ヘヴィ・メタル・ビ・バップ
『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』 | ||||
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ブレッカー・ブラザーズ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ニューヨーク パワー・ステーション(#1)[1] ニューヨーク州ロズリン マイ・ファーザーズ・プレイスにおけるライブ録音(#2 - #6)[1] オーバー・ダビング: ニューヨーク シグマ・サウンド・スタジオ[1] | |||
ジャンル | フュージョン、ジャズ・ファンク | |||
時間 | ||||
レーベル | アリスタ・レコード | |||
プロデュース |
ランディ・ブレッカー、マイケル・ブレッカー、ニール・ジェイソン、カッシュ・モネット(#1)[1] ランディ・ブレッカー、マイケル・ブレッカー(#2 - #6)[1] | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ブレッカー・ブラザーズ アルバム 年表 | ||||
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『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ[注釈 1]』(Heavy Metal Be-Bop)は、アメリカ合衆国のフュージョン・バンド、ブレッカー・ブラザーズが1978年に発表したライブ・アルバム。
背景
[編集]収録曲のうち「イースト・リヴァー」はスタジオ録音で、その他の曲はマイ・ファーザーズ・プレイスにおけるライブ録音だが、オーバー・ダビングも行われている[2]。本作はテリー・ボジオ在籍時としては唯一のアルバムで、バンドの中心メンバーであるブレッカー兄弟は本作の録音前の1976年にも、フランク・ザッパのニューヨーク公演でボジオと共演しており、その模様はライブ・アルバム『ザッパ・イン・ニューヨーク』に収録された[2]。なお、2014年夏には本作の参加メンバー(ただしマイケル・ブレッカーは既に死去しており、ランディ・ブレッカーの妻アダ・ロヴァッティが代役を務めた)が再結集してヨーロッパ・ツアーを行い、同年11月には日本公演も行われた[3]。
反響・評価
[編集]アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは果たせなかったが、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは14位に達した[4]。また、本作からのシングル「イースト・リヴァー」は、アメリカでは『ビルボード』の各種チャート入りを逃したが[4]、イギリスでは5週にわたり全英アルバムチャートでトップ75入りして、最高34位を記録した[5]。
河崎直人は「これまでのブレッカー・ブラザーズにはない過激なサウンドが満載で驚いてしまった」「ライヴの演奏はテンポが早いし、リズムセクションのキレの良さが違うせいか、ブレッカー兄弟のアドリブの構成力も際立っている」「彼らの作品を時系列で聴く場合は問題ないが、本作を最初に聴いてしまうと、他のアルバムが物足りなく感じるかもしれない」と評している[6]。
トラック・リスト
[編集]特記なき楽曲はランディ・ブレッカー作。
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「イースト・リヴァー - East River」(Neil Jason, Bret Mazur, Kash Monet) | |
2. | 「インサイド・アウト - Inside Out」 | |
3. | 「サム・スカンク・ファンク - Some Skunk Funk」 | |
4. | 「スポンジ - Sponge」 | |
5. | 「ファンキー・シー、ファンキー・デュー - Funky Sea, Funky Dew」(Michael Brecker) | |
6. | 「スクイッズ - Squids」 |
パーソネル
[編集]- ランディ・ブレッカー - トランペット、キーボード
- マイケル・ブレッカー – テナー・サクソフォーン
- バリー・フィナティ - ギター、バックグラウンド・ボーカル
- ニール・ジェイソン - ベース、リード・ボーカル
- テリー・ボジオ - ドラムス、バックグラウンド・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- サミー・フィゲロア - パーカッション
- ラファエル・クルス - パーカッション
- ポール・シェイファー - ローズ・ピアノ(on #1)
- アラン・シュワルツバーグ - アディショナル・ドラムス(on #1)
- カッシュ・モネット -- パーカッション、手拍子、バックグラウンド・ボーカル(on #1)
- ヴィクトリア - タンバリン(on #1)
- ジェフ・ショーン、ロイ・ヘリング - バックグラウンド・ボーカル(on #1)
- ボブ・クリアマウンテン&フレンズ - 手拍子(on #1)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1995年再発CD (BVCA-7365)、1999年再発CD (BVCJ-37062)、2005年再発CD (BVCJ-38096)、2007年再発CD (BVCJ-37573)、2009年再発CD (BVCJ-34414)、2013年再発CD (SICP 30300)、2017年再発CD (SICJ 282)の帯に準拠。日本初回盤LP (25RS-15)の帯では『ヘビー・メタル・ビイ・バップ』、1990年再発CD (BVCJ-5029)の帯では『ヘビー・メタル・ビ・バップ』と表記されていた。
出典
[編集]- ^ a b c d e LPおよびCDの裏ジャケットに記載されたクレジット参照。
- ^ a b 2005年再発CD (BVCJ-38096, BJCV-37471)ライナーノーツ(熊谷美広、2005年4月)
- ^ 湯川雅宗 (2014年10月2日). “ランディ・ブレッカー・スペシャル・インタビュー”. Sax & Brass Magazine. リットーミュージック. 2022年11月10日閲覧。
- ^ a b “The Brecker Brothers - Awards”. AllMusic. 2013年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月10日閲覧。
- ^ BRECKER BROTHERS | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ 河崎直人 (2020年12月25日). “テリー・ボジオのドラムが炸裂するブレッカー・ブラザーズのライヴ盤『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』”. OKMusic. JAPAN MUSIC NETWORK. 2022年11月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- ヘヴィ・メタル・ビ・バップ - Discogs (発売一覧)