ノート:キリスト教諸教派の一覧
2005年8月30日までの議論
[編集]東方諸教会Oriental Orthodoxと東方正教会Eastern Orthodoxは独立です。前者はネストリウス派とカルケドンで分離した教会の総称です。Aphaea 2004年10月2日 (土) 03:47 (UTC)
こまかい教会の名前がたくさんありますが、これらの日本語名は公式名称または定訳なのでしょうか? それとも、どなたかが英語名から訳されたのでしょうか。
ちなみに、モルモン教の2番目に大きい教会である Community of Christ に、注として「公式には Reorganized Church of Jesus Christ of Latter Day Saints または RLDS Church」と書いてありますが、これは誤りで、公式サイトによると、この教会は 2001 年 4 月に公式名称を Reorganized Church of Jesus Christ of Latter Day Saints から Community of Christ に変更したということらしいです。日本語公式名称は「復元イエス・キリスト教会」(通称「復元教会」)だったらしく、また、この日本語名称はまだ変更されていないままのようです。日本語の公式サイトが見つけられなかったので、こっちの情報は確かではないですが。 --Oichiro 2004年10月1日 (金) 22:25 (UTC)
ああ、わかった。この注、英語のページの訳で、formerly(以前は)を formally(公式には)と間違えて訳したんですね。そこだけ直しときます。 --Oichiro 2004年10月1日 (金) 22:31 (UTC)
あと、これは教派の一覧だから、「コンスタンチノープル総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオケ総主教庁、エルサレム総主教庁」というのは、おかしくないでしょうか? これだと、ローマカトリック教会のところに「ローマ法王庁」と書くようなものですよね。教派名として正しくは、「コンスタンチノープル正教会、アレクサンドリア正教会、アンティオケ正教会、エルサレム正教会」ではないですか? --Oichiro 2004年10月1日 (金) 22:57 (UTC)
- 後者は「教派名」じゃないような気もしますが、どうなんでしょうね。ちなみにローマ法王庁ではなくて教皇庁ではないのでしょうか。--Aphaea 2004年10月2日 (土) 03:47 (UTC)
- 教派名とは、教会の名前ではないでのすか? 他の東方正教会の教会は、すべて「~正教会」と教会名になっているのに、なんで上記の教会だけ「~総主教庁」と最高権威/行政機関の名前になってるんでしょうか。繰り返しになりますが、アレクサンドリア正教会(w:Orthodox Church of Alexandria)とアレクサンドリア総主教庁(w:Patriarch of Alexandria)の関係は、ローマカトリック教会とローマ教皇庁の関係に対応してますよね。(「法王」じゃなくて「教皇」が公式名称なのは了解しました。)「ローマカトリック教会」と書いていいなら、なぜ「アレクサンドリア正教会」と書くことに問題があるのでしょう? --Oichiro 2004年10月2日 (土) 06:39 (UTC)
- 「教派名とは、教会の名前」というのはその教会同士が教義を異にし独立かつ対等ならそうもいえると思います。しかし東方正教会の場合はそうではないのですから、それぞれが教派であるという言い方は問題があるように思います。それは英国国教会と各国の聖公会がそれぞれ異なる教派でない、あるいはローマ教会において関口教会と河原町教会が異なる教派ではないものと同じです。ですのでそれぞれの教会が教派名であるとして捉えることには問題があります。--Aphaea* 2005年3月12日 (土) 02:56 (UTC)
