硝酸マグネシウム
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硝酸マグネシウム | |
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硝酸マグネシウム | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 15750-45-5(二水和物) 13446-18-9(六水和物) 10377-60-3(無水物) 15750-45-5(二水和物) 13446-18-9(六水和物) |
特性 | |
化学式 | Mg(NO3)2 |
モル質量 | 148.30 g/mol |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 1.64 g/cm3(六水和物) |
融点 |
89 ℃(六水和物) |
沸点 |
分解 |
水への溶解度 | 125 g/100g水 |
構造 | |
結晶構造 | 単斜晶系(六水和物) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−790.65 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
164.0 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
141.92 J mol−1K−1 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
主な危険性 | 酸化剤 (O) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R8 |
Sフレーズ | S24/25 |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
その他の陽イオン | 硝酸バリウム;硝酸ストロンチウム;硝酸カルシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硝酸マグネシウム(しょうさんマグネシウム、Magnesium nitrate)は組成式 Mg(NO3)2 で表される、マグネシウムの硝酸塩である。無水物は市販されず、6水和物として市販されている。
合成
[編集]水酸化マグネシウム水溶液と硝酸による中和反応、または炭酸マグネシウムを硝酸に溶解して水溶液が得られる[2][3]。
水溶液を濃縮すると6水和物 が析出する。また飽和水溶液に濃硝酸を加えると2水和物Mg(NO3)2·2H2Oが析出する。
性質
[編集]無色結晶で水に溶解しやすく潮解性をもち、6水和物は単斜晶系に属する。 水、エタノール及びアセトンに可溶である。
6水和物は融点以上で分解が始まり塩基性塩を生成し、さらに400℃程度に加熱すると酸素および二酸化窒素を放出して酸化マグネシウムとなる。