ザ・トライアル
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「ザ・トライアル」 | ||||
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ピンク・フロイドの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『ザ・ウォール』 | |||
リリース | 1979年11月30日(US) 1979年12月8日(UK) | |||
録音 | 1979年4月~11月 | |||
ジャンル | アート・ロック プログレッシブ・ロック | |||
時間 | 5分13秒 | |||
レーベル | ハーヴェスト・レコード/EMI コロムビア・レコード(オリジナル盤) キャピトル・レコード(リイシュー盤) | |||
作詞者 | ロジャー・ウォーターズ ボブ・エズリン | |||
作曲者 | ロジャー・ウォーターズ ボブ・エズリン | |||
プロデュース | ボブ・エズリン ロジャー・ウォーターズ デヴィッド・ギルモア | |||
その他収録アルバム | ||||
ザ・ウォール・ライヴ:アールズ・コート1980-1981 | ||||
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「ザ・トライアル」(The Trial)は、1979年に発表されたピンク・フロイドの楽曲。同年発表のアルバム『ザ・ウォール』に収録されている。
解説
[編集]ロジャー・ウォーターズとボブ・エズリンの共作によるアルバムのクライマックスを飾る曲で、タイトル通り裁判所を舞台に進行していく。オペラ調の大作で、複数の登場人物のセリフを歌詞にしてストーリーは進む。
アルバムの主人公・ピンクが法廷に立たされ、彼がこれまで犯してきた過ちが裁かれていく。法廷に証人として登場するのは学校教師・妻・母親の3人で、次々とピンクにとって不利な証言が出される。過保護な母親はピンクを擁護するが、他の証人は彼を徹底的に糾弾する。ドラッグやプレッシャーによって身を滅ぼし、妄執的になってしまったピンクの精神状態を表している。そして、それらの証言をもとに裁判長(うじ虫閣下と呼ばれる)が「壁を取り壊せ」という判決を下す。ラストでは壁が崩壊する音が鳴り響く。
すべての役柄をロジャー・ウォーターズが演じており、器用なヴォーカルで歌い分けている。