- どうもどうも。私はべつにキリスト教会制度に詳しいわけではないのですが、やっぱりどうも腑に落ちません。たとえば「ローマカトリック教会」と書いたとき、それはバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂を指すわけではありません。この場合の「教会」(英語のChurch、ラテン語のEcclesia)とは、ローマ教皇を最高権威とするキリスト教の一教派(その信条、組織、etc.)のことです。関口教会や河原町教会がローマカトリック教会なのか、独立教会なのか私は存じ上げませんが、たとえばニューヨークの五番街にある聖パトリック大聖堂は、ローマカトリック教会です。「英国国教会と各国の聖公会がそれぞれ異なる教派でない」と書かれていますが、この本文の「教派の一覧」に載っている各国の聖公会は独立自治であり、英国国教会を最高権威とはしておらず、だからこそ、ここに一教派として「~聖公会」と名前が記されているんじゃないでしょうか? 「~正教会」についても同じです。ここに「~総主教庁」と書かれている組織は、すべて独立自治(autocephalous)のはずです。だから教派の名前としては、「~正教会」と書くのが自然に思えるのですが。そもそも、では、なぜ他の多数の東方正教会系の教派は「~正教会」と書かれていて、これらだけそれに問題があると思われるのでしょう? そもそも独立した教派でなければ、このリストに名前を載せるべきではありませんよね? --オーイチロー 2005年3月14日 (月) 05:29 (UTC)
- 結局これは「諸教会一覧」か「諸教派一覧」かということのようですが、この際タイトルを「諸教会一覧」にして国別格納を是としてしまいませんか。理由は「教派一覧」なら記事宗派にあるから、長くなってもよいこちらを長くなるはずの記事として、住み分けるのがよいと思うからです。LR 2005年8月30日 (火) 01:45 (UTC)
- 追記宗派のリダイレクト先が変わってました。教派一覧があるのは記事宗教一覧です。LR 2005年8月30日 (火) 02:03 (UTC)
大分類の整理
[編集]異端といえども西か東かのどちらかには系統づけられるわけですが、「反三一」というカテゴリを設けるなら、「西」の中に所謂「モルモン」や「エホバ」を置いておくことに違和感が有ります。正統教義を逸脱する派を「反三一」に出すか、「反三一」を解消して東西に振り分け、収まらないものは「歴史的(現存しない)」「シンクレティズム(ケルトはここでは)」などの分類を作って入れるかしないと一貫性を欠くと思いますが、いかがでしょう。LR 2005年8月30日 (火) 01:45 (UTC)
- モルモンもエホバの証人も西から出たことは歴史的事実ですので、それはそのままにしたほうがよいと考えます。かえってあいまいになります。エホバの証人についていえばアレイオスとの歴史的連続性なんかないわけで、むしろ系統的にはSDAと同根ですから。
- ただ、反三位を別にたてることには意味があるので、ここは重複をあえてして、西/東と反三位のそれぞれにおでましいただくか、それとも東西それぞれに反三位の下位区分を設けるかしたほうがよいように思います(古代みたいな、東出身の人が西いって成功するなんてのはどうするんだろう:それとも古代はひとくくりでいいですかね)。-Aphaia 2005年8月30日 (火) 02:01 (UTC)
- あとこのセクションでは脱線ぎみですが、歴史的(現存しない)というのはよい言い方ですが「教会の一覧」という言い方とはなじみませんね。「○○派教会」というのが組織としてあったわけではなくて、とくに2世紀あたりだと組織としてそういう教会が別にあるという意識はないんではないんだろうか。とすると「キリスト教諸派」くらいのほうが名称としてよいのではないでしょうか。とおもいつつ、東をしまうのには「教会」のほうがすわりがいいですね。うううん。--Aphaia 2005年8月30日 (火) 02:05 (UTC)
ルター派?
[編集]ルター派教会の国別教会の訳語で「ルター派教会」というのが頻出しますが、これ類推するに「ほげほげルーテル教会」としたほうがいいのではないでしょうか。あるいはルーテル福音教会のなかでは定訳があるのかもしれないとも思うのですが、どなたか事情に詳しい方はいらっしゃいませんか。
また日本の教会とはややかかわらないとはいえ、Porvoo Communion の定訳をご存知の方教えてください。またこの表の書き換えもあるいは必要かもしれません(それぞれ使徒継承を主張するルター派の一部と聖公会の一部のコミュニオンです。わりと最近の結成のようで、Porvooとはコミュニオン結成が議決されたフィンランドの場所の名前だそうです)。--Aphaia 2007年1月29日 (月) 07:28 (UTC)
「ルター派教会」の訳語を支持します。歴史、社会学の専門書等でもルター派、ルター派教会を使っています。 現代日本において、宗教改革者のルターは、ルターの表記で事実上統一されています。ルーテルという昔の発音を使っているの教会内に限られています。私の属している教会でも、最近では「ルター」と呼ぶことが大半で、「ルーテル」は教会名に使う程度になっています。教会内の文書でも、「ルター派」をよく目にするようになっていますので、いずれ、ルーテルという昔ながらの表記は消えていくと思います。--Lutheraner futhark 2010年5月13日 (木) 18:35 (UTC)
