コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シデコブシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒメコブシから転送)
シデコブシ
愛知県田原市に自生するシデコブシの花
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : モクレン類 Magnoliids
: モクレン目 Magnoliales
: モクレン科 Magnoliaceae
: モクレン属 Magnolia
: ハクモクレン節[2] Magnolia sect. Yulania[3]
: シデコブシ M. stellata
学名
Magnolia stellata (Siebold & Zucc.) Maxim.1872[4][5]
シノニム
  • Buergeria stellata Siebold & Zucc.[4]
  • Magnolia kobus var. stellata (Siebold & Zucc.) Blackburn[4]
  • Magnolia tomentosa auct. non Thunb.[6]
  • Magnolia simii Siebold ex Miq.[4]
  • Magnolia velutina P.Parm.[4]
  • Talauma stellata (Siebold & Zucc.) Miq.[4]
  • Yulania stellata (Siebold & Zucc.) Sima & S.G.Lu[4]
和名
シデコブシ(四手辛夷[7]、四手拳[8]、幣辛夷[9]、幣拳[10])、ヒメコブシ(姫辛夷)[5][7][11]
英名
star magnolia[1][12]

シデコブシ(四手辛夷、学名Magnolia stellata)は、モクレン科モクレン属に属する落葉小高木から低木の1種である。和名は、花の形がコブシに似ており、また多数の花被片が白く細長く伸びている様が「しで(紙垂、四手; しめ縄玉串につける紙)」のように見えることに由来する[13][14]。別名はヒメコブシ。早春に葉が展開する前に、多数の花被片をもつ大きな花が咲く(右図)。花被片はふつう白色だが、淡紅色のものもおり、「ベニコブシ」とよばれる[7]。日本の東海地方の一部の湿地に固有の種であるが、庭木などとして世界各地で栽培されている。

特徴

[編集]

落葉小高木または低木であり、高さ5メートル (m) ほどになる[7][15](下図1a)。樹皮は灰白色で平滑、皮目がある[7](下図1b)。本年枝には毛が密にある[7][15]

1a. 樹形
1b. 樹皮
1c. 葉

互生し、葉身は長楕円形から倒披針形、長さ5 - 10センチメートル (cm) 、幅1 - 4 cm、全縁、基部は狭いくさび形、先端は鈍頭または円頭、表面は無毛、裏面は淡緑色で初めは葉脈上に毛がある[7][15](上図1c)。葉柄は長さ2 - 5ミリメートル (mm)、有毛[7][15]葉芽は小さく、短い伏毛に覆われる[7](下図1d)。葉痕はV字形であり、枝を1周する托葉痕が目立つ[7]花芽は長卵形、長さ 2 - 2.5 cm、長く白い軟毛に覆われる[7](下図1d)。

1d. 花芽(右先端)と葉芽

花期は3 - 4月、葉が展開する前に直径7 - 10 cmの大きなが咲く[7][15][16](下図1e,f)。花色は白色から淡紅色(ベニコブシ)まであり、木によって個体差がある[14]。1つ花の開花期間は10日間ほどであり、株全体では20日間ほど開花している[17]。花托は長さ約3 cm[15]萼片は3 (- 5) 枚、長さ 1 - 3 mm[15]花弁は (9 -) 12 - 24 (- 32) 枚、狭倒卵形で長さ50 - 100 mm、幅7 - 12 mm、鈍頭、縁はやや波打つことがある[15][7](下図1e,f)。雄しべは多数、らせん状につき、花糸は短い[15](下図1g)。雌しべも多数でらせん状につくが、一部しか成熟せず、無毛[15](下図1g)。雌性先熟であり、甲虫アザミウマ双翅類ハチによって送粉される[18][17]。花の香りは強くないが[19]コブシとは異なる芳香があり[20]、その主成分は安息香酸メチルである[21]。開花直前のシデコブシの花蕾は、しばしばヒヨドリの食害に遭うことがある[20]

