フォトデッキ駅
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フォトデッキ駅 | |
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駅跡地付近(2005年9月) | |
ふぉとでっき | |
◄清里 (3.6 km) (2.3 km) 野辺山► | |
所在地 | 長野県南佐久郡南牧村大字野辺山 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 小海線 |
キロ程 | 21.1 km(小淵沢起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)7月26日[1] |
廃止年月日 | 1986年(昭和61年)9月1日 |
備考 | 臨時駅 |
フォトデッキ駅(フォトデッキえき)[要検証 ]は、長野県南佐久郡南牧村大字野辺山にあった日本国有鉄道(国鉄)小海線の臨時駅[要検証 ]である[1]。
概要
[編集]国鉄分割民営化直前の1986年に、国鉄がいい旅チャレンジ20,000kmキャンペーンの一環として設置した駅[要検証 ]である。場所は清里駅 - 野辺山駅間、標高1375 mの「鉄道最高地点」(厳密には普通鉄道のそれ)に近接した所で、開設期間中は「国鉄最高地点」の駅であった。
設備自体は、線路に面した道路にパイプと板組みという仮乗降場のような簡易なホームが置かれていただけであった。当初は乗降可能な臨時駅にする予定であったが、観光客の流出を恐れた野辺山駅周辺の観光業者の反対に遭ったために最終的には乗降可能な駅とせず、臨時列車(「ときめきの恋列車」と「パノラマ八ヶ岳号」)のみが停車して乗客が写真撮影をするための場所となった[4]。
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キハ52形100番台(ときめきの恋列車)(1990年3月、中込駅にて)
歴史
[編集]駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有した駅であった。先述の通り、ホームそのものは簡易構造となっていた。
駅周辺
[編集]野辺山高原の田園地帯にあり、近隣にはJR線の鉄道最高地点を示す標柱・石碑と鉄道にちなんだ神社がある。少し離れた北側を国道141号が通り、そこから東へ分岐して小海線沿いを通る道路には「高原列車通り」という愛称が付いている。南側にはリゾートホテルやゴルフ場や野辺山宇宙電波観測所があるが、ゴルフ場と宇宙電波観測所はともにやや離れた所にある。
- JR線鉄道最高地点の標柱・石碑[2][3][6]
- 八ヶ岳グレイスホテル[7]
- 鉄道神社
- 国道141号
- 高原列車通り - 駅東側、小海線沿いを通る道路の愛称。
- くるり野辺山「JR最高地点」停留所 - 南牧村が運行する観光路線バス[8](季節運行[9])。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 6号 北信越』新潮社、2008年、p.41
- ^ a b プレスマンユニオン編集部. “JR鉄道最高地点”. 信州STYLE. プレスマンユニオン. 2023年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
- ^ 『長野県鉄道全駅』 159頁
- ^ a b 『長野県鉄道全駅』 340頁
- ^ “南牧村の日本一”. 南牧村. 2023年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
- ^ “【公式】八ヶ岳グレイスホテル”. 八ヶ岳グレイスホテル. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “SPENDくるり野辺山号に乗って、観光巡り。”. 南牧村. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “野辺山周遊観光バス「くるり野辺山2023」の運行について”. 南牧村. 2022年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。 “(注:2023年運行分のアーカイブが無いため、2022年運行分をアーカイブに用いています)”
参考文献
[編集]- 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日。ISBN 9784784071647。