バプテスト系
[編集]いま気づいてびっくりしたのですが特に北米で大きな勢力を持つバプテスト系が一教派も載っていません。--Evangelical 2010年5月3日 (月) 16:01 (UTC)
- 思わず「ゲッ」と呟いてしまいました…驚愕ものの大問題ですね。今まで気付かなかったのが悔やまれます…--Kinno Angel 2010年5月3日 (月) 16:12 (UTC)
バプテストのほかにアナバプテストの欄もできていますが、これはバプテストの中にアナバプテストを入れても良いような気がしますが、アナバプテストを公式に明言しているのは、連合と単立系だけだと思います。そうすると、欄としてより、バプテストの中のアナバプテストとしたほうが良いのでは?タダ、アナバプテストとバプテストは確かに少し違いますし、非カトリック非プロテスタントだといっている以上、一緒にするのも少し乱暴な気もします、ですので如何しましょうか?--ミニラ 2011年2月12日 (土) 07:12 (UTC)
- 「連合と単立」というのは日本国内の事情の話、と解釈して宜しいでしょうか?(申し訳ありません、私は西方教会の業界用語には全く暗く、短縮形で言われてもピンと来ないのです)。
- その私の解釈が正しいものと仮定してお話を進めますが、アナバプテストとバプテストは歴史的にも全く別の経緯を辿った、別系統の教派です。日本の事情は私は全く暗い上に、無知な私の恥を晒すようですが、1年前まではアナバプテストとバプテストは違うのかどうかすら全く存じませんでした(今でも教理上どのように違うのかまでは知りませんで、勉強中です)。
- 取り敢えず、ファイル:Protestantbranches ja.svgを御覧下さい。
- 他言語版でも、アナバプテストとバプテストを同じ枠で扱っているものはありません。--Kinno Angel 2011年2月12日 (土) 13:29 (UTC)
- 歴史的にも教派的にも別派です。アナバプテストは他の「プロテスタント化」したバプテストが純粋さを損なったと考えることがあります。バプテストの継承性という記事はよくできていると思いますが、この意味における純粋性のことです。プロテスタント史では迫害した者は世や異教徒やローマ・カトリックですが、アナバプテスト史の中ではプロテスタントからも迫害を受けています。アナバプテストの自己認識では自分たちはローマ・カトリックから出てきたプロテスタントではなく、「バプテスト信仰」を初代教会からずっと保ってきたのです。--イザヤ 2011年2月15日 (火) 23:03 (UTC)
- 了解しました、私自身不勉強だったと反省します。BBFは何処に入れたらいいでしょうかね?バプテスト?アナバプテスト?信仰の継承性という面ではアナバプテスト、でも
BBFは単立の集合体でしかないので、なかにはプロテスタントとしているところもあります。なので何処に分類したらいいのかわかりません。 神学校ではどう教えているのでしょうね?BBFの神学校に詳しい方よろしくお願いします^^単立はアナバプテストに入れておきます--ミニラ 2011年2月26日 (土) 02:31 (UTC)
他の宗教の除去
[編集]東方教会においても西方教会においても、キリスト教とみなされていない、三位一体さえ否定するグループを、除去します。--イザヤ 2011年1月3日 (月) 13:10 (UTC)
具体的内容については異議を唱えさせて頂く蓋然性はありますが、基本方針には同意します。--Kinno Angel 2011年1月3日 (月) 13:12 (UTC)
西方奉神礼正教について
[編集]この編集で、西方奉神礼正教が「コンスタンティノープルとの一致にない教会」に分類されていましたが、除去しました。ここで注釈を入れます。
「西方奉神礼正教」とはあくまで奉神礼の形態における分類であり、「教派」「教会組織」の単位ではありません。その中には様々な教区に属して居る教会組織があります。
西方奉神礼正教はアンティオキア正教会北米大主教区に一定規模で存在しています(他にも色々あります)。もちろんこれらは主流派正教会とのフル・コミュニオン関係にあります。他方、西方奉神礼正教としてかつては諸正教会とフル・コミュニオンにあったものの、今ではその関係が途絶えている教会もあります。
結論を言えば、「西方奉神礼正教」を本記事に掲載する余地はありません(関連項目になら可能性がありますが)。以上です。--Kinno Angel(会話) 2013年9月23日 (月) 12:53 (UTC)
