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ツナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ツナ缶から転送)
ツナ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : サバ亜目 Scombroidei
: サバ科 Scombridae
亜科 : サバ亜科 Scombrinae
: マグロ族 Thunnini
学名
Thunnini
starks, 1910
和名
マグロ
ツナ
英名
Tuna

5属14 - 15種(本文参照)

ツナ英語: Tuna)は、スズキ目サバ科マグロ族に分類される魚の総称[1]。514 - 15が含まれる。「マグロ」と訳されることが多いが、後述のように学術的にはカツオ等を含む広い範囲を指す。これらの魚肉を加工した食材もツナと呼ばれる[2](「#ツナ缶」参照)。

プレジャーボートの中で、特にトローリング用のスポーツフィッシャーマン・タイプの船には、デッキハウス(上部船室)の上に、遠くまで見渡せる操船席をもつ多段式のやぐらを備えるものが多い。このやぐらは魚影を探すための監視台という意味で、俗に「ツナタワー」と呼ばれている。

学術上の分類

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マグロ族Thunnini

マグロ属クロマグロ T. orientalis は、タイセイヨウクロマグロ T. thynnus に含められることがある。その場合、T. thynnus の和名はクロマグロ、英名は Northern bluefin tuna となる。

ツナ缶

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スーパーマーケットに並べられたツナ缶

ツナは、本来は生魚・魚肉の区別なく使う語だが、日本ではもっぱらマグロの漬け缶詰を意味する言葉として用いられている。日本で販売されているツナ缶の原材料は、主にビンナガマグロ、キハダマグロ、カツオである。2024年時点ではツナとはされないブリで代用した商品もある。なお、米軍統治の歴史の長かった沖縄県では「トゥーナ」と発音されることが一般的である。

一般には血合肉などを含まないホワイトミートと呼ばれる色の淡い身が使われる。

日本では従来植物油に漬けたものが主流であったが、低脂肪・低カロリーの需要が高まったことなどから、近年では水煮スープ漬けなど、油分をカットしたタイプも販売されている。ツナの身はフレーク状やブロック状などがある。

なお日本で一般名詞に近い形で使われるシーチキン」ははごろもフーズの商品名(登録商標)である。主なメーカーは、はごろもフーズの他にいなば食品マルハニチロキョクヨーホテイフーズなどがある。

料理法は、マヨネーズと和えてツナマヨネーズとして使われることが多い。他にはサラダパスタの具など様々な使い方がある。

ノンオイル・塩分無添加タイプのツナ缶は「良質なタンパク質が摂取出来る」「安価で大量に購入出来る」との理由で多くのボディビルダーに愛用されている。

魚肉を含む肉類を食べない完全菜食主義者向けなどに、ネスレ豆類などを原料に食感・味を似せた人工ツナを代替肉として開発した[2]

脚注

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  1. ^ 2.1 Tuna and tuna-like species HIGHLY MIGRATORY SPECIES(回遊魚)についての国際連合食糧農業機関(FAO)の英文資料/2020年10月25日閲覧
  2. ^ a b ネスレ、肉の次は「人工ツナ」植物由来の競争、「魚」で先手『日経MJ』2020年10月9日(アジア・グローバル面)

関連項目

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  • パラミツ(ジャックフルーツ) ‐ 菜食主義者がツナ肉の代用とする。