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コパノリチャード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コパノリチャード
2014年高松宮記念
欧字表記 Copano Richard[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2010年4月15日[1]
登録日 2012年9月27日
抹消日 2015年12月4日[2]
ダイワメジャー[1]
ヒガシリンクス[1]
母の父 トニービン[1]
生国 日本の旗 日本北海道日高町[1]
生産者 ヤナガワ牧場[1]
馬主 小林祥晃[1]
調教師 宮徹栗東[1]
調教助手 岡田[3]
競走成績
生涯成績 22戦6勝[1]
獲得賞金 3億450万7000円[1]
勝ち鞍
GI 高松宮記念 2014年
GII スワンS 2013年
GIII アーリントンC 2013年
GIII 阪急杯 2014年
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コパノリチャード(欧字名:Copano Richard2010年4月15日 - )は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍は2014年高松宮記念阪急杯2013年アーリントンカップスワンステークス

経歴

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デビューまで

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誕生までの経緯

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ヒガシリンクスは、1999年に北海道日高町ヤナガワ牧場で生産された牝馬である[4]。父はトニービン、三代母(母母の母)は、牧場が1991年にアメリカから繁殖牝馬として輸入したアルガリーである[5]。アルガリーから広がった牝系には、ヤナガワ牧場で生産され、小林祥晃が所有し、2006年の福島民友カップ(OP)優勝、GIII2着4回の成績を残したコパノフウジンがいた[注釈 1][7][8]

ヒガシリンクスの馬体について牧場の評価は高く、牧場は将来的に繁殖牝馬として迎え入れようと決意[9]。牧場代表の名義で競走馬となり、ホッカイドウ競馬でデビューする予定であった[4]。しかし、デビュー前に屈腱炎を発症したために、未出走のまま引退[9]。牧場で繁殖牝馬となった[4][9]

2003年に初仔を生産[10]。それ以降、2009年までの6年間で5頭を生産していたが[注釈 2][11][10]、産駒は馬格のない馬が多かった[注釈 3][9]。そこで8年目、2009年の種付けでは、それを補う交配相手として、恵まれた馬格のダイワメジャーが初めて選ばれた[9]

幼駒時代

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2010年4月15日、ヤナガワ牧場にて、ヒガシリンクスの7番仔である黒鹿毛の牡馬(後のコパノリチャード)が誕生する[1]。7番仔は、それまでの兄姉よりも充実した馬体を持ち合わせており[9]、代表の梁川正晋によれば「贔屓目なしに見映えのするいい馬[14][15]」「野武士のようなたくましさを持った馬[16]」で、牧場の期待も大きかった[注釈 4][9]。牧場を離れた後は、北海道新ひだか町の小国スティーブルに移動し、馴致や育成が施された[17][18]

コパノフウジンをきっかけに、ヤナガワ牧場の生産馬を毎年購入していた小林祥晃が、この7番仔を購入[注釈 5]。小林は7番仔と初めて対面した際、「何をしでかすか分からない狂気のような危うさを感じた[20]」だったと振り返り、育成牧場を訪れた際には「この馬(7番仔)は危ないから離れていてください[20]」と注意されたという。

そのような姿を見た小林は、そのような馬につけようと温めていた馬名案、イングランドの暴君として知られるリチャード3世由来の「リチャード」を7番仔に採用[20]。小林の用いる冠名コパノ」と組み合わせ、「冠名+人名より」という説明を附して「コパノリチャード」と命名された[21]

コパノリチャードは、これまで小林のコパノフウジン、コパノジングー[注釈 6]などを管理していた、栗東トレーニングセンター宮徹厩舎に入厩する[20]

競走馬時代

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2-3歳(2012-13年)

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2012年11月4日、京都競馬場新馬戦(芝1400メートル)に岩田康誠が騎乗し、2番人気でデビュー。スタートからハナを奪い、後方に2馬身差をつけて逃げ切り初勝利[23]。それから12月2日、千両賞(500万円以下)は2番手で先行、最終コーナーで抜け出したが、直線でカオスモスにかわされ2着[24]。年をまたいで、3歳、2013年1月12日の白梅賞(500万円以下)では、短期騎手免許で来日したイギリスの騎手、ウィリアム・ビュイックが騎乗[25]。逃げて、直線では独走、後方に5馬身差をつけて入線し、2勝目となった[26][27]

