ナストロ・ダルジェント最優秀作品監督賞
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ナストロ・ダルジェント最優秀作品監督賞(Nastro d'argento al regista del miglior film)は、ナストロ・ダルジェント賞の部門のひとつである。2017年に廃止され、代わって監督賞(Nastro d'argento al miglior regista)と作品賞(Nastro d'argento al miglior film)が設置された。
最多受賞記録はフェデリコ・フェリーニの7回。
1940年代
[編集]- 1946年 - ロベルト・ロッセリーニ - 『無防備都市』(Roma città aperta)
- 1947年 - ロベルト・ロッセリーニ - 『戦火のかなた』(Paisà)※2度目
- 1948年 - ピエトロ・ジェルミ - 『失われた青春』(Gioventù perduta)
- 1949年 - ヴィットリオ・デ・シーカ - 『自転車泥棒』(Ladri di biciclette)
1950年代
[編集]- 1950年 - アウグスト・ジェニーナ - 『沼の上の空』(Modifica di Cielo sulla palude、2001年「イタリア映画大回顧」上映題)
- 1951年 - アレッサンドロ・ブラゼッティ - 『Prima comunione』
- 1952年 - レナート・カステラーニ - 『2ペンスの希望』(Due soldi di speranza)
- 1953年 - ルイジ・ザンパ - 『Processo alla città』
- 1954年 - フェデリコ・フェリーニ - 『青春群像』(I vitelloni)
- 1955年 - フェデリコ・フェリーニ - 『道』(La strada)※2度目
- 1956年 - ミケランジェロ・アントニオーニ - 『女ともだち』(Le amiche)
- 1957年 - ピエトロ・ジェルミ - 『鉄道員』(Il ferroviere)※2度目
- 1958年 - フェデリコ・フェリーニ - 『カビリアの夜』(Le notti di Cabiria)※3度目
- 1959年 - ピエトロ・ジェルミ - 『わらの男』(L'uomo di paglia)※3度目
1960年代
[編集]- 1960年 - ロベルト・ロッセリーニ - 『ロベレ将軍』(Il generale Della Rovere)※3度目
- 1961年 - ルキノ・ヴィスコンティ - 『若者のすべて』(Rocco e i suoi fratelli)
- 1962年 - ミケランジェロ・アントニオーニ - 『夜』(La notte)※2度目
- 1963年
- ナンニ・ロイ - 『祖国は誰のものぞ』(Le quattro giornate di Napoli)
- フランチェスコ・ロージ - 『シシリーの黒い霧』(Salvatore Giuliano)
- 1964年 - フェデリコ・フェリーニ - 『8 1/2』(Otto e mezzo)※4度目
- 1965年 - ピエル・パオロ・パゾリーニ - 『奇跡の丘』(Il Vangelo secondo Matteo)
- 1966年 - アントニオ・ピエトランジェリ - 『私は彼女をよく知っていた』(Io la conoscevo bene)
- 1967年 - ジッロ・ポンテコルヴォ - 『アルジェの戦い』(La battaglia di Algeri)
- 1968年 - エリオ・ペトリ - 『悪い奴ほど手が白い』(A ciascuno il suo)
- 1969年 - フランコ・ゼフィレッリ - 『ロミオとジュリエット』(Romeo e Giulietta)
1970年代
[編集]- 1970年 - ルキノ・ヴィスコンティ - 『地獄に堕ちた勇者ども』(La caduta degli dei)※2度目
- 1971年 - エリオ・ペトリ - 『殺人捜査』(Indagine su un cittadino al di sopra di ogni sospetto)※2度目
- 1972年 - ルキノ・ヴィスコンティ - 『ベニスに死す』(Morte a Venezia)※3度目
- 1973年 - ベルナルド・ベルトルッチ - 『ラストタンゴ・イン・パリ』(Ultimo tango a Parigi)
- 1974年 - フェデリコ・フェリーニ - 『フェリーニのアマルコルド』(Amarcord)※5度目
- 1975年 - ルキノ・ヴィスコンティ - 『家族の肖像』(Gruppo di famiglia in un interno)※4度目
- 1976年 - ミケランジェロ・アントニオーニ - 『さすらいの二人』(Professione: reporter)※3度目
- 1977年 - ヴァレリオ・ズルリーニ - 『タタール人の砂漠』(Il deserto dei Tartari)
- 1978年 - タヴィアーニ兄弟 - 『父 パードレ・パドローネ』(Padre Padrone)
- 1979年 - エルマンノ・オルミ - 『木靴の樹』(L'Albero degli zoccoli)
1980年代
[編集]- 1980年 - フェデリコ・フェリーニ - 『女の都』(La città delle donne)※6度目
