ゴールデンチケット
ゴールデンチケット | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2009年7月8日・大井競馬場パドックにて | ||||||
欧字表記 | Golden Ticket | |||||
品種 | サラブレッド | |||||
性別 | 牡 | |||||
毛色 | 黒鹿毛 | |||||
生誕 | 2006年3月2日 | |||||
登録日 | 2008年9月4日 | |||||
抹消日 | 2012年5月31日 | |||||
父 | キングカメハメハ | |||||
母 | アグネスショコラ | |||||
母の父 | サンデーサイレンス | |||||
生国 | 日本(北海道千歳市) | |||||
生産者 | 社台ファーム | |||||
馬主 | 社台レースホース | |||||
調教師 |
森秀行(栗東) →畠山吉宏(美浦) | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 |
22戦3勝(通算) 17戦1勝(中央競馬) 5戦2勝(地方競馬) | |||||
獲得賞金 |
1億5893万1000円(通算) 1億0843万1000円(中央競馬) 5050万円(地方競馬) | |||||
|
ゴールデンチケット (Golden Ticket) は、日本中央競馬会に登録されていた競走馬である。馬名は「黄金のチケット」を意味する英語から。伯母にエアトゥーレ、従兄弟にキャプテントゥーレがいる、森秀行厩舎ゆかりの血統。
経歴
[編集]2008年10月19日、芝の競走でデビューし3着。勝ち上がるのは時間の問題と思われていたが、その後12月まで3戦して未勝利だった。
3ヵ月後の3月12日、船橋競馬の指定交流競走で圧勝し初勝利を挙げる。抽選で滑り込んだ毎日杯は実績から12番人気と評価が低かったが、2番手から粘りこみアイアンルックの2着と健闘[1]、皐月賞に出走可能な賞金を加算した。
皐月賞は逃げたが力の違いを見せ付けられる形で、11着と惨敗した。日本ダービー出走予定馬の賞金順で出走が確定的でなかったため、中1週で兵庫チャンピオンシップに出走。好スタートからダート5戦無敗のスーニをクビ差抑えて逃げ切った。そして、本番の日本ダービーでは3・4番手で追走するも7着に敗れた。その後、7月8日のジャパンダートダービーでは勝ったテスタマッタから6馬身差離された3着と完敗した。休養を挟んで、9月20日のセントライト記念では先行集団でレースを進めたが、直線で失速し14着と大敗した。中1週で10月3日のシリウスステークスでは2番手をキープし、直線粘って3着に入った。続く10月31日のブラジルカップではエーシンモアオバーの2着と好走した。12月6日のジャパンカップダートでは、高配当を演出する3着に入った[2][3]。続く東京大賞典では5着に敗れて[4]3歳シーズンを終えた。
明け4歳になり、初戦の川崎記念は好位からレースを進めたが4着に終わった。休養を挟んで8月8日の宮崎ステークスでは3番手追走から直線で一旦先頭に立つもゴール前でインバルコにかわされ2着に敗れた。
1年の長期休養を挟んで2011年10月9日の平城京ステークスで復帰、2番手追走も7着に敗れた。続く11月12日の赤富士ステークスでも5着に終わった。12月25日の2011フェアウェルステークスでは3着と好走した。
明け6歳になり、初戦のアレキサンドライトステークスでは2番手追走から4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切って快勝した。4月29日のオアシスステークスでは後方から追い込んで4着となった。その後、屈腱炎が判明し引退。5月31日付で競走馬登録を抹消、埼玉県羽生市のホライゾンスポーツホースにて乗馬となる[5]。2016年時点では山形県の湯の町乗馬クラブに繋養されていた[6][7]。なお、湯の町乗馬クラブは2017年4月に休会している[8]。
競走成績
[編集]年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離(馬場) | タイム (上り3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | |||
2008 | 10. | 19 | 東京 | 2歳新馬 | 16 | 4.2 | (2人) | 3着 | 柴田善臣 | 55 | 芝1600m(良) | 1:36.1 (34.9) | 0.7 | サンカルロ | |
11. | 2 | 京都 | 2歳未勝利 | 16 | 6.1 | (3人) | 2着 | 佐藤哲三 | 55 | 芝1800m(良) | 1:49.6 (35.0) | 0.4 | ティアップゴールド | ||
11. | 24 | 福島 | 2歳未勝利 | 14 | 1.9 | (1人) | 2着 | 内田博幸 | 55 | 芝1800m(良) | 1:50.8 (35.8) | 0.3 | エンブリオ | ||
12. | 7 | 阪神 | 2歳未勝利 | 18 | 4.8 | (2人) | 2着 | C.ウィリアムズ | 55 | 芝1800m(良) | 1:49.0 (35.9) | 0.4 | ケイアイドウソジン | ||
2009 | 3. | 12 | 船橋 | ベストホイップ特別 | 13 | 1.4 | (1人) | 1着 | 内田博幸 | 54 | ダ1600m(良) | 1:41.3 (39.1) | 1.0 | (ヤラマイカ) | |
3. | 28 | 阪神 | 毎日杯 | GIII | 14 | 81.9 | (12人) | 2着 | 木村健 | 56 | 芝1800m(良) | 1:48.1 (34.3) | 0.1 | アイアンルック | |
4. | 19 | 中山 | 皐月賞 | JpnI | 18 | 86.8 | (13人) | 11着 | 川田将雅 | 57 | 芝2000m(良) | 2:00.3 (37.2) | 1.6 | アンライバルド | |
5. | 6 | 園田 | 兵庫CS | JpnII | 12 | 6.8 | (3人) | 1着 | 武豊 | 55 | ダ1870m(稍) | 1:59.0 (36.3) | -0.1 | (スーニ) | |
5. | 31 | 東京 | 東京優駿 | JpnI | 18 | 66.9 | (12人) | 7着 | 川田将雅 | 57 | 芝2400m(不) | 2:35.0 (40.5) | 1.3 | ロジユニヴァース | |