1e. 花
1f. 花
1g. 雄しべ群と雌しべ群
1h. 果実

果実は8 - 10月ごろに熟する[7]。個々の雌しべ袋果になり、これが集まった集合果は長さ3 - 7 cmで垂れ下がる[7][15](上図1h)。各果実は裂開し、ふつう1個の赤い種子が白い糸状の珠柄で垂れ下がる[7][15]によって種子散布される[17][18]染色体数は 2n = 38[15]

種子段階での自殖率は木によってばらつきが大きいが30%程度であり、近交弱勢のため多くの集団では生活史が進むにつれて近交係数は低下するが、近交弱勢の影響がほとんど見られない集団も存在する[18]。種子による更新に加え、萌芽更新伏条更新も行う[18]。環境条件によっては、樹高1 m程度で開花・結実することもある[18]

分布と生育環境

[編集]
2a. 愛知県春日井市「築水池のシデコブシ自生地」のシデコブシ
2b. 園芸品種 'Royal Star'[22]

日本固有種であり[4][23][24][25]愛知県[23]岐阜県[26]三重県[27]の一部に分布している(右図2a)。養老山地東麓の扇状地東濃地域木曽川庄内川流域、渥美半島などに見られ、連続的に分布する東濃地域以外は、ごく限られた場所に隔離分布している[16][24][17]。このように分布域はかなり限られているが、遺伝的多様性は比較的高いことが示されている[18]

シデコブシの分布域は第三紀鮮新世の頃にできた東海湖の沿岸地帯とほぼ-致しており[28]、「周伊勢湾要素(東海丘陵要素植物群)」の1種である[26][29](他にシラタマホシクサマメナシハナノキなどがある[30])。

湧水のある山裾や小さい谷の湿った谷底、丘腹斜面の小規模な水路などに生育している[24][17][14]。明るい場所を好むため、遷移が進んで高木に覆われるようになるとその場所での更新が難しくなる[18]。かつては斜面崩壊による新たな湿地の形成や人間活動による遷移の抑制によってシデコブシの生育適地が保たれていたが、現在では開発による湿地の消失や新たな湿地形成の抑制、遷移の進行によって生育適地が減少し、絶滅が危惧されている[18]

自生個体群は絶滅危惧や準絶滅危惧に指定されているが[31](下記参照)、園芸用にも流通しており、庭木や公園樹として見かけることがある。岐阜県では1995年(平成7年)12月に「大気環境推奨木」のひとつに選定され、環境浄化や鑑賞用として栽培品が利用されている[32]。日本以外の世界各地でも栽培されており、園芸品種も作出されている[33](右図2b)。

種の保全状況評価

[編集]

IUCNレッドリストでは、発生率の低さや成木の減少に歯止めがかかる様子が見られないことから絶滅危惧種(Endangered)と評価されている[25]

準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト

日本では、環境省レッドリストにおいて準絶滅危惧の指定を受けている[注釈 1][34]。総個体数は1万個程度と推定されており、湿地の開発、土地造成、ゴルフ場建設などによる減少と絶滅が危惧されている[35]。保全対策のために遺伝的多様性の観点から研究がなされている[36]。以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[34]。愛知県の尾張東部と名古屋市モクレンとの交雑種外来種が確認されている[37]。愛知県岡崎市では絶滅した[38][注釈 2][39]知多半島道路の拡張工事により知多郡武豊町の二ツ峯湿地は破壊され、この自生地では絶滅した[23]

  • 絶滅危惧IB類 - 三重県(県内で確認されている自生地は10地点以下)[27]
  • 絶滅危惧II類 - 愛知県[23]、岐阜県[26]

主な自生地など

[編集]