- 1981年 - フランチェスコ・ロージ - 『三人の兄弟』(Tre fratelli)※2度目
- 1982年 - マルコ・フェレーリ - 『町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語』(Storie di ordinaria follia)
- 1983年 - タヴィアーニ兄弟 - 『サン★ロレンツォの夜』(La Notte di San Lorenzo)※2度目
- 1984年
- プピ・アヴァティ - 『追憶の旅』(Una gita scolastica)
- フェデリコ・フェリーニ - 『そして船は行く』(E la nave va)※7度目
- 1985年 - セルジオ・レオーネ - 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(Once Upon a Time in America)
- 1986年 - マリオ・モニチェリ - 『女たちのテーブル』(Speriamo che sia femmina)
- 1987年 - エットーレ・スコラ - 『ラ・ファミリア』(La famiglia)
- 1988年 - ベルナルド・ベルトルッチ - 『ラストエンペラー』(The Last Emperor)※2度目
- 1989年 - エルマンノ・オルミ - 『聖なる酔っぱらいの伝説』(La leggenda del santo bevitore)※2度目
1990年代
[編集]- 1990年 - プピ・アヴァティ - 『いつか見た風景』(Storie di ragazzi e di ragazze)※2度目
- 1991年 - ジャンニ・アメリオ - 『宣告』(Porte aperte)
- 1992年 - ガブリエレ・サルヴァトレス - 『エーゲ海の天使』(Mediterraneo)
- 1993年 - ジャンニ・アメリオ - 『小さな旅人』(Il ladro di bambini)※2度目
- 1994年 - ナンニ・モレッティ - 『親愛なる日記』(Caro diario)
- 1995年 - ジャンニ・アメリオ - 『Lamerica』 ※3度目
- 1996年 - ジュゼッペ・トルナトーレ - 『明日を夢見て』
- 1997年 - マウリツィオ・ニケッティ Maurizio Nichetti - 『ルナとその影』(Luna e l'altra)
- 1998年 - ロベルト・ベニーニ - 『ライフ・イズ・ビューティフル』(La vita è bella)
- 1999年 - ジュゼッペ・トルナトーレ - 『海の上のピアニスト』(La leggenda del pianista sull'oceano)※2度目
2000年代
[編集]- 2000年 - シルヴィオ・ソルディーニ Silvio Soldini - 『ベニスで恋して』
- 2001年 - ナンニ・モレッティ - 『息子の部屋』(La stanza del figlio)※2度目
- 2002年 - マルコ・ベロッキオ - 『母の微笑』(L'ora di religione)
- 2003年 - ガブリエーレ・サルヴァトーレス - 『ぼくは怖くない』※2度目
- 2004年 - マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ - 『輝ける青春』(La meglio gioventù)
- 2005年 - ジャンニ・アメリオ - 『家の鍵』(Le chiavi di casa)※4度目
- 2006年 - ミケーレ・プラチド - 『野良犬たちの掟』(Romanzo criminale)[1]
- 2007年 - ジュゼッペ・トルナトーレ - 『題名のない子守唄』(La sconosciuta)※3度目
- 2008年 - パオロ・ヴィルズィ - 『見わたすかぎり人生』(Tutta la vita davanti)
- 2009年 - パオロ・ソレンティーノ - 『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』(Il divo)
2010年代
[編集]- 2010年 - パオロ・ヴィルズィ - 『はじめての大切なもの』(La prima cosa bella)※2度目
- 2011年 - ナンニ・モレッティ - 『ローマ法王の休日』(Habemus Papam)※3度目
- 2012年 - パオロ・ソレンティーノ - 『きっと ここが帰る場所』(This Must Be the Place)※2度目
- 2013年 - ジュゼッペ・トルナトーレ - 『鑑定士と顔のない依頼人』(La migliore offerta)※4度目
- 2014年 - パオロ・ヴィルズィ - 『人間の値打ち』(Il capitale umano) ※3度目
- 2015年 - パオロ・ソレンティーノ - 『グランドフィナーレ』(Youth)※3度目
- 2016年 - パオロ・ヴィルズィ - 『歓びのトスカーナ』(La pazza gioia) ※4度目
出典
[編集]- ^ イタリア映画祭2007上映時タイトルは『犯罪小説』。 http://www.asahi.com/italia/2007/works.html
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- イタリア映画大回顧 - 公式サイト
- イタリア映画祭2007 - 公式サイト