シソ目
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シソ目 | ||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Lamiales Bromhead |
シソ目(シソもく、Lamiales)は真正双子葉類の目の一つ。24科におよそ1,060属23,800種が属する。
分類
[編集]APG植物分類体系では、ムラサキ科とレンノア科は系統がかなり異なるとしてシソ目から外された。かつての体系では、ゴマノハグサ科・ノウゼンカズラ科・モクセイ科・キツネノマゴ科などはゴマノハグサ目、オオバコ科はオオバコ目に含まれていた。また、アワゴケ目のアワゴケ科・スギナモ科はオオバコ科の中に含められている。
これらは形態的には多様であるが、系統的にはいずれも比較的近縁であることが明らかになり、また従来の形態などに基づく分類は系統分類になっていないため、再編成されている。たとえばクマツヅラ科の一部はむしろシソ科に近いためそちらに移され、ゴマノハグサ科はオオバコ科やハエドクソウ科に近縁なものなど複数のグループ(科)に分割されている。
- プロコスペルマ科 Plocospermataceae - 1属1種
- カールマニア科 Carlemanniaceae - 2属5種
- モクセイ科 Oleaceae - 24属615種
- テトラコンドラ科 Tetrachondraceae - 2属3種
- キンチャクソウ科 Calceolariaceae - 2属260種
- イワタバコ科 Gesneriaceae - 約147属3460種
- オオバコ科 Plantaginaceae - 約90属1900種
- ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae - 65属1800種
- スティルベ科 Stilbaceae - 11属39種
- ビブリス科 Byblidaceae - 1属6種
- アゼナ科 Linderniaceae - 17属255種
- ツノゴマ科 Martyniaceae - 5属16種
- ゴマ科 Pedaliaceae - 14属70種
- キツネノマゴ科 Acanthaceae - 220属4000種
- ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae - 110属800種
- シュレーゲリア科 Schlegeliaceae - 4属28種
- タヌキモ科 Lentibulariaceae - 3属330種
- トマンデルシア科 Thomandersiaceae - 1属6種
- クマツヅラ科 Verbenaceae - 31属918種
- シソ科 Lamiaceae - 236属7173種
- サギゴケ科 Mazaceae - 3属33種
- ハエドクソウ科 Phrymaceae - 13属188種
- キリ科 Paulowniaceae - 2属8種
- ハマウツボ科 Orobanchaceae - 99属2060種
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系統[1][2] |
過去の分類体系
[編集]クロンキスト体系ではシソ科、クマツヅラ科、ムラサキ科、レンノア科からなる。草本を中心とし一部は木本、花は合弁花で放射相称または左右相称の唇状。果実は少数の種子を含み分果または核果などになる。約7800種からなる[3]。
脚注
[編集]- ^ “Lamiales in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website.”. 2014年12月15日閲覧。
- ^ Refulio-Rodriguez, Nancy F., and Richard G. Olmstead. (2014). “Phylogeny of Lamiidae”. American journal of botany 101 (2): 287-299. doi:10.3732/ajb.1300394.
- ^ 馬渡峻輔・加藤雅啓・岩槻邦男『バイオディバーシティ・シリーズ 植物の多様性と系統』裳華房、1997年10月20日。ISBN 978-4-7853-5825-9。