愛知県

[編集]
3a. 椛のシデコブシ自生地(国の天然記念物)
3b. 伊川津のシデコブシ自生地(愛知県指定天然記念物)
  • 伊川津のシデコブシ(右図3b) - 田原市伊川津(いかわづ)のシデコブシは、1967年(昭和42年)10月30日に県の天然記念物に指定された[41]
  • 藤七原湿地植物群落 - 田原市田原町の藤七原湿地植物群落は、1991年(平成3年)2月22日に市の天然記念物に指定された[41][44]
  • 東海丘陵湧水湿地群 - 2012年(平成24年)7月3日にラムサール条約に登録された豊田市矢並湿地、上高湿地、恩真寺湿地の総称[45][46]
  • 琴平町のシデコブシ自生地 - 豊田市琴平町の自生地は、2003年(平成15年)に県の天然記念物に指定された[47]
3c. 築水池のシデコブシ自生地の多数の花をつけた木(春日井市指定天然記念物)

岐阜県

[編集]
  • 飯地町大根シデコブシ自生地 - 恵那市飯地高原[54]の自生地には290本ほどが自生し、1992年(平成4年)7月27日に市の天然記念物に指定された[55]標高500-600 mほどの確認されている最も標高の高い自生地[24]
  • シデコブシ自生地 - 恵那市岩村町飯羽間に10本の自生地があり、1994年(平成6年)3月1日に市の天然記念物に指定された[56]
  • 岩屋堂のシデコブシ群生地 - 中津川市千旦林には500本ほどの群落があり、2008年(平成20年)1月15日に県の天然記念物に指定された[57]
  • 会所沢のシデコブシ群生地 - 中津川市手賀野には66株(181本)の群落があり、1983年(昭和58年)8月18日に市の天然記念物に指定された[58]
  • 若山のシデコブシ - 中津川市高山字若山には花弁数18-24枚のものがあり、1995年(平成7年)4月1日に市の天然記念物に指定された[59]
  • 矢渕のシデコブシ - 中津川市坂下字矢渕(やぶち)には樹高15 mのものがあり、1997年(平成9年)3月3日に市の天然記念物に指定された[60]
  • 井汲のシデコブシ - 中津川市井汲(いぐみ)のため池沿いには樹齢100年を越えると思われる樹高約11 mの木があり、2006年(平成18年)8月31日に市の天然記念物に指定された[61]
  • 中津川市福岡町下野 - シデコブシの北限[42]
  • 子野のシデコブシ自生地 - 中津川市子野の自生地はシデコブシの東限[42]
  • 鳩吹山 - 可児市
  • 竜吟湖周辺、大湫 - 瑞浪市[62]
  • 細野のシデコブシ自生地 - 土岐市鶴里町細野の西斜面脇の湿地には樹高3-6 mのものが数10株群生し、1993年(平成5年)1月22日に市の天然記念物に指定された[63]
  • 土岐市泉 - 約7,500本の最大規模の群落[24][42]
  • 下迫間のシデコブシ自生地 - 関市迫間字大下の自生地は、2012年(平成24年)5月に市の天然記念物に指定された[24][64]
  • 虎渓山シデコブシ群生地 - 多治見市虎渓山永保寺周辺には870株2,356本の大群落があり、1974年(昭和49年)7月24日市の天然記念物に指定された[13][65]。シデコブシは1982年(昭和57年)8月1日に多治見市の「市の木」に指定された[66]
  • 各務原市須衛[24][67]

三重県

[編集]
3d. 三重県三重郡菰野町の田光のシデコブシの群落(国の天然記念物)

