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プジョー・5008

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

プジョー・5008は、プジョーが製造・販売するミニバン(初代)またはSUV(2代目)である。

初代 T87型 (2009-2016年)

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5008 (初代)
T87型
フロント(前期型)
リア(前期型)
フロント(後期型)
概要
製造国 フランスの旗 フランス
マレーシアの旗 マレーシア
販売期間 2009-2016年
ボディ
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン ディーゼル:1.6/2.0L I4
変速機 5/6MT
6AT
6セミAT
車両寸法
ホイールベース 2,735mm
全長 4,530mm
全幅 1,835mm
全高 1,640mm
テンプレートを表示

2009年、初代シトロエングランドC4ピカソのコンポーネンツを流用した3列シートミニバンとして登場[1]

当初はMTのみだった。6速ATの登場を機に、日本市場でも2013年2月から販売が開始された。

日本での販売

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2013年2月25日、販売開始[1]。プジョーブランドとして、日本市場に初めて導入されるミニバンとなる。ラインナップは「5008プレミアム」と「5008シエロ」の2種類で、1.6L直列4気筒ターボエンジンに6速ATを組み合わせ、前輪を駆動する。

2014年2月18日、マイナーチェンジを発表、同年3月3日に販売開始[2]。フロントマスクにはLEDポジションランプが内蔵されたフロントヘッドライトやクロムで縁取られたフォグランプを採用。また、グリルの上部に「PEUGEOT」のレタリングを配した。

リア(後期型)

2代目 P87型 (2017年- )

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5008 (2代目)
P87型
前期型フロント
前期型リア
前期型 内装
概要
製造国 フランスの旗 フランス
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
販売期間 2017年-
ボディ
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
プラットフォーム EMP2
パワートレイン
エンジン 2.0Lクリーンディーゼルターボ
1.6Lガソリンターボ
変速機 6速AT
8速AT
車両寸法
ホイールベース 2,840mm
全長 4,640mm
全幅 1,840mm
全高 1,650mm
その他
姉妹車 プジョー・3008
テンプレートを表示
後期型フロント中国仕様

2016年9月29日から開催されたパリモーターショーにて初公開[3]。先代のミニバンスタイルから一転、SUVスタイルへと変更された。ただし、4WDはなくFFのみである。EMP2プラットフォーム採用の2代目3008をベースにホイールベースを165mm延長している。先代同様3列シートである。また2列目は3座独立シートである。なお、DSオートモビルズDS 7クロスバックは5008をベースとした兄弟車である。

インテリアには「i-Cockpit」を導入。人間工学に基づいたヘッドアップインストルメントパネルやタッチスクリーンも採用されている。

日本での販売

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2017年4月に3008とともに発表され、同年秋の発売予定とアナウンスされた。ラインナップは1.6Lガソリンターボエンジンを搭載した「アリュール」と2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載した「GT BlueHDi」の2種を予定。

2017年9月25日、販売開始[4]。導入されるのは、「アリュール」と「GT BlueHDi」の2種類で、前者には1.6Lターボガソリンエンジンが、後者には2.0Lターボディーゼルエンジンが搭載される。共にトランスミッションには「EAT6」と呼ばれる6速ATが組み合わされ、駆動方式はFFのみとなる。

2018年7月19日、クリーンディーゼル搭載グレードについて、従来の6速ATから8速ATへと代わった[5]

2018年11月29日、特別仕様車「5008 CROSSCITY(クロスシティー)」を発表し、同日販売を開始[6]。悪路走破性を向上させるアドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付き)やアルカンターラとテップレザーのコンビシート、ハンズフリー電動テールゲートなどを装備する。

2019年5月21日、改良型ガソリンエンジンを搭載した「アリュール」を発売[7]。従来の1.6L直列4気筒「ピュアテック」ガソリンエンジンを改良し、欧州新排ガス規制ユーロ6.2に対応。従来型比で最高出力15ps、最大トルク10Nm向上し、最高出力180ps、最大トルク250Nmを発揮する。アイシン・エィ・ダブリュ製の8速ATは3つのドライブモードが選択可能で、エコモードでは条件が整った際、アクセルオフ時にクラッチを切り燃費改善を図る。

2019年12月9日、特別仕様車「GTラインBlueHDi」を設定し、同日販売開始[8]

2020年6月1日、特別仕様車「CROSSCITY(クロスシティー)BlueHDi」を設定し、同日販売を開始[9]。悪路走破性を向上させるアドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付き)やアルカンターラとテップレザーのコンビシート、ハンズフリー電動テールゲートなどを装備する。

2021年1月27日、大幅なマイナーチェンジを行い、販売開始[10]。シートを刷新することで乗り心地と、質感が向上。1.6Lガソリンターボエンジンは燃費性能を改善し、WLTCモードで15.6km/L(旧13.4km/L)、JC08モードで17.5km/Lと大幅にアップした。エクステリアでは、フレームレスなフロントグリルや新世代プジョー共通の「セイバー(サーベルの意)」と呼ばれる牙状のLEDデイタイムライトを採用した。ラインナップは2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが「アリュールBlueHDi」「GT BlueHDi」の2種、1.6L直列4気筒ガソリンターボエンジン「GT」の計3種類。

2021年7月20日、特別仕様車「Red Nappa(レッドナッパ)」を設定し、同日販売開始[11]。「GT BlueHDi」をベースに、赤いナッパレザーシートとオープンポア仕上げのモダンなウッドパネルを設えた内装が特徴。

2023年3月7日、「GT BlueHDiブラックパック」を200台限定で発売[12]。ブラックパーツでスタイリッシュさを演出している。

脚注

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  1. ^ a b プジョーのミニバン「5008」が日本上陸”. webCG (2013年2月14日). 2021年5月4日閲覧。
  2. ^ 新しいフロントデザインの「プジョー5008」登場”. webCG (2014年2月18日). 2021年5月4日閲覧。
  3. ^ 【パリモーターショー16】プジョー 5008 新型、MPVからSUVへ変身”. Response. (2016年10月3日). 2021年5月4日閲覧。
  4. ^ プジョー、3列7人乗りSUVの「5008」を発売”. webCG (2017年9月26日). 2021年5月4日閲覧。
  5. ^ プジョー 3008/5008、ディーゼルモデルに8速ATを導入”. Response. (2018年11月24日). 2018年7月21日閲覧。
  6. ^ 7人乗りSUV「プジョー5008」に装備充実の特別仕様車”. webCG (2018年11月29日). 2021年5月4日閲覧。
  7. ^ 改良型ガソリンエンジン搭載の「プジョー3008/5008」発売”. webCG (2019年5月21日). 2021年5月4日閲覧。
  8. ^ クリーンディーゼル搭載モデルに充実装備の特別仕様車 「プジョー3008 GTラインBlueHDi/5008 GTラインBlueHDi」登場”. webCG (2019年12月10日). 2021年5月4日閲覧。
  9. ^ 「プジョー5008」に装備充実の特別仕様車「クロスシティーBlueHDi」設定”. webCG (2020年6月1日). 2021年5月4日閲覧。
  10. ^ プジョー 5008 改良新型発売、フロントフェイス刷新 価格は460万円より”. Response. (2021年1月28日). 2021年5月4日閲覧。
  11. ^ 特別な赤いナッパレザーシートを装備した「プジョー5008」の特別仕様車登場”. webCG (2021年7月20日). 2023年8月9日閲覧。
  12. ^ ブラックのパーツでドレスアップした「プジョー3008/5008」の限定車発売”. webCG (2023年3月7日). 2023年8月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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