天王寺ミオプラザ館
天王寺ミオプラザ館(てんのうじミオプラザかん)は、大阪府大阪市天王寺区のJR西日本天王寺駅の駅ビルにあるショッピングセンターである。
本項目では、旧名称の天王寺ステーションデパート、ステーションプラザてんのうじだった時代の沿革についても記述する。
概要
[編集]天王寺駅の駅ビルが竣工した1962年に開業。当初は「天王寺ステーションデパート」と称していたが、1994年12月に「ステーションプラザてんのうじ」に改称。フロアは天王寺駅のコンコース(1階部分)をふくむ地上8階、地下1階建て。
6階 - 8階には近鉄系・都ホテルズ&リゾーツ所属の天王寺都ホテルがあった(開業時から1983年までは大阪都ホテルと称した)。天王寺都ホテルの新館(現在の都シティ 大阪天王寺)が1992年に大阪阿部野橋駅東側に完成したのちは、「天王寺都ホテル本館」と名称変更し、2001年8月の本館閉館までは、併存して営業していた。閉館後は「ベンチャーポート天王寺」として営業されていたが2003年7月末をもってそれも閉鎖された。
また、かつて地下には映画館「天王寺ステーションシネマ」(こちらも近鉄系のきんえいが経営)もあった。
運営会社
[編集]現在の運営会社は、「JR西日本SC開発株式会社」であるが、合併前は「天王寺SC開発株式会社」であり、「ステーションプラザてんのうじ」時代は、「株式会社天王寺ステーションビルディング」が運営していた。出資比率はJR西日本が98.4%、JTBが1.6%。かつては近畿日本鉄道[1]や南海電気鉄道も出資していたが、JR西日本が取得。
2011年7月1日に、天王寺ミオ(現 天王寺ミオ本館)を運営する「天王寺ターミナルビル株式会社」が天王寺ステーションビルディングを吸収合併し、現在の名称となった[2]。
沿革
[編集]- 1962年(昭和37年)9月21日 - 「天王寺ステーションデパート」として開業。
- 1963年(昭和38年)5月 - 8階にビアホールが開設。
- 1994年(平成6年)12月 - 「ステーションプラザてんのうじ」へ名称変更。
- 2003年(平成15年)3月 - 外装を青灰色から白色へ変更[3]。
- 2009年(平成21年)12月1日 - 耐震化工事を伴う全館改装(一部テナント除く)。
- 2011年(平成23年)7月1日 - 株式会社天王寺ステーションビルディングが天王寺ターミナルビル株式会社に吸収合併され天王寺SC開発株式会社が発足。「天王寺ミオプラザ館」へ名称変更。
- 2012年(平成24年)11月22日 - 1階および中2階先行リニューアルオープン。
- 2013年(平成25年)3月15日 - 全館リニューアルオープン。
- 2022年(令和4年)9月 - プラザ館開業から60周年。
過去に出店していたテナント
[編集]- 駸々堂書店
- 野村證券天王寺駅支店 - 2011年4月22日で閉店し、同年4月25日にあべのキューズモールへ移転オープン。
- ナカヌキヤJR天王寺店
- 木村屋 → CAFE Prego(カフェ プレーゴ)天王寺駅店
- 産直ごちそう館 かいぞく - 2015年1月4日で閉店
関連項目
[編集]- 天王寺ミオ本館
- 和歌山ミオ
- piole(ピオレ)明石 - 旧 ステーションプラザ明石 ← 旧 明石ステーションデパート
- PLiCO(プリコ)西明石 - 旧 ステーションプラザ西明石
- きんえい - 天王寺ステーションシネマを運営
脚注
[編集]- ^ 大阪都ホテル→天王寺都ホテルの運営に関与するため。
- ^ グループ駅ビル会社の合併について 西日本旅客鉄道 2011年3月22日
- ^ 天王寺民衆駅 日本建築協会(2023年9月24日閲覧)
外部リンク
[編集]座標: 北緯34度38分50.3秒 東経135度30分50.1秒 / 北緯34.647306度 東経135.513917度