ホテルエミシア札幌
ホテルエミシア札幌 Hotel Emisia Sapporo | |
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施設外観(2018年) | |
ホテル概要 | |
ホテルチェーン | ホスピタリティオペレーションズ |
設計 | 石本・中原設計JV[1] |
運営 | 株式会社ホスピタリティオペレーションズ札幌 ホテルエミシア札幌 |
前身 | 新さっぽろパレスホテル→シェラトンホテル札幌 |
階数 | 地下2階 - 地上32階 |
レストラン数 | 6軒 |
部屋数 | 512室 |
延床面積 | 45,405 m² |
駐車場 | 207台 |
開業 |
1996年6月3日(新さっぽろパレスホテル)[2][3] 1999年9月11日(シェラトンホテル札幌)[4] 2014年10月1日(ホテルエミシア札幌) |
最寄駅 |
新札幌駅 新さっぽろ駅 |
所在地 |
〒004 -0052 札幌市厚別区厚別中央2条5丁目5-25 |
位置 | 北緯43度02分24秒 東経141度28分24秒 / 北緯43.04000度 東経141.47333度座標: 北緯43度02分24秒 東経141度28分24秒 / 北緯43.04000度 東経141.47333度 |
公式サイト | ホテルエミシア札幌 公式サイト |
ホテルエミシア札幌(Hotel Emisia Sapporo)は、札幌市厚別区にあるシティホテルである。
概要
[編集]前身は旭川市に本社を置く繊維卸を核とする地場系総合企業の東栄が1996年(平成8年)に開業した「新さっぽろパレスホテル」[5]。
新札幌副都心開発の第3期事業として建設され[6]、当時は札幌市内で最も高い(115m)建物であった[1][2]。1999年(平成11年)から2014年(平成26年)までスターウッド・ホテル&リゾートと提携し、「シェラトンホテル札幌」として運営していた。
当初建物を保有して運営に当たっていた東栄は、本業収益の低下と莫大な費用を要した当施設の事業を含む不動産事業の失敗、メインバンクだった北海道拓殖銀行の破綻に伴って新規融資が受けられなくなり、2003年(平成15年)1月28日に自主再建を断念し民事再生法を申請した[7]。 当施設を含む3ホテルの運営は継続され[8]、ローンスタージャパンにマルカツデパートやケーブルテレビ局などと共に売却されて経営権が移行した[9]が、営業は継続された[10]。その後、ローンスター社傘下のソラーレ ホテルズ アンド リゾーツにより運営。
現在はホスピタリティオペレーションズが運営している。現在の名称の「エミシア」は「笑み」emiと「幸せ」siawaseを組み合わせた造語であり、ホテルを利用するすべての方のHapinessに繋がることを込めたものである。
沿革
[編集]- 1996年(平成 8年):「新さっぽろパレスホテル」として開業[2][3]。
- 1999年(平成11年):スターウッド・ホテル&リゾートと提携し、「シェラトンホテル札幌」と改称[11]。
- 2003年(平成15年):オーナー会社の東栄が「民事再生法」申請[7]。営業は継続し[8][12]、ローンスタージャパンに経営権を移行[13][14]。
- 2004年(平成16年):ローンスター社傘下のソラーレ ホテルズ アンド リゾーツによる運営開始[15]。ソラーレ社の子会社「シェラトン札幌」により[16]引き続きスターウッドに運営を委ねる形になった[17]。
- 2013年(平成25年):ホスピタリティオペレーションズが事業譲受[4][17][16]。「シェラトン札幌」の全株式をホスタピリティ社に売却する形での事業譲渡であるが、運営は引き続きスターウッドが続ける形となった。
- 2014年(平成26年):スターウッド・ホテル&リゾートとの業務提携解消に伴い、「ホテルエミシア札幌」と改称[18]。
施設
[編集]客室
- スタンダードフロア/ハイフロア
- シングル (18 m²)
- ツイン (24 m²)
- コーナーツイン (24〜29 m²)
- ダブル (24 m²)
- コーナーダブル (29 m²)
- ファミリー (42 m²)
- スカイフロア
- スカイツイン (24 m²)
- スカイコーナーツイン (37 m²)
- スカイコーナーダブル (37 m²)
- 和室・和洋室
- 和室 (12畳)
- 和洋室(2間続き/セパレート) (7.5畳)
- スイート
- ジュニアスイートツイン (62 m²)
- エミシアスイート (93 m²)
- スカイビュースイート (122 m²)
- バリアフリー
- アクセシブルルーム (42 m²)
レストラン
- カフェ・ドム
- 中国料理 仙雲
- スカイレストラン ハレアス
- ベーカリーショップ ノースクレスト
ウェディング
- チャペル
- 神殿
- BRIDAL SALON Ai
宴会・会議
- 大宴会場 パレスボールルーム (764 m²)
- 中宴会場 パステル (404 m²)
- 中宴会場 パレット (394 m²)
- 小宴会場 クラウン (143 m²)
- 小宴会場・会議室
- シンフォニー (187 m²)
- カトレア (72 m²)
