トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ
『トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ』 | ||||
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マイケル・ブレッカー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク アバター・スタジオ[2] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | インパルス!レコード | |||
プロデュース | マイケル・ブレッカー、ジョーイ・カルデラッツォ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
マイケル・ブレッカー アルバム 年表 | ||||
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『トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ』(Two Blocks from the Edge)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、マイケル・ブレッカーが1998年に発表した、単独リーダー作としては5作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[3]。
背景
[編集]ブレッカーの当時のレギュラー・グループに、ドン・アライアスを加えた編成で録音された[4]。ブレッカーは本作に関して「自分のバンドのライヴで新曲を練り上げてから制作した、初めてのアルバム」「私にとって最も自然発生的なアルバム」と語っている[5]。アルバム・タイトルは、長年にわたりブレッカーと共演してきたドン・グロルニック(1996年死去)の口癖が元になっており、本作自体もグロルニックに捧げられた[5]。
「ジ・インペイラー」は、ジェフ・テイン・ワッツがリーダー・アルバム『Megawatts』(1991年)で発表した曲の再演で、ワッツは1998年録音・1999年発表のリーダー・アルバム『シティズン・テイン』でも同曲をリメイクした[6]。
反響・評価
[編集]アメリカの『ビルボード』では、ジャズ・アルバム・チャートで5位に達した[7]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「冒頭を飾るミディアム・テンポのブルース"Madame Toulouse"や、キャッチーな"Bye George"(まるでホレス・シルヴァーが書いたかのような曲である)から、最後を飾るファンキーで茶目っ気に満ちた"Delta City Blues"に至るまで、実に強力な作品だ」「推薦盤である」と評している[8]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ブレッカーは全編でストレートアヘッドなインプロヴィゼーションに全力で挑み、成功をおさめた。真に迫った演奏が心を揺さぶる」と評されている[1]。
トラック・リスト
[編集]特記なき楽曲はマイケル・ブレッカー作。「スカイラーク」はインターナショナル盤ボーナス・トラックで、アメリカ盤には収録されていない。なお、日本初回盤CD (MVCI-24008)および2007年再発CD (UCCV-9319)では、「デルタ・シティ・ブルース」はイントロと本編の2トラックに分割されているが、アメリカ盤CD (IMPD-260)およびヨーロッパ盤CD (IMP-12612)では1トラックとして扱われている。
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「マダム・トゥールーズ - Madame Toulouse」 | |
2. | 「トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ - Two Blocks from the Edge」 | |
3. | 「バイ・ジョージ - Bye George」(Joey Calderazzo) | |
4. | 「エル・ニーニョ - El Niño」(J. Calderazzo) | |
5. | 「キャッツ・クレイドル - Cat's Cradle」(J. Calderazzo) | |
6. | 「ジ・インペイラー - The Impaler」(Jeff "Tain" Watts) | |
7. | 「ハウ・ロング・ティル・ザ・サン - How Long 'Til the Sun」 | |
8. | 「デルタ・シティ・ブルース - イントロ - Delta City Blues - Intro」 | |
9. | 「デルタ・シティ・ブルース - Delta City Blues」 | |
10. | 「スカイラーク - Skylark」(Johnny Mercer、Hoagy Carmichael) |
パーソネル
[編集]- マイケル・ブレッカー – テナー・サクソフォーン
- ジョーイ・カルデラッツォ - ピアノ
- ジェームス・ジナス - ダブル・ベース
- ジェフ・テイン・ワッツ - ドラムス
- ドン・アライアス - パーカッション
脚注
[編集]- ^ a b “マイケル・ブレッカー / トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2023年1月8日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 日本初回盤CD (MVCI-24008)帯
- ^ 日本盤CD (MVCI-24008)ライナーノーツ(村井康司、1998年3月)
- ^ a b Brannon, Mike (2015年3月29日). “Michael Brecker: He Can Groove Any Way You Want”. All About Jazz. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “Small Group Jazz Performances: Part IX”. New York Jazz Workshop. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “Michael Brecker - Awards”. AllMusic. 2016年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月8日閲覧。
- ^ Yanow, Scott. “Michael Brecker - Two Blocks from the Edge Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年1月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- トゥー・ブロックス・フロム・ジ・エッジ - Discogs (発売一覧)