ゼア・イズ・オールウェイズ・ワン・モア・タイム
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『ゼア・イズ・オールウェイズ・ワン・モア・タイム』 | ||||
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B.B.キング の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ブルース、R&B | |||
時間 | ||||
レーベル | MCAレコード | |||
プロデュース | スチュワート・レヴィン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
B.B.キング アルバム 年表 | ||||
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『ゼア・イズ・オールウェイズ・ワン・モア・タイム』(There Is Always One More Time)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、B.B.キングが1991年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]大部分の曲はジョー・サンプルとウィル・ジェニングスの共作で[1]、両名は過去にも『ミッドナイト・ビリーヴァー』(1978年)、『テイク・イット・ホーム』(1979年)といったアルバムの制作に貢献している。本作に2曲を提供したアーサー・アダムスは、1970年にブルーサム・レコードからデビューしたミュージシャンで、後に自身のアルバム『Back on Track』(1999年)において、キングをゲストとして迎えている[2]。タイトル曲は、本作のリリース前に死去したドク・ポーマスのカヴァーで、キングは本作をポーマスに捧げた[3]。
反響・評価
[編集]アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200には入らなかったが、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは76位を記録した[4]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「大部分の曲はキャッチーで覚えやすい」「知的で思慮深い歌詞はキングのスタイルにぴったりであり、彼の歌声は好調である」と評している[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョー・サンプルとウィル・ジェニングスの共作。
- アイム・ムーヴィング・オン - "I'm Moving On" – 4:16
- バック・イン・L.A. - "Back in L.A." – 5:00
- ザ・ブルース・カム・オーヴァー・ミー - "The Blues Come Over Me" – 5:13
- フール・ミー・ワンス - "Fool Me Once" – 4:18
- ザ・ロウダウン - "The Lowdown" – 4:11
- ミーン・アンド・イーヴル - "Mean and Evil" (Arthur Adams) – 4:20
- サムシング・アップ・マイ・スリーヴ - "Something Up My Sleeve" (A. Adams) – 4:28
- ロール、ロール、ロール - "Roll, Roll, Roll" – 5:58
- ワン・モア・タイム - "There Is Always One More Time" (Doc Pomus, Ken Hirsch) – 8:27
参加ミュージシャン
[編集]- B.B.キング - ボーカル、リードギター
- マイケル・ランドウ - ギター
- アーサー・アダムス - ギター
- ジョー・サンプル - ピアノ
- ニール・ラーセン - オルガン、キーボード
- フレディ・ワシントン - ベース
- ジム・ケルトナー - ドラムス
- レニー・カストロ - パーカッション
- ポーレット・ブラウン、ヴァレリー・ピンクストン=メイヨー、バニー・ハル - バックグラウンド・ボーカル
脚注
[編集]- ^ a b Yanow, Scott. “There Is Always One More Time - B.B. King”. AllMusic. 2021年8月8日閲覧。
- ^ Dahl, Bill. “Arthur Adams - Biography & History”. AllMusic. 2021年8月8日閲覧。
- ^ 日本盤CD (MVCM-91)ライナーノーツ(市川正二、1991年9月)
- ^ “B.B. King - Awards”. AllMusic. 2016年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月8日閲覧。