フランクリン・グティエレス
シアトル・マリナーズ時代 | |
基本情報 | |
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国籍 | ベネズエラ |
出身地 | カラカス |
生年月日 | 1983年2月21日(41歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2000年 アマチュア・フリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約 |
初出場 | 2005年8月31日 デトロイト・タイガース戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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フランクリン・ラファエル・グティエレス(Franklin Rafael Gutiérrez, 1983年2月21日 - )は、ベネズエラ・カラカス出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。
既婚者にも拘わらず、端整な顔立ちで女性からの人気が高く、CUTIErrezの愛称で呼ばれている[1]。
経歴
[編集]プロ入りとドジャース傘下時代
[編集]2000年11月18日、ロサンゼルス・ドジャースとアマチュア・フリーエージェントとして契約。
インディアンス時代
[編集]2004年4月3日にミルトン・ブラッドリーとのトレードで、アンドリュー・ブラウンと共にクリーブランド・インディアンスへ移籍した。
2005年8月31日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。
2006年6月17日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でデイブ・ブッシュから第3打席にメジャー初安打を記録する。
マリナーズ時代
[編集]2008年12月10日、インディアンス、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・メッツ間の三角トレードによってマリナーズへ移籍した[2]。
2009年は中堅手のレギュラーに定着し、初めて規定打席に到達し、打率.283・18本塁打・70打点といずれも自身最高の成績であった。守備では445刺殺は外野手として両リーグ1位であった。
2010年は無失策でゴールドグラブ賞を受賞した。2年連続で規定打席に到達したものの、打率.245・12本塁打・64打点と、前年よりやや成績を落とした。
2013年11月1日に球団から2014年の契約オプションを破棄されFAとなった[3]が、12月18日にマリナーズと再契約した[4]。
2014年2月13日に胃腸部の病気もあり、本人がプレーを望んでいないことから、制限リスト入りした[5][6]。結局この年はプレーせず、オフの10月30日にFAとなった。
2015年1月26日にマイナー契約でマリナーズと再契約する。6月24日にメジャー契約となり、25人枠に復帰。この年は59試合に出場に留まったが、打率.292・15本塁打・35打点という好成績で、長打率は実に.620に達した。守備面では42試合で左翼手を、6試合で右翼手を守り、通算1失策・DRS +3と、復活前ほど圧倒的ではなかったものの、依然として守備は高いレベルにある事を示した。11月2日にFAとなった[7]が、11月11日にマリナーズと1年契約で合意した[8]。
2016年は98試合に出場して打率.246・14本塁打・39打点の成績を残した。オフの11月3日にFAとなった[9]。
ドジャース時代
[編集]2017年2月20日にロサンゼルス・ドジャースと1年契約を結んだ[10]。オフの11月2日にFAとなった[11]。
現役引退後
[編集]2018年9月8日、セーフコフィールドでの「ラテンアメリカン・ナイト」と銘打ったイベントで、試合前の始球式を務め、捕手役のイチローに投球した[12]。
プレースタイル
[編集]メジャーでも屈指の守備範囲を誇る外野手として知られ、2008年にセイバーメトリクスの守備指標の一つであるUZRで、両リーグ中3位の成績を残した[14]。2009年には、両リーグ中1位のUZR値29.1を記録した。これは内野手を含む野手全体での1位であり、2位のエバン・ロンゴリアが記録したUZR値18.5を大きく上回るものであった[15]。2010年には、シーズンを通して1度も失策せず、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞している。
マリナーズの試合中継を長年担当していたデイブ・ニーハウスは、グティエレスを"Death to Flying Things(飛球殺し)"と称している[16]。これは、19世紀に活躍した守備の名手、ボブ・ファーガソンのニックネームに準えたものである。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2005 | CLE | 7 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .500 | .000 | .500 |
2006 | 43 | 141 | 136 | 21 | 37 | 9 | 0 | 1 | 49 | 8 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 28 | 4 | .272 | .288 | .360 | .648 | |
2007 | 100 | 301 | 271 | 41 | 72 | 13 | 2 | 13 | 128 | 36 | 8 | 3 | 5 | 3 | 21 | 1 | 1 | 77 | 7 | .266 | .318 | .472 | .790 | |
2008 | 134 | 440 | 399 | 54 | 99 | 26 | 2 | 8 | 153 | 41 | 9 | 3 | 4 | 2 | 27 | 1 | 8 | 87 | 10 | .248 | .307 | .383 | .691 | |
2009 | SEA | 153 | 629 | 565 | 85 | 160 | 24 | 1 | 18 | 240 | 70 | 16 | 5 | 13 | 2 | 46 | 3 | 3 | 122 | 14 | .283 | .339 | .425 | .764 |
2010 | 152 | 629 | 568 | 61 | 139 | 25 | 3 | 12 | 206 | 64 | 25 | 3 | 2 | 8 | 50 | 5 | 1 | 137 | 10 | .245 | .303 | .363 | .666 | |