7. | 8 | 大井 | ジャパンDダービー | JpnI | 13 | (3人) | 3着 | 武豊 | 56 | ダ2000m(稍) | 2:05.5 (38.3) | 1.0 | テスタマッタ | ||
9. | 20 | 中山 | セントライト記念 | JpnII | 18 | 19.0 | (6人) | 14着 | 内田博幸 | 56 | 芝2200m(良) | 2:13.6 (36.7) | 1.6 | ナカヤマフェスタ | |
10. | 3 | 阪神 | シリウスS | GIII | 16 | 9.3 | (4人) | 3着 | 武豊 | 55 | ダ2000m(稍) | 2:05.0 (37.7) | 0.5 | ワンダーアキュート | |
10. | 31 | 東京 | ブラジルC | OP | 16 | 4.3 | (2人) | 2着 | 内田博幸 | 55 | ダ2100m(良) | 2:10.2 (36.8) | 0.2 | エーシンモアオバー | |
12. | 6 | 阪神 | ジャパンCダート | GI | 16 | 42.7 | (12人) | 3着 | C.ルメール | 56 | ダ1800m(良) | 1:50.7 (36.9) | 0.8 | エスポワールシチー | |
12. | 29 | 大井 | 東京大賞典 | JpnI | 14 | (3人) | 5着 | C.ルメール | 55 | ダ2000m(良) | 2:06.4 (37.4) | 0.5 | サクセスブロッケン | ||
2010 | 1. | 27 | 川崎 | 川崎記念 | JpnI | 11 | 9.9 | (2人) | 4着 | C.ルメール | 56 | ダ2100m(良) | 2:13.5 (37.4) | 0.8 | ヴァーミリアン |
8. | 8 | 小倉 | 宮崎S | 1600万下 | 16 | 2.5 | (2人) | 2着 | 武豊 | 57 | ダ1700m(良) | 1:43.7 (36.4) | 0.0 | インバルコ | |
2011 | 10. | 19 | 京都 | 平城京S | 1600万下 | 14 | 4.8 | (3人) | 7着 | 後藤浩輝 | 57 | ダ1800m(良) | 1:52.5 (38.0) | 1.6 | ヒラボクキング |
11. | 12 | 東京 | 赤富士S | 1600万下 | 16 | 3.5 | (2人) | 5着 | 後藤浩輝 | 57 | ダ2100m(重) | 2:11.1 (37.3) | 0.8 | ソリタリーキング | |
12. | 25 | 中山 | フェアウェルS | 1600万下 | 16 | 6.1 | (3人) | 3着 | 後藤浩輝 | 57 | ダ1800m(良) | 1:53.5 (38.4) | 0.1 | グランドシチー | |
2012 | 1. | 21 | 中山 | アレキサンドライトS | 1600万下 | 16 | 3.9 | (1人) | 1着 | 横山典弘 | 58 | ダ1800m(稍) | 1:51.8 (37.6) | 0.0 | (マイネルオベリスク) |
4. | 29 | 東京 | オアシスS | OP | 16 | 16.8 | (7人) | 4着 | 横山典弘 | 56 | ダ1600m(良) | 1:35.8 (35.6) | 0.6 | ナムラタイタン |
血統表
[編集]ゴールデンチケットの血統(ミスタープロスペクター系 / Northern Dancer 5×5×4=12.50%) | (血統表の出典) | |||
父 キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
父の父 Kingmambo1990 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Miesque | Nureyev | |||
Pasadoble | ||||
父の母 *マンファスManfath 1991 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン Last Tycoon |
*トライマイベスト | ||
Mill Princess | ||||
Pilot Bird | Blakeney | |||
The Dancer | ||||
母 アグネスショコラ 1996 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
母の母 *スキーパラダイス1990 芦毛 |
Lyphard | Northern Dancer | ||
Goofed | ||||
Ski Goggle | *ロイヤルスキー | |||
Mississippi Siren F-No.3-l |
脚注
[編集]- ^ “アイアンルックが“雪辱”/毎日杯”. スポーツニッポン. (2009年3月28日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “【JCダート】圧勝!エスポワールシチーが新ダート王”. スポーツニッポン. (2009年12月6日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “【JCダート】滑り込みチケットが「アッ」と言わせた”. スポーツニッポン. (2009年12月7日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “【東京大賞典】戦い終えて”. スポーツニッポン. (2009年12月30日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “ゴールデンチケット登録抹消…乗馬へ”. スポーツニッポン. (2012年6月1日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “湯の町乗馬クラブの特徴”. 湯の町乗馬クラブ. 2016年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月28日閲覧。
- ^ “オールレディース&シニアクラシック☆”. 湯の町乗馬クラブブログ. 2022年5月28日閲覧。
- ^ “役員・入退会及び登録内容変更クラブ”. 東北地区乗馬倶楽部振興会. 2022年5月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post