札幌プリンスホテルタワー
札幌プリンスホテルタワー | |
---|---|
施設外観(2012年2月) | |
施設情報 | |
所在地 | 札幌市中央区南2条西11丁目 |
座標 | 北緯43度03分21秒 東経141度20分27秒 / 北緯43.05583度 東経141.34083度座標: 北緯43度03分21秒 東経141度20分27秒 / 北緯43.05583度 東経141.34083度 |
状態 | 完成 |
竣工 | 2004年4月[1] |
開業 | 2004年 |
用途 | 宿泊施設 |
地上高 | |
屋上 | ヘリポート[2] |
高さ | 107 m[3] |
各種諸元 | |
階数 | 地上28階、地下3階[1] |
建築面積 | 2,279 m² [4] |
延床面積 | 33,504 m² [1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造+鉄骨造[4] |
関連企業 | |
設計 | 田中正一(大成建設)[1] |
施工 | 大成建設 |
デベロッパー | コクド |
所有者 | GIC |
管理運営 | 西武・プリンスホテルズワールドワイド |
札幌プリンスホテル Sapporo Prince Hotel | |
---|---|
ホテル概要 | |
ホテルチェーン | プリンスホテル |
設計 | 黒川紀章建築都市設計事務所 |
施工 | 竹中工務店 |
運営 | 西武・プリンスホテルズワールドワイド |
所有者 | GIC |
部屋数 | 587室 |
延床面積 | 14,709 m² |
駐車場 | 248台 |
開業 | 1972年1月21日[5] |
最寄駅 |
中央区役所前停留場 西11丁目駅 |
所在地 |
〒060-8615 札幌市中央区南2条西11丁目 |
公式サイト | 札幌プリンスホテル 公式サイト |
札幌プリンスホテルタワー(Sapporo Prince Hotel Tower)は、札幌市中央区にある超高層ビル。この項目では、ホテルの「札幌プリンスホテル」(Sapporo Prince Hotel)についても記載している。
概要
[編集]老朽化していた札幌プリンスホテル旧本館(黒川紀章設計)を取り壊して建設[5]。2004年に竣工したホテルは地上107m、28階、360度の眺望、客室数587室を備えており[6]、ロビーは27階まで吹き抜けのアトリウムになっているほか、7機のシースルーエレベーターを設置しているなど開放感がある[7]。「札幌プリンスホテルタワーの快適環境・環境負荷低減設備」として空気調和・衛生工学会の『第20回振興賞』技術振興賞を受賞している[8]。札幌プリンスホテルタワーからの夜景が北海道じゃらんによる「札幌3大夜景」に選ばれたことがある[9]。
札幌プリンスホテル
[編集]2020年東京五輪のマラソン・競歩の選手村に選ばれている[10]。
沿革
[編集]- 1972年(昭和47年):札幌プリンスホテル開業。
- 1980年(昭和55年):新館オープン[11]。
- 1999年(平成11年):国際館パミールオープン[12]。
- 2003年(平成15年):旧本館解体[5]。
- 2004年(平成16年):札幌プリンスホテルタワー竣工。新館を「別館」と呼称。
- 2010年(平成22年):別館解体[13]。2010年日本APEC『高級実務者関連会合』開催[14]。
- 2019年(令和元年):2020年東京オリンピック選手村に選定される[10]。
施設
[編集]客室
- スタンダードフロア
- スタンダードツインルーム (21 m²)
- スーペリアフロア
- スーペリアツインルーム (21 m²)
- スーペリアダブルルーム (21 m²)
- ロイヤルフロア
- デラックスツインルーム (42 m²)
- デラックスダブルルーム (42 m²)
- スイートルーム (63 m²)
- ロイヤルスイートルーム (105 m²)
レストラン・バー
- フランス料理 トリアノン
- ステーキハウス 桂
- 中国料理 芙蓉城
- ブッフェレストラン ハプナ
- スカイラウンジ トップ オブ プリンス
- カフェ リシオ
- タワー28階個室
ウェディング
会議・宴会
- 国際館パミール
- 6階 大宴会場【美瑛・十勝・日高・大雪】 (全室利用 1,000 m²)
- 3階 大宴会場【大沼・洞爺・支笏・風蓮・摩周・屈斜路】 (全室利用 1,000 m²)
- 5階 中宴会場【北斗】 (151 m²)
- 2階 宴会場
温泉
- 源泉名:札幌大通温泉
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
- 浴用効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復
その他
- 道産市場
- ブティックShiz
- トヨタレンタリース新札幌 大通公園西11丁目店[16]
2020年東京オリンピック選手村
[編集]2020年東京五輪のマラソン・競歩の選手村に選ばれている。選定理由は、競技の発着点の大通公園に近く、過去の国内開催五輪でグループのホテルが使われた実績があることなどから[10]。
ただ英国の選手が食事の味などについてSNSで不満を述べた[17]。そのツイートには「僕らは万が一にもレースの週にまともな食事は得られますか?これは食事ですか?冷めきったスロップ(味のないおかゆみたいなもの)、蒸した玉ねぎと部分的に調理されたパスタじゃないの?これが“スポーツの頂点”だ。札幌は僕には刑務所のように感じるね。」[17]「一生をかけたハードワークをしなきゃいけないのに、汗まみれの学校の食堂にようこそと言われているみたいだ。」などと書かれたが、直ぐに削除された[17]。
アクセス
[編集]- 札幌市電中央区役所前停留場下車 徒歩1分
- 札幌市営地下鉄東西線西11丁目駅下車 徒歩3分
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌駅から車で約8分
- 新千歳空港から高速道路利用して車で約1時間(北都交通、北海道中央バス 新千歳空港連絡バス「札幌プリンスホテル」停留所)
脚注
[編集]- ^ a b c d “札幌プリンスホテルタワー” (PDF). 大成建設. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテルタワー(中央区)*街に“巨大ジョッキ””. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2004年7月14日). 2016年12月4日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテルタワー”. プレコンシステム協会. 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b “札幌プリンスホテルタワー”. 耐震ネット. 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b c “札幌プリンス、開業39周年で1泊3900円プラン”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2011年2月8日) 2016年12月3日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテルタワー”. 日本ホテル協会. 2016年12月4日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテル”. 高砂熱学工業. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “振興賞技術振興賞 第20回(平成18年発表)”. 空気調和・衛生工学会. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “北海道三大夜景”. 北海道ファンマガジン (2008年3月13日). 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b c 「選手村は『札幌プリンスホテル』に 五輪マラソン・競歩 市内のホテルは受付再開へ」(北海道ニュースUHB 2019年12月5日)
- ^ “118室の新館完成 札幌プリンスホテル 3月15日オープン”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1980年2月8日). 2016年12月3日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテル*婚礼、国際会議もOK*宴会棟「パミール」開業”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年3月11日). 2016年12月3日閲覧。
- ^ “札幌プリンスホテル別館解体工事”. 本間解体工業. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “日本APEC貿易担当大臣会合の札幌開催について” (PDF). 北海道. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “bridal house BiBi”. 2016年12月1日閲覧。
- ^ “大通公園西11丁目”. トヨタレンタリース新札幌. 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b c 「『刑務所みたいだ』英競歩選手が明かした宿泊施設での食事が物議!『これが“スポーツの頂点”』と皮肉も【東京五輪】」(『THE DIGEST』2021年8月3日)