2011 | 92 | 344 | 322 | 26 | 72 | 13 | 0 | 1 | 88 | 19 | 13 | 2 | 3 | 2 | 16 | 1 | 1 | 56 | 6 | .224 | .261 | .273 | .534 | |
2012 | 40 | 163 | 150 | 18 | 39 | 10 | 1 | 4 | 63 | 17 | 3 | 1 | 1 | 1 | 9 | 0 | 2 | 31 | 5 | .260 | .309 | .420 | .729 | |
2013 | 41 | 151 | 145 | 18 | 36 | 7 | 0 | 10 | 73 | 24 | 3 | 1 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 43 | 2 | .248 | .273 | .503 | .777 | |
2015 | 59 | 189 | 171 | 27 | 50 | 11 | 0 | 15 | 106 | 35 | 0 | 0 | 0 | 1 | 14 | 1 | 3 | 54 | 5 | .292 | .354 | .620 | .974 | |
2016 | 98 | 283 | 248 | 33 | 61 | 9 | 0 | 14 | 112 | 39 | 1 | 0 | 0 | 3 | 29 | 0 | 3 | 85 | 6 | .246 | .329 | .452 | .780 | |
2017 | LAD | 35 | 63 | 56 | 8 | 13 | 3 | 0 | 1 | 19 | 8 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 16 | 2 | .232 | .317 | .339 | .657 |
MLB:12年 | 954 | 3335 | 3032 | 394 | 778 | 150 | 9 | 97 | 1237 | 361 | 78 | 19 | 31 | 22 | 228 | 12 | 22 | 736 | 71 | .257 | .311 | .408 | .719 |
表彰
[編集]- ゴールドグラブ賞:1回(2010年)
- フィールディング・バイブル・アワード:2回(2008 - 2009年)※2008年は右翼手として、2009年は中堅手として受賞
記録
[編集]- アメリカンリーグ外野手最多刺殺:1回(2009年)
- シーズン外野手守備率1.000(2010年)※シアトル・マリナーズ球団記録
- シーズン外野手415連続守備機会無失策(2010年)※415連続守備機会は、1シーズンを無失策でプレーした外野手としてはMLB記録[17]
背番号
[編集]- 38(2005年 - 2008年)
- 21(2009年 - 2013年、2016年)
- 30(2015年)
- 28(2017年)
脚注
[編集]- ^ “Comfort brings out best in Mariners' Gutierrez” (英語). The Seattle Times. 2010年6月30日閲覧。
- ^ “Mariners announce three-team, 12-player trade with Mets and Indians” (英語). MLB.com (2008年12月11日). 2009年6月27日閲覧。
- ^ Greg Johns (2013年11月1日). “Mariners decline options on Gutierrez, J. Saunders” (英語). MLB.com 2015年11月12日閲覧。
- ^ “Mariners re-sign free agent outfielder Franklin Gutierrez” (英語). MLB.com (2017年2月20日). 2017年2月21日閲覧。
- ^ "Franklin Gutierrez informs club he plans not to play in 2014" (Press release) (英語). MLB.com (Seattle Mariners). 13 February 2014. 2014年2月14日閲覧。
- ^ Dayn Perry (2014年2月13日). “Mariners' Franklin Gutierrez to miss 2014 season, cites health issues” (英語). CBS Sports. 2014年2月14日閲覧。
- ^ “Transactions | mariners.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
- ^ Ryan Divish (2015年11月11日). “Mariners re-sign Franklin Gutierrez to a one-year major-league contract” (英語). Seattle Times 2015年11月12日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2017年2月21日閲覧。
- ^ Ken Gurnick (2017年2月20日). “Dodgers sign Gutierrez to one-year deal” (英語). MLB.com. 2017年2月21日閲覧。
- ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (2017年11月5日) 2017年12月28日閲覧
- ^ “イチロー、始球式の捕手役 ファンの大声援浴びる”. 日刊スポーツ (2018年9月10日). 2019年9月13日閲覧。
- ^ “Mariners announce 2021 player development and minor league coaching staffs”. 710 ESPN Seattle (2021年1月27日). 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Major League Leaderboards” (英語). FanGraphs. 2009年6月27日閲覧。
- ^ “Major League Leaderboards” (英語). FanGraphs. 2010年2月8日閲覧。
- ^ “Mariners Live Game Blog” (英語). MyNorthwest.com. 2009年6月27日閲覧。
- ^ Jim Street (2010年10月2日). “Gutierrez on brink of MLB defensive record” (英語). MLB.com. 2017年2月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Franklin Gutierrez stats MiLB.com
- Franklin Gutierrez (@papaguti) - X(旧Twitter)