- さらに注釈を加えます。東方典礼カトリック教会は、総大司教まで戴く「東方典礼のみ」の大規模な教会組織がありますため、本一覧に掲載されても違和感がありません。しかしながら西方奉神礼正教にはそのような存在がありません。「東方典礼カトリック」のような節が設けられても、結局既存組織の内部区分以上のものではなく、他の項目と「被る」ことになります。--Kinno Angel(会話) 2013年9月23日 (月) 12:59 (UTC)
- Kinno Angelさま、初めまして。平素のご活動予々拝見し感服しております。
- 「西方奉神礼正教」につき、訂正・ご教示ありがとうございます。大変興味深く拝読し、勉強になりました。浅学をお許し下さい。
- ただ、完全な独立組織である「教派」でなくとも、記事本文にも「各教派に所属する個々の教会組織・教団についても掲載する。」とあるように、さらに広くみて、超教派団体(テゼ共同体・アイオナ共同体など)や、連合体的組織を形成していないけれども特筆性のある流儀潮流・ムーブメント(西方奉神礼正教など)についても、何らかの形でこの記事に網羅的に掲載できれば、より便利ではないかと考えます。それは、本記事がそういった各記事を辿るのに役立つインデックス的機能を果たす場として有意義であると感じるためです。浅学でありながら恐る恐る編集を実行するのは、まず自分が読者として利用する中で不便を感じたことを、率先して改善してゆきたいと願うためです。
- 西方奉神礼正教については、「1.1 正教会(ギリシャ正教、東方正教会)」中に「1.1.3 その他正教会内の潮流」(仮案)とでも銘打って節を立てて掲載
- テゼ共同体、アイオナ共同体については、現状の「2.2 伝統系諸派」節の中に、この版のとおり復元
- 「福音カトリック派」(現「福音派カトリック」)、「アングロ・ルーサラン・カトリック教会」は現状位置でも悪くないとは思いますが、前者の訳としては「福音主義カトリック」を提案します(福音主義#福音主義evangelischと福音派evangelikalの相違参照)。なお、先の編集であえて「カトリック教会#ローマ教皇座との一致にない教会」にこれらを含めず「カトリック・伝統系諸派」の方に記載したのは、これらは「カトリック」という名称を含んでいても、どちらかといえばプロテスタントとカトリックの中間を目指す教派、しかも主にプロテスタント側から興った動きであり、エヴァンジェリカル・オーソドックス教会が東方教会ではなくプロテスタント諸派に分類されるのが妥当であるのと同様であると捉えたためです。しかし、正直申し上げて自分は英語版ウィキペディアの記述以上の知識・実態把握を持ち合わせておりません。現状の分類が良いのか、この版の分類が良いのか、諸賢のご意見を仰ぎたく存じます。
- といった編集方針を提案いたしますが、いかがでしょうか?
- また、別件ですが復古カトリック教会に肝心の発祥地ドイツ、オランダなど中欧圏の教会が挙げられていないので、追記の必要性を感じています。次回の編集の機会に実行したいと思います。--Obendorf(会話) 2014年3月7日 (金) 20:17 (UTC)
- 慎重に考えさせて下さい。「特筆性のある流儀潮流・ムーブメントまで入れる」となれば、「公会議主義」「解放の神学」「フェミニズム神学」なども入れなければならない、という話になりかねず、「教派の一覧」という記事名に偽りあり、ということになりかねません。--Kinno Angel(会話) 2014年3月8日 (土) 03:44 (UTC)
- Kinno Angelさま 早速ご返答ありがとうございます。ここで議題とする各項目は、挙げられた例のような神学的潮流や教会組織論上の主義などと違い、一意の独特の信仰様式を持ち、教派を超えて・あるいはまとまとった組織を形成していなくとも聖職と信徒の総体による一定のコミュニティをなしている、「教派」の概念に近いキリスト教の一潮流であるように思われます。ですからともかく、何らかのかたちでインデックスに加えておきたいと願うものです。項目名のあとに「-超教派団体」(テゼ、アイオナの例)などと註記するとか、先にご提案いただきましたように、関連項目に加えることも一つの方法かと存じます。Kinno Angelさまを始めとする執筆陣の皆様のご意見を賜りましたら幸いです--Obendorf(会話) 2014年3月8日 (土) 14:51 (UTC)
- 直上の議論でリンクが貼られている「フェミニズム神学」は「フェミニスト神学」に移動されました。--山田晴通(会話) 2014年3月21日 (金) 08:04 (UTC)
カトリックの分類について
[編集]本文を編集し、カトリックについての節・分類を大幅変更しました[1]。