天然記念物

[編集]
4. 愛知県春日井市指定天然記念物「築水池のシデコブシ自生地」のシデコブシ

以下のシデコブシの自生地や植物群落は、国、自治体により天然記念物の指定を受けている。

指定区分 名称 所在地 指定日 備考
椛のシデコブシ自生地 愛知県田原市伊川津町 1970年6月19日 [41]
田光のシデコブシ及び湿地植物群落 三重県三重郡菰野町田光 2005年3月2日 [68]
黒河湿地植物群落 愛知県田原市大久保町 1971年2月8日 [43]
伊川津のシデコブシ 愛知県田原市伊川津町 1967年10月30日 [41]
琴平町のシデコブシ自生地 愛知県豊田市琴平町 2003年8月22日 [47]
岩屋堂のシデコブシ群生地 岐阜県中津川市千旦林 2008年1月15日 [57]
川島町のシデコブシ群落 三重県四日市市川島町 1991年3月26日 [69]
桜町のシデコブシ群落 三重県四日市市桜町 1982年2月16日 [70]
市町村 藤七原湿地植物群落 愛知県田原市田原町藤七原 1991年2月22日 [41]
築水池のシデコブシ自生地(右図4) 愛知県春日井市廻間町 2003年3月24日 [49]
飯地町大根シデコブシ自生地 岐阜県恵那市飯地町大根 1992年7月27日 [55]
シデコブシ自生地 岐阜県恵那市岩村町飯羽間 1994年3月1日 [56]
会所沢のシデコブシ群生地 岐阜県中津川市手賀野 1983年8月18日 [58]
若山のシデコブシ 岐阜県中津川市高山字若山 1995年4月1日 [59]
矢渕のシデコブシ 岐阜県中津川市坂下字矢渕 1997年3月3日 [60]
井汲のシデコブシ 岐阜県中津川市井汲 2006年8月31日 [61]
細野のシデコブシ自生地 岐阜県土岐市鶴里町細野 1993年1月22日 [63]
下迫間のシデコブシ自生地 岐阜県関市迫間字大下 2012年5月 [64]
虎渓山シデコブシ群生地 岐阜県多治見市 1974年7月24日 [65]

分類

[編集]

学名

[編集]

シデコブシの学名としては、一般的に Magnolia stellata (Siebold & Zucc.) Maxim.1872 (≡ Buergeria stellata Siebold & Zucc.1845) が用いられる[4][1][5]。しかし、Thunberg (1794) が記載した Magnolia tomentosa Thunb.1794(一般的にミツマタシノニムとされる)もシデコブシを含んでおり、この名を用いるべきとする意見もある[72]

モクレン属を複数の属に細分する場合は、シデコブシは Yulania に分類されることがある(Yulania stellata (Siebold & Zucc.) Sima & S.G.Lu[4][1]。しかし2022年現在、シデコブシはふつうモクレン属に含められ、モクレン属のハクモクレン節[2](section Yulania)に分類される[3]

類似種

[編集]

中国浙江省に分布する Magnolia sinostellata はシデコブシに類似しており、同種であると考えられていたこともあるが、いくつかの形態形質や染色体構造、葉緑体DNAの解析から別種であることが示されている[18]

雑種

[編集]
5a. シデコブシとコブシの交雑品種 ‘Leonard Messel’
5b. シデコブシとシモクレンの交雑品種 ‘Ann’

シデコブシと、同じモクレン属の別の種との間の交雑種がいくつか知られている。

  • タムシバとの交雑種(Magnolia × proctoriana Rehder1939[15]
    タムシバの分布域はシデコブシと重なっているが、一般に山腹や尾根に生育しており、湿地や沢沿いに生育するシデコブシと同所的に見られることはない。ただし沢沿いにシデコブシ、そこに隣接する斜面にタムシバのように両種が側所的に生育することがあり、このような場所では両種の中間的な形質を示す交雑個体が見られることがある[18]。この交雑個体は全てタムシバを母樹としたものであることが知られており、逆方向の交雑ではほとんど種子が形成されないことが示されている[18]。遺伝子浸透の方向はシデコブシからタムシバへの一方向的であり、この交雑によってシデコブシの遺伝的固有性が失われることはないと考えられている[18]
  • コブシとの交雑種(Magnolia × loebneri Kache, 1920[73]
    コブシはシデコブシと似た環境に生育するが、分布域は本来重なっていない。しかしコブシは植栽されることがあり、これがシデコブシと交雑して中間的な形質をもつ雑種個体が生じることが報告されている[74]。シデコブシとの戻し交雑個体も検出されており、シデコブシ方向への遺伝子浸透が生じる可能性が指摘されている[74]。また園芸においても、シデコブシとコブシのさまざまな交雑品種が利用されている[75](右図5a)。
  • シモクレンとの交雑種(Magnolia stellata × Magnolia liliiflora
    1955年頃、米国の国立樹木園は、シデコブシとシモクレンの交雑によっていくつかの園芸品種を作出した[76](右図5b)。これらは‘Ann’、‘Betty’、‘Jane’、‘Judy’、‘Pinkie’、‘Randy’、‘Ricki’、‘Susan’と女性の名が付けられており、この品種群は "girl Magnolias" とよばれる。

