コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジェフ・バロウズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェフ・バロウズ
Jeff Burroughs
テキサス・レンジャーズ時代
(1974年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロングビーチ
生年月日 (1951-03-07) 1951年3月7日(73歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1969年 ドラフト1位
初出場 1970年7月20日
最終出場 1985年10月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェフ・バロウズ(Jeffrey Alan Burroughs、1951年3月7日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身の元プロ野球選手(外野手)。右投げ右打ち。

経歴

[編集]

プロ入りとマイナー時代とセネタース/レンジャーズ時代

[編集]

1969年のドラフトでワシントン・セネタース(現テキサス・レンジャーズ)の1位指名を受け入団する。守備は上手くなかったが長打を売り物にした打者であった。

1973年からレギュラーの外野手に定着し、同年151試合に出場して30本塁打、85打点を挙げる。またこの年はリーグ最多の11犠飛という記録も残している。

1974年には本塁打こそ25本だったが、リーグ最多の118打点と.301の打率を残し、同年のオールスターゲームにも出場、レンジャーズの地区2位への躍進の原動力となり、この年のリーグ最優秀選手にも選ばれた。なお、全米ドラフト1位指名選手が最優秀選手賞を獲得したのは、2013年現在バロウズの他にアレックス・ロドリゲスケン・グリフィー・ジュニアチッパー・ジョーンズジョー・マウアージョシュ・ハミルトンの計6名である。

1975年は、リーグ最多の155三振、打率.226と不振に陥った。

ブレーブス時代

[編集]

1976年オフにレンジャーズから金銭でアトランタ・ブレーブスに移籍した。

1977年に自身2度目の100打点超えとなる114打点を記録した。

1978年には117四球(リーグ最多)とともに自身2度目の打率3割を記録する。この年は出塁率(.432)もリーグ最高となり、2度目のオールスターゲームにも選出された。

ブレーブス退団後

[編集]

1981年のシーズン開幕前にブレーブスを離れ、その後はマリナーズ、さらにアスレチックスでは専ら指名打者として所属したが目だった活躍はできなかった。現役最後の年となった1985年に所属していたトロント・ブルージェイズが東地区で優勝し、この年現役生活最初で最後のポストシーズン出場を果たしたが、1試合に出場しただけで、同年現役を引退した。

引退後

[編集]

引退後1990年代には、息子ショーン・バロウズがプレイしていた地元ロングビーチのリトルリーグの指導者をつとめている。

選手としての特徴

[編集]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
1970 WS3
TEX
6 14 12 1 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 2 0 0 5 0 .167 .286 .167 .453
1971 59 204 181 20 42 9 0 5 66 25 1 0 0 0 22 0 1 55 4 .232 .319 .365 .684
1972 22 70 65 4 12 1 0 1 16 3 0 2 0 0 5 0 0 22 2 .185 .243 .246 .489
1973 151 605 526 71 147 17 1 30 256 85 0 0 0 11 67 3 1 88 8 .279 .355 .487 .842
1974 152 662 554 84 167 33 2 25 279 118 2 3 0 12 91 12 5 104 17 .301 .397 .504 .901
1975 152 672 585 81 132 20 0 29 239 94 4 4 0 7 79 11 1 155 13 .226 .315 .409 .724
1976 158 681 604 71 143 22 2 18 223 86 0 0 2 4 69 4 2 93 22 .237 .315 .369 .684
1977 ATL 154 671 579 91 157 19 1 41 301 114 4 1 0 6 86 2 0 126 8 .271 .362 .520 .882
1978 153 611 488 72 147 30 6 23 258 77 1 2 0 6 117 12 0 92 16 .301 .432 .529 .961
1979 116 475 397 49 89 14 1 11 138 47 2 2 0 2 73 7 3 75 14 .224 .347 .348 .695
1980 99 318 278 35 73 14 0 13 126 51 1 1 1 2 35 6 2 57 4 .263 .347 .453 .800
1981 SEA 89 360 319 32 81 13 1 10 126 41 0 1 0 0 41 3 0 64 7 .254 .339 .395 .734
1982 OAK 113 334 285 42 79 13 2 16 144 48 1 3 1 3 45 0 0 61 8 .277 .372 .505 .877
1983 121 455 401 43 108 15 1 10 155 56 0 2 0 7 47 4 0 79 16 .269 .341 .387 .728
1984 58 90 71 5 15 1 0 2 22 8 0 0 0 1 18 0 0 23 2 .211 .367 .310 .677
1985 TOR 86 227 191 19 49 9 3 6 82 28 0 1 0 2 34 1 0 36 7 .257 .366 .429 .795
MLB:16年 1689 6449 5536 720 1443 230 20 240 2433 882 16 22 4 63 831 65 15 1135 148 .261 .355 .439 .794
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • WHS3(ワシントン・セネタース)は、1972年にTEX(テキサス・レンジャーズ)に球団名を変更

年度別守備成績

[編集]


一塁(1B) 左翼(LF) 右翼(RF)




































1970 WS3
TEX
- - 3 5 0 0 0 1.000
1971 - 34 40 1 3 0 .932 23 41 3 0 0 1.000
1972 1 6 0 0 1 1.000 17 27 2 2 0 .935 2 0 0 0 0 ----
1973 3 16 1 0 1 1.000 45 79 5 4 0 .955 105 223 8 4 2 .983
1974 2 11 1 1 1 .923 - 150 231 10 7 5 .972
1975 - - 148 248 11 9 3 .966
1976 - - 154 290 12 4 3 .987
1977 ATL - - 154 248 9 7 3 .973
1978 - 146 228 13 6 2 .976 -
1979 - 110 180 9 7 1 .964 -
1980 - 73 134 0 3 0 .978 -
1981 SEA - 1 2 0 0 0 1.000 86 129 4 2 1 .985
1982 OAK - 15 23 0 0 0 1.000 18 22 0 0 0 1.000
1984 - 4 2 0 0 0 1.000 -
通算 6 33 2 1 3 .972 445 715 30 25 3 .968 843 1437 57 33 17 .978
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • WHS3(ワシントン・セネタース)は、1972年にTEX(テキサス・レンジャーズ)に球団名を変更

表彰

[編集]
  • シーズンMVP:1974年
  • オールスターゲーム出場:2回(1974年、1978年)

背番号

[編集]
  • 20 (1970年 - 1976年)
  • 7 (1977年 - 1980年)
  • 5 (1981年 - 同年終了)
  • 3 (1982年 - 1984年)
  • 44 (1985年 - 同年終了)

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]