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ニホンモモンガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニホンモモンガ
ニホンモモンガ
ニホンモモンガ Pteromys momonga
生体画像
恩賜上野動物園にて
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
亜目 : リス亜目 Sciuromorpha
: リス科 Sciuridae
亜科 : リス亜科 Sciurinae
: モモンガ族 Pteromyini
: モモンガ属 Pteromys
: ニホンモモンガ P. momonga
学名
Pteromys momonga
Temminck, 1844
和名
ニホンモモンガ
ホンドモモンガ
モモンガ
英名
Japanese dwarf flying squirrel
Japanese lesser flying squirrel

ニホンモモンガ(日本鼯鼠、日本摸摸具和、Pteromys momonga)は、リス科モモンガ属に分類される齧歯類。別名ホンドモモンガ。単にモモンガと呼ばれることもある。

分布

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日本本州四国九州固有種

本州(青森県 - 奈良県)の個体群を亜種ホンシュウモモンガ P. momonga amygdali (Thomas) 、山陰道の個体群をサンインモモンガ P. momonga interventus (Kuroda) 、九州の個体群をキュウシュウモモンガ P. momonga T. et S. に分類する場合もある[1]

形態

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体長15-20cm。尾長10-15cm。体重0.1-0.2kg。背面は灰色や褐色、腹面は白い体毛で覆われている。眼は非常に大きい。尾は扁平。

生態

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山地から亜高山帯の森林に生息し、混交林にも多く生息する。樹洞やキツツキの古巣、時に巣箱の中等に木の枝などを集めて巣にする。夜行性で、昼間は巣穴の中で休む。木々の間を飛び回ったり、時に飛膜を使って滑空し移動する。

食性は植物食で、木の、芽、果実種子、樹皮などを食べる。

繁殖形態は胎生。1回に2-6頭の幼獣を年に2回に分けて産む。

参考文献

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  • 黒田長禮(種の解説)、岡田要(書籍の著者)『新日本動物圖鑑』 下(9版発行)、北隆館、1988年5月10日(原著1965年1月25日・初版印刷)、679頁。ISBN 978-4832600225 
  • 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、47、238頁。
  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科5 小型草食獣』、平凡社1986年、155頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、161頁。

外部リンク

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  1. ^ 岡田 1988, p. 679.