コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ビーコンプラザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビーコンプラザ
別府公園側から見る
ビーコンプラザの位置(大分県内)
ビーコンプラザ
情報
用途 展示施設
高さ 125 m(展望台は100 m)[1]
竣工 1995年3月4日[1]
所在地 874-0828
大分県別府市山の手町12-1
座標 北緯33度16分59.5秒 東経131度29分14.2秒 / 北緯33.283194度 東経131.487278度 / 33.283194; 131.487278 (ビーコンプラザ)座標: 北緯33度16分59.5秒 東経131度29分14.2秒 / 北緯33.283194度 東経131.487278度 / 33.283194; 131.487278 (ビーコンプラザ)
テンプレートを表示
地図
地図

B-Con Plaza(ビーコンプラザ)は、大分県別府市山の手町にある複合施設の総称。別府市市民ホール大分県立別府コンベンションセンターなどからなる。敷地内の各施設は愛称を共有しているが、運営面では別府市部分と大分県部分とに管轄が分かれる。

施設

[編集]

1995年3月4日に竣工した[1]。大分県出身の建築家磯崎新による設計は、BCS賞を受賞した[2]

施設内で最も多くの面積を取る直方体の建物は、内部で大きく別府市市民ホールと大分県立別府コンベンションセンターに分かれている。

別府市市民ホールは、フィルハーモニアホールと呼ばれる、最大座席数1,190席の音楽専用ホール。1階席の周囲を、2 - 4層部分の馬蹄形に並んだバルコニー席が囲んでおり、オペラハウスのような形状となっている。

大分県立別府コンベンションセンターは、コンベンションホールと呼ばれ、長方形のアリーナ部と短辺片側に設置された固定スタンド1,910席を基本形とした多目的スペースになっている。仮設・移動席などを含めると最大8,000人を収容できる。集会の他、展示会やスポーツイベントなどに利用されている。

直方体の建物に隣接して円筒形の建物(国際会議場、会議室)と底面が楕円形のレセプションホール棟がある。その他、駐車場や運動公園などの施設を付帯している。

また、敷地内には「グローバルタワー」という高さ125 mの展望塔があり[1]、観光面で、日本で3番目に建設された高層タワーである別府タワーに代わる建物となっている。大分県出身の建築家・磯崎新の設計。2本の手中と、それを支える弧状の柱がユニークなデザインであるが、この形状は、別府公園中央部の海抜0m地点を中心とする、直径1kmの巨大な球を描いた時の「仮装の球」の一部の曲面と、それに交差する円柱部により構成されている[3]。地上100 mの高さにある展望デッキ[1]は、前面、側面、後面が全てガラス張りになっている他、天井部分はワイヤーを張っただけのオープンエアーになっており、まるで宙に浮いているかのような感覚にさせられる[3]。ここから360度の大パノラマを満喫でき[3]、天気が良ければ別府湾を挟んで四国まで望める(営業時間は9:00 - 21:00。12 - 2月は9:00 - 17:00)。このタワーは日本夜景遺産に選定されている[4]

ビーコンプラザのある地区は、別府市役所の他、別府公園野口原総合運動場などがあり、集客施設が集中する地区となっている。

施設の利用

[編集]

スポーツ施設として

[編集]
  • bjリーグ大分ヒートデビルズ(現愛媛オレンジバイキングス)がメイン会場として使用していた。試合ではコンベンションホールで行われ、設備のうち3,925席が利用された。
    • 2005-2006シーズンにおいては、メイン会場であるビーコンプラザでは初のホームゲームを含む6試合が行われるのみで、サブ会場である「べっぷアリーナ」ではそれを大きく上回る14試合が開催された。このため、このシーズンでは当施設は実質的なサブ会場であったといえる。
    • 2006-2007シーズンでは、当施設での試合数は6と変化はなかったが、「ファンを根付かせるために大分県内外の多くの施設で分散して試合を行う」という方針のため、会場別試合数としては最多となった(他会場での試合はそれぞれ4以下)。
    • 2009年1月 - bjリーグオールスターゲームが開催された。
  • フットサルチームバサジィ大分のサブメインアリーナである。
  • 2008年 - チャレンジ!おおいた国体では、バレーボール(成年男子6人制)と新体操の会場となった。
  • 2018年9月17日 - 新日本プロレス DESTRUCTION in BEPPUが開催された[5]

コンベンション施設として

[編集]

コンサート施設として

[編集]

名称の由来

[編集]

B-Con は、Beppu Convention、または、Beppu Convention center の略とされている。同音の英語「beacon」にかけているのだが、beaconとは、高所に掲げた合図・信号のための灯火を意味し、かがり火狼煙灯台などと訳される。敷地内にあるグローバルタワーが、そのbeaconを模している。

交通

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 『日本展望タワー大全』(2020年9月10日、かねだひろ著、辰巳出版発行)83頁。
  2. ^ 第37回受賞作品(1996年)| ビーコンプラザ”. BCS賞受賞作品. 日本建設業連合会. 2018年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月12日閲覧。
  3. ^ a b c 『日本展望タワー大全』(2020年9月10日、かねだひろ著、辰巳出版発行)82頁。
  4. ^ グローバルタワー 日本夜景遺産
  5. ^ DESTRUCTION in BEPPU 新日本プロレスリング

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]