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ハイアーゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハイアーゲーム
2009年4月11日 阪神競馬場
欧字表記 Higher Game[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2001年2月27日[1]
死没 不明(2017年4月30日転売不明)
登録日 2003年6月5日
抹消日 2009年12月16日[2]
サンデーサイレンス[1]
ファンジカ[1]
母の父 Law Society[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 臼田浩義[1]
調教師 大久保洋吉美浦北[1]
競走成績
生涯成績 36戦5勝[1]
獲得賞金 2億7304万1000円[1]
勝ち鞍
GII 青葉賞 2004年
GIII 鳴尾記念 2007年
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ハイアーゲーム(欧字名:Higher Game2001年2月27日 - 不明)は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2004年青葉賞2007年鳴尾記念

2001年の当歳セレクトセールにて1億5000万円で落札された[1]。馬名は直訳すると「高度な戦い」であるが、この場合は転じて「大志を抱く」という意味の「Fly at higher game」からきている。

左回りの東京競馬場の競走を得意としていた。

経歴

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2003年、デビュー前からブラックタイドハーツクライと共に、この年のサンデーサイレンス産駒として期待を集めデビュー戦を勝ち上がる。しかし、一流の血統とはいえない北海道所属であるコスモバルクに連敗を喫してしまう。

2004年青葉賞では後の菊花賞馬デルタブルースらを相手にレースレコードで優勝し重賞初勝利を記録、続く東京優駿でも3着と結果を残した。しかし同馬がGI競走において入着を果たしたのはこれが唯一のものとなり以後入着級のレースが続き、ダート戦への出走も行われたが結果は出ず、頭打ち状態の成績が続く。

2006年4月のメトロポリタンステークスにて2年ぶりの勝利を上げるも、その直後に右前浅屈腱炎を発症し1年半の長期休養に入る。復帰3戦目となる2007年12月の鳴尾記念を制し約3年7ヶ月ぶりの重賞タイトルを獲得すると、翌2008年にはアジアマイルチャレンジのシリーズ登録を行いマイル路線中心に使われるが、勝ち鞍までには至らず鳴尾記念以降は未勝利に終わり2009年12月に現役引退となった。

