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ホウライアキコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホウライアキコ
2013年デイリー杯2歳S
欧字表記 Horai Akiko
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2011年3月8日(13歳)
登録日 2013年6月20日[1]
抹消日 2017年1月12日[2]
ヨハネスブルグ
ホウライサンデー
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道日高町
生産者 ナカノファーム[3]
馬主 橋元幸平
小林茂行
調教師 南井克巳栗東
厩務員 中峯克昌[4]
競走成績
生涯成績 17戦4勝
平地:16戦4勝
障害:1戦1勝
獲得賞金 1億1757万9000円
勝ち鞍
GII デイリー杯2歳S 2013年
GIII 小倉2歳S 2013年
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ホウライアキコは、日本競走馬である。馬名の意味は冠名+人名。主な勝ち鞍は2013年デイリー杯2歳ステークス小倉2歳ステークス

経歴

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2歳(2013年)

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7月27日に小倉競馬場の芝1200mの新馬戦和田竜二を鞍上にデビューし、逃げを打つとそのまま逃げ切ってデビュー戦を勝利で飾った。続く9月1日の小倉2歳ステークスは直線でそのまま抜け出して重賞初制覇した。馬主の橋元にとっては、1991年ダイユウサク有馬記念以来の重賞勝ちとなった。3戦目となったデイリー杯2歳ステークスは前走同様に最後の直線で抜け出すとそのまま押し切って重賞連覇した[5]阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気に支持されたが、直線で伸びず7着に敗れ、デビュー以来の連勝は3でストップ[6]

3歳(2014年)

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緒戦となったフィリーズレビューは先行できず、5着に敗れた。桜花賞は中団からの競馬となったものの4着に食い込み、オークスへの優先出走権を獲得した。しかし陣営はオークスへは行かずNHKマイルカップへ出走することとなった。またNHKマイルカップを前に、馬主が変更となった。そのNHKマイルカップは先行し、牡馬相手に5着に健闘した。秋のマイルチャンピオンSでは、17着に敗れた。

4歳(2015年)

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1月の京都金杯は15着、2月のシルクロードステークスは14着と大敗が続いた。休養を挟んで5月の安土城ステークスでは2着と好走するもその後は惨敗続きとなりこの年を終える。

5歳(2016年)

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休養を終えて5月の韋駄天ステークスで復帰するも9着、続くパラダイスステークスでは11着だった。その後、障害レースに参戦することが決まり、7月30日小倉の障害未勝利戦に出走、スタートから果敢に逃げて、最後は後続を突き放して久々の勝利を挙げた。

2017年1月12日付けで競走馬登録を抹消、引退後は北海道日高町の長谷川一男牧場で繁殖牝馬となる[2][7]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[8]およびnetkeiba.com[9]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離
(馬場)



オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F[注釈 1]
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2013.07.27 小倉 2歳新馬 芝1200m(良) 14 4 5 005.90(3人) 01着 R1:07.8(33.8) -0.4 0和田竜二 54 (キンシノキセキ) 446
0000.09.01 小倉 小倉2歳S GIII 芝1200m(重) 15 2 3 004.60(2人) 01着 R1:08.8(35.5) -0.2 0和田竜二 54 ベルカント 444
0000.10.05 京都 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(良) 12 5 6 004.40(2人) 01着 R1:33.2(35.1) -0.0 0和田竜二 54 (アトム) 444
0000.12.08 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 8 18 004.70(2人) 07着 R1:34.3(35.3) -0.4 0和田竜二 54 レッドリヴェール 440
2014.03.16 阪神 フィリーズレビュー GII 芝1400m(良) 16 4 7 002.60(1人) 05着 R1:22.5(35.3) -0.2 0和田竜二 54 ベルカント 446
0000.04.13 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 7 15 034.70(6人) 04着 R1:33.6(34.1) -0.3 0和田竜二 55 ハープスター 442
0000.05.11 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 4 7 022.90(8人) 05着 R1:33.3(34.7) -0.1 0和田竜二 55 ミッキーアイル 440
0000.11.23 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 1 1 055.0(14人) 17着 R1:35.0(38.2) -3.5 0和田竜二 54 ダノンシャーク 454
2015.01.04 京都 京都金杯 GIII 芝1600m(良) 18 8 17 037.00(8人) 15着 R1:34.0(34.8) -1.2 0和田竜二 53 ウインフルブルーム 456
0000.02.01 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 17 7 13 021.0(10人) 14着 R1:09.3(34.8) -1.4 0和田竜二 53 アンバルブライベン 456
0000.05.31 京都 安土城S OP 芝1400m(良) 17 1 1 006.60(2人) 02着 R1:19.2(34.2) -0.2 0津村明秀 53 ウリウリ 460
0000.07.05 中京 CBC賞 GIII 芝1200m(重) 17 7 14 008.60(4人) 09着 R1:09.8(35.5) -0.7 0和田竜二 53 ウリウリ 458
0000.08.09 札幌 UHB賞 OP 芝1200m(良) 12 5 5 004.60(2人) 08着 R1:08.0(34.5) -0.5 0津村明秀 53 エポワス 450
0000.09.13 阪神 セントウルS GII 芝1200m(良) 16 3 5 054.4(11人) 11着 R1:08.6(33.4) -0.8 0池添謙一 54 アクティブミノル 444
2016.05.22 新潟 韋駄天S OP 芝1000m(良) 16 1 1 024.50(8人) 09着 R0:55.2(32.8) -0.8 0津村明秀 53 プリンセスムーン 466
0000.06.26 東京 パラダイスS OP 芝1400m(良) 13 2 2 014.20(5人) 11着 R1:22.1(35.6) -1.1 0津村明秀 54 マイネルアウラート 454
0000.07.30 小倉 障害3歳上未勝利 芝2860m(良) 9 7 7 002.10(1人) 01着 03:09.4(13.2) -1.1 0熊沢重文 58 (メイショウメイザン) 460
  • タイム欄のRはコースレコード勝ち(2歳戦は2歳コースレコード)を示す。

