R | 1R | 4R | NH | 1R | 1R | A | 5–8 |
全米オープン | LQ | LQ | 3R | 2R | 1R | 3R | 1R | 4R | 1R | 1R | LQ | 2R | A | 9–9 |
大会最高成績
[編集]大会 | 成績 | 年 |
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ATPファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 3R | 2018 |
マイアミ | 4R | 2018 |
モンテカルロ | 2R | 2015-17 |
マドリード | QF | 2016 |
ローマ | 2R | 2016, 2019 |
カナダ | 1R | 2014-16, 2018 |
シンシナティ | 2R | 2014, 2015, 2017 |
上海 | 2R | 2019 |
パリ | 2R | 2016-18 |
オリンピック | 2R | 2016 |
デビスカップ | WG1 | 2021 |
ATPカップ | A | 出場なし |
脚注
[編集]- ^ “ソウザがツアー初優勝/テニス”. nikkansports.com. (2013年9月29日)
- ^ 「ポルトガルのテニス界を牽引し続けた35歳ソウザが母国の地で現役生活に終止符「これ以上のエンディングは望めない」」『テニスマガジンONLINE』2024年4月4日。2024年4月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- ジョアン・ソウザ - ATPツアーのプロフィール
- ジョアン・ソウザ - デビスカップのプロフィール
- ジョアン・ソウザ - 国際テニス連盟
- ジョアン・ソウザ (@joaosousa30) - X(旧Twitter)
- João Sousa (joao30sousa) - Facebook