ギャラリー

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2007年(平成19年)8月3日に環境省による発表で、絶滅危惧II類から準絶滅危惧へカテゴリー変更がなされた。
  2. ^ 1993年以前には岡崎市の小湿地の1箇所のみで8株の成木の自生が確認されていた。
  3. ^ 周辺を含めると700本以上のシデコブシが自生している。
  4. ^ 1995年(平成7年)3月に菰野町の天然記念物に指定され、1996年(平成8年)3月に三重県の天然記念物に指定された。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d GBIF Secretariat (2022年). “Magnolia stellata (Siebold & Zucc.) Maxim.”. GBIF Backbone Taxonomy. 2022年2月12日閲覧。
  2. ^ a b 東浩司 (2003). “モクレン科の分類・系統進化と生物地理: 隔離分布の起源”. 分類 3 (2): 123-140. doi:10.18942/bunrui.KJ00004649577. 
  3. ^ a b Wang, Y. B., Liu, B. B., Nie, Z. L., Chen, H. F., Chen, F. J., Figlar, R. B. & Wen, J. (2020). “Major clades and a revised classification of Magnolia and Magnoliaceae based on whole plastid genome sequences via genome skimming”. Journal of Systematics and Evolution 58 (5): 673-695. doi:10.1111/jse.12588. 
  4. ^ a b c d e f g h i j Magnolia stellata”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2022年2月12日閲覧。
  5. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Magnolia tomentosa auct. non Thunb.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年2月12日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Magnolia stellata (Siebold et Zucc.) Maxim.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年2月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 勝山輝男 (2000). “シデコブシ”. 樹に咲く花 離弁花1. 山と渓谷社. pp. 378–379. ISBN 4-635-07003-4 
  8. ^ シデコブシhttps://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%87%E3%82%B3%E3%83%96%E3%82%B7コトバンクより2022年2月12日閲覧 
  9. ^ 幣辛夷https://kotobank.jp/word/%E5%B9%A3%E8%BE%9B%E5%A4%B7コトバンクより2022年2月12日閲覧 
  10. ^ 幣拳https://kotobank.jp/word/%E5%B9%A3%E6%8B%B3コトバンクより2022年2月12日閲覧 
  11. ^ 姫辛夷https://kotobank.jp/word/%E5%A7%AB%E8%BE%9B%E5%A4%B7コトバンクより2022年2月12日閲覧 
  12. ^ Magnolia stellata (Siebold & Zucc.) Maxim.” (英語). ITIS. 2022年3月19日閲覧。
  13. ^ a b 第4章:自然環境の保全” (PDF). 多治見市. pp. 29,35 (2012年10月30日). 2013年5月1日閲覧。
  14. ^ a b c 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 19.
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n 大橋広好 (2015). “モクレン科”. In 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (編). 改訂新版 日本の野生植物 1. 平凡社. pp. 71–74. ISBN 978-4582535310 
