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ポロニウム化マグネシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポロニウム化マグネシウム
特性
化学式 MgPo
モル質量 233.29 g/mol
外観 灰色[1]
密度 6.7 g/cm3 (XRD)[2]
構造
結晶構造 ヒ化ニッケル型, hP4, No. 194
空間群 P63/mmc
格子定数 (a, b, c) a = 0.4345 nm Å,b = 0.4345 nm Å,c = 0.7077 nm Å
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ポロニウム化マグネシウム(Magnesium polonide)は、マグネシウムポロニウムからなるである。この塩は、ポロニウムの非常に安定な化合物であるポロニウム化物の1つである[3]

合成

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マグネシウムとポロニウムの混合物を300-400℃で加熱することで合成される[1]

構造

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ヒ化ニッケル型の構造を持つ[1][3]。対応する硫化物セレン化物テルリドと同形でないという点で、珍しいポロニウム化物であり、ポロニウム化水銀のみがこの性質を共有する[2]

出典

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  1. ^ a b c Bagnall, K. W. (1962). “The Chemistry of Polonium”. Advances in Inorganic Chemistry and Radiochemistry. New York: Academic Press. pp. 197–230. ISBN 9780120236046. https://www.google.com/books?id=8qePsa3V8GQC 
  2. ^ a b Witteman, W. G.; Giorgi, A. L.; Vier, D. T. (1960). “The Preparation and Identification of Some Intermetallic Compounds of Polonium”. Journal of Physical Chemistry (American Chemical Society) 64 (4): 434–440. doi:10.1021/j100833a014. OSTI 4190680. 
  3. ^ a b Greenwood, Norman N.; Earnshaw, A. (1984), Chemistry of the Elements, Oxford: Pergamon, p. 899, ISBN 0-08-022057-6