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 2018年 ホウライアキコの2018 鹿毛 ディスクリートキャット 不出走 [10]
2番仔 2019年 ジェイエルブラスト 鹿毛 ビッグアーサー 橋元幸人 美浦・小西一男 2戦0勝(引退) [11]
3番仔 2020年 ジェイエルトランス 鹿毛 マクフィ 美浦・小西一男
水沢・佐々木由則
→美浦・小西一男
11戦2勝(現役) [12]
4番仔 2021年 ジェイエルジェティ 鹿毛 デクラレーションオブウォー 美浦・小西一男
→水沢・佐々木由則
9戦0勝(現役) [13]
5番仔 2022年 ジェイエルマスター 栗毛 美浦・小西一男 (デビュー前) [14]
6番仔 2023年 ホウライアキコの2023 鹿毛 キタサンブラック (デビュー前) [15]
7番仔 2024年 ホウライアキコの2024 鹿毛 エフフォーリア [16]
  • 2024年9月29日現在

血統表

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ホウライアキコ血統(*印は海外産の日本輸入馬) (血統表の出典)[§ 1]
父系 ストームキャット系

*ヨハネスブルグ
1999 鹿毛
父の父
*ヘネシー
Hennessy
1993 栗毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Island Kitty Hawaii
T. C. Kitten
父の母
Myth
1993 鹿毛
*オジジアン Damascus
Gonfalon
Yarn Mr. Prospector
Narrate

ホウライサンデー
2000 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*ホウライコメット
1993 鹿毛
Woodman Mr. Prospector
*プレイメイト
Catopetl Northern Dancer
Betty's Secret
母系(F-No.) ホウライコメット系(FN:4-d) [§ 2]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 12.50% 4x4、Northern Dancer 9.38% 5x4、Secretariat 6.25% 5x5 [§ 3]
出典
  1. ^ [17]
  2. ^ [17]
  3. ^ [17]

脚注

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注釈

[編集]
  1. ^ 障害戦は平均1F。

出典

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  1. ^ 競走馬情報:ホウライアキコ - @Keiba”. @Keiba - 競馬を楽しむさまざまなサービスを提供する競馬サービスプロバイダ. 2022年2月24日閲覧。
  2. ^ a b ホウライアキコ号、アロマカフェ号、エキストラエンド号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2017年1月11日). 2017年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月11日閲覧。
  3. ^ 会社情報 – ナカノファーム”. 2022年2月17日閲覧。
  4. ^ ホウライアキコなど、先週の入厩情報”. netkeiba.com. 2023年10月21日閲覧。
  5. ^ “ホウライアキコが重賞2連勝 デイリー杯2歳ステークス”. 日本経済新聞. (2013年10月5日). https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKG0249_V01C13A0000000/ 2022年2月17日閲覧。 
  6. ^ “【阪神JF】ホウライアキコ7着…スタミナ足りず直線半ばで失速”. スポーツニッポン. (2013年12月9日). https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/12/09/kiji/K20131209007163750.html 2013年12月15日閲覧。 
  7. ^ “重賞2勝馬ホウライアキコが引退、繁殖入り”. サンケイスポーツ. (2017年1月11日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20170111/ope17011115040010-n1.html 2022年2月17日閲覧。 
  8. ^ 競走成績:全競走成績|ホウライアキコ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年12月8日閲覧。
  9. ^ ホウライアキコの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年12月8日閲覧。
  10. ^ _________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年3月15日閲覧。
  11. ^ ジェイエルブラスト|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年3月15日閲覧。
  12. ^ ジェイエルトランス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年1月6日閲覧。
  13. ^ ジェイエルジェティ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年2月20日閲覧。
  14. ^ ジェイエルマスター|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年9月30日閲覧。
  15. ^ _________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年7月29日閲覧。
  16. ^ __________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年9月30日閲覧。
  17. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ホウライアキコ”. JBISサーチ. 2022年2月17日閲覧。

外部リンク

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