  16. ^ a b 中島美幸. “シデコブシを絶滅から守るために”. 岐阜県森林研究所. 2013年5月1日閲覧。
  17. ^ a b c d e 鈴木節子, 戸丸信弘, 石田清. “9. シデコブシ”. 希少樹種の現状と保全. 独立行政法人森林総合研究所. 2022年2月12日閲覧。
  18. ^ a b c d e f g h i j k l 玉木一郎 (2016). “日本の森林樹木の地理的遺伝構造 (12) シデコブシ (モクレン科モクレン属)”. 森林遺伝育種 5 (2): 83-87. doi:10.32135/fgtb.5.2_83. 
  19. ^ かおりの環境分野について” (PDF). 環境省. pp. 98. 2013年5月4日閲覧。
  20. ^ a b 長谷川哲雄 2014, p. 17.
  21. ^ 東浩司 (2004). “モクレン科の花の匂いと系統進化”. 分類 4 (1): 49-61. doi:10.18942/bunrui.KJ00004649594. 
  22. ^ Magnolia stellata 'Royal Star' (Star Magnolia)”. GARDENIA. 2022年2月23日閲覧。
  23. ^ a b c d レッドデータブックあいち2009” (PDF). 愛知県. pp. 344 (2009年). 2013年5月1日閲覧。
  24. ^ a b c d e f g シデコブシの写真を撮影した市町村”. 岐阜県森林研究所. 2013年5月1日閲覧。
  25. ^ a b Harvey-Brown, Y. (2019). “Magnolia stellata”. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T194010A152592969. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T194010A152592969.en. 
  26. ^ a b c 岐阜県レッドデータブック「シデコブシ」”. 岐阜県 (2001年). 2013年5月1日閲覧。
  27. ^ a b 三重県レッドデータブック2005「シデコブシ」”. 三重県 (2005年). 2013年1月16日閲覧。
  28. ^ a b 田光のシデコブシ群落 国の天然記念物に指定”. 菰野町. 2013年5月4日閲覧。
  29. ^ a b 海上の森自然環境保全地域”. 愛知県. 2013年5月2日閲覧。
  30. ^ 植田邦彦 (1989). “東海丘陵要素の植物地理: I. 定義”. 植物分類, 地理 40 (5-6): 190-202. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001078646. 
  31. ^ 植物絶滅危惧種情報”. 生物多様性情報システム (2012年8月28日). 2013年5月1日閲覧。
  32. ^ 中島美幸. “里山の春を彩るシデコブシ”. 岐阜県森林研究所. 2013年5月1日閲覧。
  33. ^ Mahr, S.. “Star Magnolia, Magnolia stellata”. University of Wisconsin. 2022年2月20日閲覧。
  34. ^ a b シデコブシ”. 日本のレッドデータ 検索システム. 2022年2月12日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  35. ^ 植物絶滅危惧種情報検索「シデコブシ」”. 生物多様性情報システム. 2013年5月1日閲覧。
  36. ^ 石田清 (2006年12月13日). “絶滅危惧種シデコブシの現状との遺伝的管理の可能性” (PDF). 森林総合研究所. pp. 62-64. 2013年5月4日閲覧。
  37. ^ 外来種を探す”. 愛知県. 2013年5月2日閲覧。
  38. ^ 岡崎市版レッドリスト” (PDF). 岡崎市. pp. 1 (2013年3月). 2013年5月4日閲覧。
  39. ^ 菅沼良則 (2013年3月16日). “北山だより”. 岡崎市環境部自然共生課. 2013年5月4日閲覧。
  40. ^ a b 国指定文化財等データベース「シデコブシ」”. 文化庁. 2013年5月1日閲覧。
  41. ^ a b c d e f g 指定文化財一覧”. 田原市 (2016年4月1日). 2017年4月12日閲覧。
  42. ^ a b c d e 中島美幸. “東濃地域のシデコブシ自生地”. 岐阜県森林研究所. 2013年5月1日閲覧。
  43. ^ a b 黒河湿地植物群落”. 愛知県. 2013年5月1日閲覧。
  44. ^ シデコブシ自生地 (椛、伊川津、藤七原、黒河)”. 愛知県. 2013年5月1日閲覧。
  45. ^ ラムサール条約湿地の登録”. 豊田市 (2012年7月30日). 2013年5月1日閲覧。
