バイカオウレン
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バイカオウレン | |||||||||||||||||||||
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山形県西吾妻山(分布の北限) 2011年6月
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Coptis quinquefolia Miq. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
バイカオウレン(梅花黄蓮) |
バイカオウレン(梅花黄蓮、学名:Coptis quinquefolia)はキンポウゲ科オウレン属の多年草。別名、ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)。
特徴
[編集]常緑の多年草。細長い根茎は横に這い、地下で匍匐枝を出して繁殖する。根出葉は鳥足状複葉で、小葉は5枚あり、倒卵形で光沢がありやや厚い。小葉は3中裂し、基部はくさび形で葉柄はほとんど無く、縁には鋭い鋸歯がある。
花期は4-6月。高さ4-15cmになる褐色を帯びた花茎を出し、1個の花を上向きにつける。花の径は12-18mm、白い花弁にみえるのは萼片で5枚あり、倒卵形。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。果実は舟状の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ6-9mm、袋果の柄の長さは5-6mmになる。
種小名 quinquefolia は、「5葉の」の意味。
分布と生育環境
[編集]日本固有種で、本州の福島県以南と四国に分布し、山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床や林縁に生育する。牧野富太郎がこよなく愛した花とされ、高知県立牧野植物園ではボランティアにより育成されている。
ギャラリー
[編集]下位分類
[編集]- シコクバイカオウレンCoptis quinquefolia Miq. var. shikokumontana Kadota
- ヤエノバイカオウレンCoptis quinquefolia Miq. var. shikokumontana Kadota f. plenisepala Akasawa
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』(1988年)山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)