英語版(en:List of Christian denominations) を参照したのですが、英語版ではまず、"Catholicism"という大きな節(分類)の中に"Catholic Church"(ローマ・カトリックと東方典礼カトリック教会)と"Other churches"の二つに分類されています。これが妥当な分け方だと思ったので、これにならって(訳語は悩んだのですが)「カトリック」とその中に「カトリック教会」「独立カトリック教会」という二つの節分けを行いました。
それと、記事中の"○○ Greek Catholic Chruch"については、ウクライナ東方カトリック教会(Ukrainian Greek Catholic Church) にならって「○○東方カトリック教会」としました。これらの訳語を含め、編集内容について修正やご意見があったら、ぜひよろしくおねがいします。 --Lorettibarrend(会話) 2013年10月23日 (水) 09:05 (UTC)
- コメント Lorettibarrendさん、いつもお世話になっております。
- ウクライナ東方カトリック教会については、おそらく同教会の信者もしくはシンパと思える人物により「ギリシャ」の文字が取り去られた経緯があり、私もこれを否定したり改名提案を出したりはしませんでしたが、しかし「ギリシャ(Greek)」が必要な場面もあるんです。
- たとえばシリア教会です。
- 上記二つの教会はいずれも東方典礼カトリック教会なのですが、片方には「ギリシャ」が入っており、片方には「ギリシャ」が入っていません。こういう事例が沢山あるのかどうか、浅学なものでぱっと分かるわけでは無いのですが、
- ビザンチン典礼を使っているか、別の典礼(シリア典礼など)を使っているかといった典礼上の違いで区分されるケース
- 正教会(ギリシャ正教)に長くとどまっていたか、それとも非カルケドン派からカトリック教会に「帰一」したかという、歴史的経緯・分岐の経緯で区分されるケース
- があるようです。
- 「ギリシャ」と名前についているのにはそれなりに意味があるケースもあるわけで、一律に「東方カトリック」とするのには反対です。
- ウクライナ東方カトリック教会については、
- 歴史的にその名称が一定せず、英語での名称も変化し続けて居るという背景を考慮
- 並立するような紛らわしい名称の有力な東方典礼カトリック教会がウクライナ内に無い
- 以上二つを理由として「例外」とし、英語名の(Greek Catholic)は、むしろ「ギリシャ・カトリック」を基本形とすることを提案したいと思います。
- …他方、正教会も英語ではGreek Orthodox Churchとされる事も多いのに、「ギリシャ正教」とは私は書きません。これは英語以外の言語の事情、ならびに日本正教会における術語運用を理由としております。
- 従いまして、英語以外の言語での表記を考慮してより合理的な表記がある場合、もしくは日本のカトリック教会における定着した慣例・表記が別にある場合には、基本的にはそちらが優先されるべきとも考えます。--Kinno Angel(会話) 2013年10月23日 (水) 15:20 (UTC)一部修正--Kinno Angel(会話) 2013年10月23日 (水) 15:21 (UTC)
- こちらこそ、いつもありがとうございます。さっそくの鋭いご指摘には、じつは私自身も同感で、「ウクライナ東方カトリック教会」にならって(そのノートページでの議論も読んだうえで)「○○東方カトリック教会」としたものの、「ホンマは、これじゃよくないよなぁ?」と自分でも思っていました。
まず、"Greek Catholic" を「ギリシャ・カトリック」と訳すのは私も最初に考えたのですが、たとえば「ウクライナ・ギリシャ・カトリック教会」と書いたらカトリックや正教徒以外の一般的な日本人(日本語話者)にはわかりにくいかもしれないと思ったことと、カトリック中央協議会のサイトで「ギリシャ・カトリック」を検索してもヒット数が少ないため、日本のカトリック教会で公式な訳語とはされていないらしい(そもそも公式な訳語どころか定着した慣例・表記がないのかも)と考えたあげくの編集でした。 - しかし、Kinno Angelさんのご指摘を受けてこんどはカトリック中央協議会のサイトで「メルキト」を検索したところ、「聖パウロ・ギリシア・メルキト教会大聖堂」「聖ゲオルギオス・ギリシア・メルキト典礼司教座聖堂」そして「ギリシア・カトリック・メルキト教会」というバラバラな表現がありました[2]。