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シープ (ピンク・フロイドの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シープ
ピンク・フロイド楽曲
収録アルバムアニマルズ
リリース1977年1月23日
録音1976年
ブリタニア・ロウ・スタジオ
ジャンルプログレッシブ・ロックハード・ロック
時間10分20秒
レーベルハーヴェスト
作詞者ロジャー・ウォーターズ
作曲者ロジャー・ウォーターズ
プロデュースピンク・フロイド
その他収録アルバム
時空の舞踏
エコーズ〜啓示
アニマルズ収録順
ピッグス(3種類のタイプ)
(3)
シープ 翼を持った豚・パート2
(5)

シープ」(英語: Sheep)は、1977年に発表されたピンク・フロイド楽曲。同年発売の『アニマルズ』に収録されている。

解説

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元々は既に1974年からコンサートで「Raving and Drooling」として、「You gotta be crazy」とともに演奏されていた曲である。『狂気』の次のアルバムに収録される予定だったが結局見送られ、1976年にバンドがレコーディングした『アニマルズ』にて一部の歌詞を変えた上で「シープ」として日の目を見ることになった。作詞・作曲はロジャー・ウォーターズで、リード・ヴォーカルもウォーターズである。「ドッグ」でのギターに対し、「シープ」ではベースのサウンドの比重が高くなっている。デヴィッド・ギルモアは、「シープ」のベースは全て自分が演奏したものであると主張している[1]

歌詞の内容は、羊を一般大衆に喩え、支配者層に従順な姿を描いている。曲の後半のヴォコーダ―は、旧約聖書詩篇23篇を、一部を改変して引用したものである[1]

シープは1977年のコンサート・ツアー「ピンク・フロイド・イン・ザ・フレッシュ」ではオープニング・ナンバーとして演奏され、ベースを演奏していたのは当時ツアーにサポートミュージシャンとして参加したスノーウィ・ホワイトだった。ギルモアが主導権を握った1987年の『鬱』ツアーにて演奏が検討されたがギルモアが「(脱退した)ウォーターズのような悪意に満ちた歌い方ができない」として見送られた[2]。1981年発売のコンピレーション・アルバム『時空の舞踏』と2001年発売のバンド史上初のベスト・アルバム『エコーズ〜啓示』に収録された。

出典

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  1. ^ a b アンディ・マベット著 山崎智之訳『ピンク・フロイド全曲解説』シンコー・ミュージック、1995年、p121
  2. ^ マベット、1995年、pp.122