  46. ^ 東海丘陵湧水湿地群” (PDF). 環境省. 2013年5月4日閲覧。
  47. ^ a b 指定・登録文化財一覧”. 豊田市. 2014年6月14日閲覧。
  48. ^ シデコブシ自生地”. 春日井市 (2008年8月29日). 2013年5月1日閲覧。
  49. ^ a b 指定文化財種別一覧(記念物)”. 春日井市 (2011年4月1日). 2013年5月4日閲覧。
  50. ^ “[八曽国有林犬山ふれあいの森「八曽湿地の概要」(現地案内板) 真田神社・杉山]”. 犬山市アメニティー協会 (2010年1月). 2013年5月2日閲覧。
  51. ^ 水と緑”. 名古屋市守山区役所 (2011年2月14日). 2013年5月4日閲覧。
  52. ^ 幸田町に生育生息する貴重な動植物について” (PDF). 幸田町. pp. 19. 2013年5月4日閲覧。
  53. ^ 真田神社・杉山”. 豊橋市. 2013年5月2日閲覧。
  54. ^ 地図閲覧サービス「飯地高原」”. 国土地理院. 2013年5月1日閲覧。
  55. ^ a b 飯地町大根シデコブシ自生地”. 恵那市 (1992年7月27日). 2013年5月1日閲覧。
  56. ^ a b シデコブシ自生地”. 恵那市. 2013年5月4日閲覧。
  57. ^ a b 岩屋堂のシデコブシ群生地”. 中津川市 (2013年1月21日). 2013年5月4日閲覧。
  58. ^ a b 会所沢のシデコブシ群生地”. 中津川市 (2010年11月28日). 2013年5月4日閲覧。
  59. ^ a b 若山のシデコブシ”. 中津川市 (2011年11月7日). 2013年5月4日閲覧。
  60. ^ a b 矢渕のシデコブシ”. 中津川市 (2011年2月4日). 2013年5月4日閲覧。
  61. ^ a b 井汲のシデコブシ”. 中津川市 (2012年11月8日). 2013年5月4日閲覧。
  62. ^ 釜戸地区” (PDF). 瑞浪市. 2013年5月1日閲覧。
  63. ^ a b 細野のシデコブシ自生地”. 土岐市. 2013年5月4日閲覧。
  64. ^ a b 下迫間のシデコブシ自生地(関市天然記念物)”. 関市. 2013年5月4日閲覧。
  65. ^ a b 指定文化財一覧”. 多治見市. 2013年5月4日閲覧。
  66. ^ 市章・木・花”. 多治見市 (2012年10月30日). 2013年5月1日閲覧。
  67. ^ 各務原市の特徴的な植物”. 各務原市 (2013年3月12日). 2013年5月4日閲覧。
  68. ^ a b 田光のシデコブシ及び湿地植物群落”. 三重県教育委員会. 2013年5月4日閲覧。
  69. ^ a b 川島町のシデコブシ群落”. 三重県教育委員会. 2013年5月4日閲覧。
  70. ^ a b 桜町シデコブシ群落”. 四日市市. 2013年5月4日閲覧。
  71. ^ 鈴鹿山麓のシデコブシ群落保全活動”. 四日市大学環境情報学部. 2013年5月8日閲覧。
  72. ^ Ueda, K. (1985). “A nomenclatural revision of the Japanese Magnolia species (Magnoliac.), together with two long-cultivated Chinese species: III. M. heptapeta and M. quinquepeta”. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 36 (4-6): 149-161. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001078551. 
  73. ^ 宮内泰之 (2014). “恵泉樹の文化史 (9): コブシ”. 恵泉女学園大学園芸文化研究所報告: 園芸文化 10: 127-133. NAID 120005854769. 
  74. ^ a b 行年恭兵, 玉木一郎, 石田清 & 戸丸信弘 (2016). “国内外来種コブシからシデコブシへの遺伝子浸透の可能性”. 日本森林学会大会発表データベース 第 127 回日本森林学会大会: 760. doi:10.11519/jfsc.127.0_760. 
  75. ^ THE EARLY KOBUS-STAR MAGNOLIAS”. Powell Gardens (2014年4月11日). 2022年2月23日閲覧。
  76. ^ Magnolia ‘Ann’, ‘Betty’, ‘Jane’, ‘Judy’, ‘Pinkie’, ‘Randy’, ‘Ricki’, and ‘Susan’”. U.S. National Arboretum Plant Introduction. 2022年2月23日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]