インディアノーラ・ミシシッピ・シーズ
『インディアノーラ・ミシシッピ・シーズ』 | ||||
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B.B.キング の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロサンゼルス レコード・プラント・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル |
ABCレコード MCAレコード(リイシュー) | |||
プロデュース | ビル・シムジク | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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B.B.キング アルバム 年表 | ||||
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『インディアノーラ・ミシシッピ・シーズ』(Indianola Mississippi Seeds)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、B.B.キングが1970年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]キャロル・キング、ジョー・ウォルシュ、レオン・ラッセルといったロック・ミュージシャンがゲスト参加した[3]。冒頭の「ノーバディ・ラヴズ・ミー・バット・マイ・マザー」は、キングのピアノ弾き語りによる曲である[4]。「ハミングバード」は、ラッセルのソロ・アルバム『レオン・ラッセル』(1970年)が初出の曲で[5]、ラッセルは本作のヴァージョンにおいて、ピアノと指揮を担当している[1]。
反響
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、1970年11月28日に、前作『コンプリートリー・ウェル』を上回る26位を記録した[2]。一方、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは、前作に及ばず最高8位となった[6]。
本作からの先行シングル「ハミングバード」は、1970年8月22日付のBillboard Hot 100で48位に達し[7]、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは25位に達した[8]。その後「チェインズ・アンド・シングス」はHot 100で45位[7]、R&Bチャートで6位となり[9]、続く「アスク・ミー・ノー・クエスチョンズ」はHot 100で40位[7]、R&Bチャートで18位となった[10]。
評価
[編集]本作のジャケットをデザインしたロバート・ロッカートと、写真を撮影したアイヴァン・ナギーは、第13回グラミー賞で最優秀アルバム・カヴァー賞を受賞した[11]。
Ron Wynnはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「レオン・ラッセル作の"Hummingbird"を、自分自身の曲であるかのように響かせただけでなく、キングがいかなる状況においてもブルース色を注入し、成果を挙げていることを示した」と評している[12]。また、Gary Von Terschは1970年12月24日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューにおいて「よりメロディックなキャロル・キング、より打楽器的なレオン・ラッセルというピアニスト達の演奏が、特にエキサイティングだ」「B.B.は彼の天才的な仕事ぶりの理解者に囲まれて、このアルバムでは選曲からアレンジや音作りに至るまで、(彼の近年のアルバムで時折見られた問題点である)過剰さが排除された」と評している[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はB.B.キング作。5.はインストゥルメンタル。
- ノーバディ・ラヴズ・ミー・バット・マイ・マザー - Nobody Loves Me But My Mother – 1:27
- ユーアー・スティル・マイ・ウーマン - You're Still My Woman (B.B. King, Dave Clark) – 6:04
- アスク・ミー・ノー・クエスチョンズ - Ask Me No Questions – 3:08
- アンティル・アイム・デッド・アンド・コールド - Until I'm Dead and Cold – 4:45
- キングス・スペシャル - King's Special – 5:10
- エイント・ゴナ・ウォーリー・マイ・ライフ・エニモア - Ain't Gonna Worry My Life Anymore – 5:20
- チェインズ・アンド・シングス - Chains and Things (B.B. King, D. Clark) – 4:53
- ゴー・アンダーグラウンド - Go Underground (B.B. King, D. Clark) – 4:03
- ハミングバード - Hummingbird (Leon Russell) – 4:38
参加ミュージシャン
[編集]- B.B.キング - ボーカル、ギター、ピアノ
- ジョー・ウォルシュ - リズムギター(on #3, #5, #9)
- ヒュー・マクラッケン - リズムギター(on #8)
- キャロル・キング - ピアノ(on #2, #4, #6)、エレクトリックピアノ(on #6, #7)
- レオン・ラッセル - ピアノ(on #3, #5, #9)、指揮(on #9)
- ポール・ハリス - ピアノ(on #8)
- ブライアン・ガロファロ - ベース(on #2, #3, #4, #5, #6, #7, #9)
- ジェラルド・ジェモット - ベース(on #8)
- ラス・カンケル - ドラムス(on #2, #3, #4, #5, #6, #7, #9)
- ハービー・ラヴェル - ドラムス(on #8)
- シャーリー・マシューズ、メリー・クレイトン、クライディ・キング、ヴェネッタ・フィールズ - コーラス(on #9)
- ジミー・ハスケル - ストリングス&ホーン・アレンジ
脚注
[編集]- ^ a b B.B. King - Indianola Mississippi Seeds (Vinyl, LP, Album) | Discogs
- ^ a b “B.B. King Chart History - Billboard 200”. 2018年11月23日閲覧。
- ^ Russell, Tony (2015年5月15日). “BB King obituary”. The Guardian. Guardian News and Media. 2018年11月23日閲覧。
- ^ a b Tersch, Gary Von (1970年12月24日). “Indianola Mississippi Seeds”. Rolling Stone. 2018年11月23日閲覧。
- ^ Cover versions of Hummingbird by Leon Russell | SecondHandSongs
- ^ “B.B. King Chart History - Hot R&B/Hip-Hop Albums”. Billboard. 2018年11月23日閲覧。
- ^ a b c “B.B. King Chart History - Hot 100”. Billboard. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “B.B. King Hummingbird Chart History - Hot R&B/Hip-Hop Songs”. Billboard. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “B.B. King Chains And Things Chart History - Hot R&B/Hip-Hop Songs”. Billboard. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “B.B. King Ask Me No Questions Chart History - Hot R&B/Hip-Hop Songs”. Billboard. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “13th Annual GRAMMY Awards - 1970”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2018年11月23日閲覧。
- ^ Wynn, Ron. “Indianola Mississippi Seeds - B.B. King”. AllMusic. 2018年11月23日閲覧。