- アザレア (64 m²)
- ライラック (64 m²)
- パンジー (44 m²)
- コスモス (36 m²)
- 和室宴会場
- 松 (48 m²)
- 月・雪 (各24 m²)
- 桐 (18 m²)
- 松 (48 m²)
- パーティールーム カーサ・ビアンカ (93 m²)
リラクゼーション
その他
将棋・囲碁
[編集]地元の北海道新聞社を含むブロック紙3社連合主催の将棋・囲碁のタイトル戦の開催実績を持つ[21]。
- 将棋
- 2012年5月7日 第23期女流王位戦五番勝負第2局(●甲斐智美 - 里見香奈○)
- 2018年8月1・2日 第59期王位戦七番勝負第3局(○菅井竜也 - 豊島将之●)
- 2020年7月13・14日 第61期王位戦七番勝負第2局(●木村一基 - 藤井聡太○)
- 囲碁
アクセス
[編集]新札幌副都心にあり、周辺には新さっぽろアークシティ(新さっぽろアークシティデュオ・新札幌バスターミナル)やサンピアザ(イオン新さっぽろ店・カテプリ・サンピアザ劇場・サンピアザ水族館)、地域医療機能推進機構札幌北辰病院(JCHO札幌北辰病院)などがある。
- 札幌市営地下鉄東西線新さっぽろ駅から徒歩約1分
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)新札幌駅から徒歩約3分
脚注
[編集]- ^ a b “シェラトンホテル札幌”. 石本建築事務所. 2016年12月6日閲覧。
- ^ a b c “札幌一の“のっぽさん” パレスホテル オープン祝う”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1996年6月3日)
- ^ a b “国際ツーリズムの歩み 1996年” (PDF). 日本国際ツーリズム殿堂. 2016年12月6日閲覧。
- ^ a b 『『シェラトンホテル札幌』株式および事業譲受のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ホスピタリティオペレーションズ、2013年9月2日 。2016年12月6日閲覧。
- ^ 東京のパレスホテルチェーンとは無関係であり、旭川パレスホテル(現アートホテル旭川と同系列
- ^ “開発の現況”. 札幌副都心開発公社. 2016年12月6日閲覧。
- ^ a b “旭川の繊維卸 東栄きょう再生法申請 負債は350億円”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年1月28日)
- ^ a b “東栄破たん 「副都心の顔」残った シェラトン営業継続 地元厚別、安どの声”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年1月29日)
- ^ “一般債権者向け返済は約二億八千万円 東栄債権者説明会”. あさひかわ新聞 (北のまち新聞社). (2003年11月4日)
- ^ “米資に譲渡の「旧東栄系」ホテル 運営維持を地元好感 転売懸念薄れ前向き評価も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年4月14日)
- ^ “外資の集客力に期待*新さっぽろパレスホテル*「シェラトン」提携で経営刷新”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年8月26日). 2016年12月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “国際ツーリズムの歩み 2003年” (PDF). 日本国際ツーリズム殿堂. 2016年12月6日閲覧。
- ^ “一般債権者向け返済は約二億八千万円 東栄債権者説明会”. あさひかわ新聞 (北のまち新聞社). (2003年11月4日)
- ^ “米資に譲渡の「旧東栄系」ホテル 運営維持を地元好感 転売懸念薄れ前向き評価も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年4月14日)
- ^ “日本のホテルチェーングループ一覧” (PDF). HOTERES. p. 17 (2010年). 2016年12月6日閲覧。
- ^ a b 高橋克哉 (2013年9月5日). “シェラトン札幌、所有会社が変更 ホテル名はそのまま”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b “シェラトンホテル札幌を買収 ホスピタリティ社 名称は変更せず”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2013年9月2日)
- ^ “「エミシア」で再出発 シェラトンホテル札幌、10月に改名”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2014年4月3日)
- ^ “株式会社ウヤマ”. 2016年12月6日閲覧。
- ^ “株式会社小六”. 2016年12月6日閲覧。
- ^ 舞台は整った コロナ対策、警備万全 「将棋めし」4種準備 王位戦第2局、13日から