コリン・ファン
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コリン・ファン(Colin Fan、1973年 - )はアメリカ合衆国の実業家。かつてはドイツ銀行でアンシュー・ジェインやラジーブ・ミスラの下で活躍した。現在はソフトバンクグループのソフトバンク・ビジョン・ファンドのディレクターをつとめる。
経歴
[編集]1973年中華人民共和国北京に生まれる。カナダバンクーバーにある高校を経てハーバード大学で歴史と科学の学位を取得。
UBSとメリルリンチを経てドイツ銀行でクレジット・トレーディング業務に携わり、2001年からクレジット・デリバティブの責任者、2005年9月からアジア太平洋地域のグローバルマーケット・エクイティ部長、2008年2月からグローバル・クレジット・トレーディングの共同責任者を経て、[1]2012年6月より法人金融・証券部門共同責任者をつとめるが、[2]2015年10月ドイツ銀行経営陣の総退陣にあわせて辞任した[3][4]。
2016年5月ドイツ銀行内で2009年にアクサと行われた取引にコリンを含む社員6名の不正行為があった可能性が浮上した[5][6]。2017年6月よりソフトバンク・ビジョン・ファンドに参画[7]。
関連項目
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ “Colin Fan, Deutsche Bank: ‘OMG, Colin’s video has gone viral”. Financial Times (2014年10月12日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “Deutsche Bank Announces Management Shake-Up”. New York Times (2012年3月16日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、元ドイツ銀トレーディング共同責任者を起用-関係者”. bloomberg (2017年6月14日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “Deutsche Bank unveils dramatic overhaul as Colin Fan exits”. telegraph (2015年10月18日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “Deutsche Bank probes €4m trade by staff”. Financial Times (2016年5月21日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “Deutsche Bank internally probes dubious trades: WSJ”. reuters (2016年5月20日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “[FT元ドイツ銀幹部、ソフトバンクのファンドに参画]”. 日本経済新聞 (2017年6月15日). 2018年3月12日閲覧。