引退後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬として繋養される。2012年の種付けシーズン終了後に北海道新冠町ビッグレッドファームへ移動した。その後は2017年の時点で(善)橋本牧場で供用されていた。同年4月30日転売不明[3]となっている。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2003 10. 11 東京 2歳新馬 13 2 2 1.2 0(1人) 01着 蛯名正義 55 芝1800m(良) 1:50.3 (34.5) -0.8 (リワードシンシア)
11. 18 東京 百日草特別 500万下 11 7 8 1.2 0(1人) 02着 蛯名正義 55 芝1800m(良) 1:48.2 (34.0) 0.3 コスモバルク
12. 27 阪神 ラジオたんぱ杯2歳S GIII 13 6 9 8.7 0(3人) 03着 蛯名正義 55 芝2000m(良) 2:02.1 (34.8) 0.5 コスモバルク
2004 2. 1 東京 セントポーリア賞 500万下 14 8 13 1.4 0(1人) 01着 岡部幸雄 56 芝1800m(良) 1:48.6 (33.0) 0.0 (エスユーグランド)
3. 7 中山 弥生賞 GII 10 2 2 5.8 0(4人) 04着 蛯名正義 56 芝2000m(良) 2:01.1 (34.7) 0.6 コスモバルク
5. 1 東京 青葉賞 GII 17 3 5 2.8 0(2人) 01着 蛯名正義 56 芝2400m(良) 2:24.1 (33.7) -0.4 ホオキパウェーブ
5. 30 東京 東京優駿 GI 18 8 17 6.4 0(3人) 03着 蛯名正義 57 芝2400m(良) 2:23.8 (35.9) 0.5 キングカメハメハ
9. 26 中山 オールカマー GII 9 8 9 2.8 0(1人) 04着 岡部幸雄 55 芝2200m(稍) 2:13.7 (35.1) 0.3 トーセンダンディ
10. 24 京都 菊花賞 GI 18 7 14 6.5 0(3人) 11着 蛯名正義 57 芝3000m(良) 3:06.9 (36.4) 1.2 デルタブルース
11. 28 東京 ジャパンカップ GI 16 6 12 12.1 0(5人) 13着 M.デムーロ 55 芝2400m(良) 2:25.8 (36.4) 1.6 ゼンノロブロイ
12. 26 中山 有馬記念 GI 15 2 3 109.8 (14人) 06着 吉田豊 55 芝2500m(良) 2:30.4 (34.5) 0.9 ゼンノロブロイ
2005 2. 13 東京 ダイヤモンドS GIII 14 2 2 2.9 0(1人) 04着 吉田豊 57 芝3400m(良) 3:33.9 (35.5) 0.4 ウイングランツ
5. 1 京都 天皇賞(春) GI 18 6 11 62.2 (15人) 12着 吉田豊 58 芝3200m(良) 3:17.7 (34.8) 1.2 スズカマンボ
10. 9 東京 毎日王冠 GII 17 1 2 25.3 (11人) 13着 柴田善臣 57 芝1800m(稍) 1:47.4 (33.0) 0.9 サンライズペガサス
11. 5 京都 カシオペアS OP 12 1 1 4.2 0(1人) 03着 武豊 56 芝1800m(良) 1:46.2 (33.6) 0.1 アサカディフィート
11. 26 東京 JCダート GI 16 5 9 34.5 (10人) 09着 田中勝春 57 ダ2100m(良) 2:10.4 (37.9) 2.4 カネヒキリ
2006 1. 22 中山 AJCC GII 10 8 10 7.1 0(4人) 03着 内田博幸 57 芝2200m(稍) 2:13.5 (34.9) 0.3 シルクフェイマス
2. 12 東京 ダイヤモンドS GIII 15 6 11 4.7 0(2人) 06着 内田博幸 56 芝3400m(良) 3:31.8 (38.1) 1.5 マッキーマックス
4. 23 東京 メトロポリタンS OP 13 4 5 2.9 0(2人) 01着 内田博幸 56 芝2400m(良) 2:25.7 (33.4) ‐0.6 エイシンニーザン
2007 10. 7 京都 京都大賞典 GII 10 8 10 49.9 0(7人) 09着 秋山真一郎 57 芝2400m(良) 2:25.9 (34.4) 1.1 インティライミ
11. 4 東京 AR共和国杯 JpnII 18 3 6 12.8 0(7人) 06着 藤田伸二 56 芝2500m(良) 2:31.4 (35.3) 0.5 アドマイヤジュピタ
12. 8 阪神 鳴尾記念 GIII 16 2 4 28.7 0(8人) 01着 藤岡佑介 56 芝1800m(良) 1:47.5 (34.0) 0.0 エイシンデピュティ
12. 23 中山 有馬記念 GI 15 7 14 94.1 (13人) 14着 C.ルメール 57 芝2500m(稍) 2:36.6 (38.4) 3.0 マツリダゴッホ
2008 2. 2 東京 東京新聞杯 GIII 16 6 12 9.1 0(5人) 05着 藤岡佑介 56 芝1600m(良) 1:33.0 (33.8) 0.2 ローレルゲレイロ
3. 9 中京 中京記念 GIII 18 5 9 8.0 0(5人) 05着 田中博康 57 芝2000m(良) 1:58.6 (35.1) 0.2 タスカータソルテ
4. 19 阪神 マイラーズカップ GII 15 3 5 13.4 0(6人) 04着 藤岡佑介 57 芝1600m(良) 1:33.9 (34.5) 0.3 カンパニー
6. 8 東京 安田記念 GI 18 1 1 34.7 (10人) 11着 内田博幸 58 芝1600m(良) 1:34.0 (34.3) 1.3 ウオッカ
10. 12 東京 毎日王冠 GII 16 4 8 69.6 (14人) 07着 柴田善臣 57 芝1800m(良) 1:45.4 (33.1) 0.8 スーパーホーネット
11. 2 東京 天皇賞(秋) GI 17 6 11 84.4 (15人) 15着 柴田善臣 58 芝2000m(良) 1:58.4 (35.3) 1.2 ウオッカ
2009 4. 11 阪神 大阪-ハンブルクC OP 10 7 8 8.6 0(4人) 07着 藤田伸二 57 芝2400m(良) 2:29.3 (34.7) 0.6 ゼンノグッドウッド
5. 9 新潟 新潟大賞典 GIII 16 2 3 32.7 (10人) 09着 木幡初広 57 芝2000m(良) 1.58.1 (34.3) 1.2 シンゲン
5. 31 東京 目黒記念 GII 18 7 14 46.3 (13人) 18着 藤岡佑介 56 芝2500m(不) 2.47.3 (45.1) 8.3 ミヤビランベリ
9. 27 中山 オールカマー GII 15 3 14 157.6 (14人) 08着 熊沢重文 57 芝2200m(良) 2.12.2 (33.3) 0.8 マツリダゴッホ
10. 11 東京 毎日王冠 GII 11 3 3 112.9 (10人) 03着 木幡初広 57 芝1800m(良) 1:45.8 (33.2) 0.5 カンパニー
11. 8 東京 AR共和国杯 GII 18 2 4 24.6 0(9人) 08着 田中勝春 56 芝2500m(良) 2:31.6 (35.0) 0.7 ミヤビランベリ
12. 5 阪神 鳴尾記念 GIII 14 8 14 30.1 0(9人) 06着 藤岡佑介 56 芝1800m(良) 1:46.9 (33.2) 0.4 アクシオン

血統表

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ハイアーゲーム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
父の父
Halo 1969
黒鹿毛 アメリカ
Hail to Reason 1958 Turn-to
Nothirdchance
Cosmah 1953 Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well 1975
鹿毛 アメリカ
Understanding 1963 Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower 1964 Montparnasse
Edelweiss

*ファンジカ
Fanjica 1992
黒鹿毛 アイルランド
Law Society 1982
黒鹿毛 アメリカ
Alleged 1974 Hoist the Flag
Princess Pout
Bold Bikini 1969 Boldnesian
Ran-Tan
母の母
Florie 1984
鹿毛 フランス
*ゲイメセン 1975 Vagely Noble
Gay Missile
Figure Libre 1979 Northern Dancer
Ivanjica
母系(F-No.) (FN:12-e) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ハイアーゲーム 5代血統表2017年9月7日閲覧。
  2. ^ 競馬ラボ ハイアーゲームの種牡馬情報2020年5月31日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ ハイアーゲーム 5代血統表2017年9月7日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ハイアーゲーム 5代血統表2017年9月7日閲覧。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ハイアーゲーム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月8日閲覧。
  2. ^ ハイアーゲーム引退、種牡馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年4月16日閲覧。
  3. ^ 供用停止種牡馬一覧 17-13”. 公益法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年2月8日閲覧。
  4. ^ 「'13~'14種牡馬史上最強データ」(成美堂出版)より

外部リンク

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