それと、Kinno Angelさんが例示されたシリア教会とメルキト・ギリシャ教会の「ギリシャ」の有無についてですが、これはKinno Angelさんが推察された ビザンチン典礼を使っているか、別の典礼(シリア典礼など)を使っているかといった典礼上の違いで区分される が正解ではないかと思われます。「カトリック教会のカテキズム」では東方典礼として「ビザンティン典礼、アレクサンドリア典礼ないしコプト典礼、シリア典礼、アルメニア典礼、マロン典礼、カルデア典礼などがあります。」と書かれていて、これはラテン語規範版でも"et ritus Byzantinus, Alexandrinus seu Copticus, Syriacus, Armenius, Maronita et Chaldaeus" と書かれているとおりです[3](カテキズム1203項)。(しかしWikipediaの英語版やフランス語版を調べてみると、少し違った分類がなされていて「アンティオキア典礼」や「東シリア典礼」などがあり、よくわからないのですが、)この中の「ビザンティン典礼」がギリシャ典礼のことのようで、Wikipediaの英語版でen:Greek RiteはByzantine Rite へのリダイレクトとなっており、これはフランス語版やイタリア語版などでも同様です。そして(これもWikipediaの英語版、フランス語版によると)、ビザンティン典礼に含まれるのがウクライナなど東欧の教会と「メルキト・ギリシャ教会」で、その多くが名称に"Greek"("grecque") もしくは"Byzantine" を含みます。
- ですから、ご指摘のとおり「ギリシャ」の語は意味があって簡単に外せないようですね。昨日の編集前には「東方典礼カトリック教会」と訳すことも考えたのですが、「ギリシャ」が付く教会と付かない教会があるのを無視して「Greek Catholic = 東方典礼カトリック」と訳したら(一般的にはわかりやすいかもしれませんが、)不正確というか不十分な訳語になってしまうと思います。一方、その他の東方典礼カトリック教会には"Greek" の語は付かないのですが、たとえばマロン派についてはカトリック中央協議会のサイトでは「マロン典礼カトリック教会」の語がほぼ定着しているようです[4]。
- 以上のことから、"Greek Catholic" の訳としては、おっしゃるように「ギリシャ・カトリック」とするか、少しわかりにくいような気もするので私個人の案として「ギリシャ典礼カトリック」という訳語を提案したいのですが、いかがでしょうか。(どちらにしても、ウクライナ東方カトリック教会は再度改名の必要がありそうですね。)それと、その他の教会について、「カトリック教会のカテキズム」に「○○典礼」と明記されているコプト、シリア、アルメニア、マロン、カルデアの教会は、それぞれ「○○典礼カトリック教会」と表記していいのではないかと考えますが、こちらについてもご意見をいただきたいと思います。東方典礼・東方教会については私もそんなに詳しいわけではないので、またのご意見、ご教導をよろしくおねがいします。 --Lorettibarrend(会話) 2013年10月24日 (木) 12:16 (UTC)
- うーん…色々考えさせて頂きたく存じます。難しいですね。
- まず一点のみ。ウクライナ東方カトリック教会についてですが、同教会の信者かシンパとおぼしきウクライナ人編集者、利用者:Alex Kさんの意向が強く働いた記事名です。で、Alex Kさんについては、Wikipedia:投稿ブロック依頼/Alex Kを私が出し、結果無期限ブロックが成立した経緯がありました。…カトリック中央協議会のウェブサイトなどで強力かつ公式な訳語が確認されませんと、ちょっと私個人としては賛同しにくいところがあります。何度も御本人に問い合わせても同教会の信者であるかは返答頂けませんでしたが、編集内容から、日本で数少ない当事者の一人と推察しています。当該教派の名称を尊重、と言った場合、ウィキペディアでは自己言及による立証は不可能ではあるという事は原則なのですが、議論相手としても、ちょっとここを軽視する事は、これまでの経緯もあって、私には極めて困難です。仮に改名するとしても、彼が「方程式みたいで嫌だ」とこだわっていた「=」は外しておいた方が良いかとは思います。--Kinno Angel(会話) 2013年10月24日 (木) 12:35 (UTC)
- こちらこそ、いつもありがとうございます。さっそくの鋭いご指摘には、じつは私自身も同感で、「ウクライナ東方カトリック教会」にならって(そのノートページでの議論も読んだうえで)「○○東方カトリック教会」としたものの、「ホンマは、これじゃよくないよなぁ?」と自分でも思っていました。