続いて2月23日、アーリントンカップGIII)で重賞初出走。ビュイックが続投し、単勝オッズ2.2倍の1番人気の支持。千両賞で先着を許したカオスモスが3.3倍、重賞2着の経験があるラブリーデイが5.7倍という上位人気であった[28]。スタートから先行、逃げ馬に次ぐ2番手に位置した[29]。直線で抜け出し、背後から追うカオスモスに1馬身半差をつけて先頭で入線、重賞初勝利となった[15][29]

その後は、皐月賞GI)、NHKマイルカップGI)に出走。中でも皐月賞は、馬主歴10年の小林にとって初のクラシック出走であった[30]。それぞれ5番人気、4番人気の支持であったが、13着、8着に敗退[31]。獲得賞金から東京優駿(日本ダービー)への出走も可能だったが見送り、放牧に出された[32]。秋は、9月29日のポートアイランドステークス(OP)で復帰[33]、浜中俊とコンビを結成した。古馬との初対決となり、17頭立てブービー賞となった[34]

それから10月26日のスワンステークスGII)に出走。重賞3勝のマジンプロスパーが2.8倍、GI2勝のグランプリボスが4.6倍で1、2番人気を占める中、コパノリチャードは8番人気20.5倍であった[35]。スタートからハナを奪って逃げ、最終コーナーでは2番手のマジンプロスパーに並ばれながら通過[36]。直線では、マジンプロスパーが伸びあぐねる中、差を広げて独走となった[37]。追い込む後続は、失速するマジンプロスパーを差し切ったのみ、それらに1馬身4分の3差をつけて先頭で入線した[38]。重賞2勝目、3歳馬によるスワンステークス制覇は、2004年のタマモホットプレイ以来9年ぶりであった[39]

続いてマイルチャンピオンシップGI)は4着[40]阪神カップGII)は10着に敗れた[41]

4-5歳(2014-15年)

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2014年3月2日、阪急杯GIII)から始動。マイルチャンピオンシップ3着から参戦するダノンシャークが2.8倍の1番人気、コパノリチャードはそれに次ぐ2番人気、4.8倍であった[42]。1枠1番からスタートしてハナを奪って逃げた[43]。最終コーナーでは3番人気ガルボが迫ってきたが、直線で突き放して独走となった[44]。追い込む後続は、ガルボをかわしたのみ、それらに4馬身差をつけて入線した[45]。重賞3勝目、高松宮記念優先出走権を獲得[45]。逃げ切りによる阪急杯制覇は、2008年のローレルゲレイロ以来6年ぶりであった[46]。前の週に行われたフェブラリーステークスGI)は、コパノリチャードと同期で同じヤナガワ牧場生産、小林所有のコパノリッキーが優勝しており、ヤナガワ牧場と小林にとっては2週連続のJRA重賞優勝であった[44][47]

続いて3月30日、高松宮記念(GI)に出走、コパノリチャードにとって初めての1200メートル参戦であった[48]。近5戦は浜中が騎乗し、重賞2勝を挙げていたが、ドバイに遠征したため[注釈 7]に騎乗不能となり、代わりに短期騎手免許で騎乗していたミルコ・デムーロに乗り替わった[50]。当日はレース史上初となる不良馬場[注釈 8][51]、加えて強風が吹く中での開催であった[48]。前年の函館開催で出世し9戦連続2着以内、前走のシルクロードステークスGIII)で重賞初勝利を挙げたストレイトガールが単勝オッズ2.6倍の1番人気、前年の高松宮記念3着、スプリンターズステークス2着のハクサンムーンが5.9倍の2番人気、コパノリチャードは、それに次ぐ7.7倍の3番人気であった[52]

映像外部リンク
2014年 高松宮記念(GI
レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画

スタートから15番人気エーシントップが逃げる中、コパノリチャードは先行し、3番手の好位、馬場の最も内側を進んだ[53]。戦前にハクサンムーンが逃げ宣言をしていたが、出遅れており後方からとなっていた[54]。最終コーナーのコパノリチャードは、馬場の最も内側から外側に持ち出して、馬場の中央から追い上げを開始[53]。後方の馬も外に持ち出し、コパノリチャードより外側から追い上げを開始した[55]

コパノリチャードは伸びて、残り200メートル地点でエーシントップを捉えて先頭となり[56]、以後、他の接近なく、独走状態となった[53]。ゴール寸前にてデムーロは、両手を手綱から離して水平(左右)に伸ばす行為「飛行機ポーズ」を繰り出し、そのまま入線[55]。大外から追い込んだスノードラゴンに、3馬身差をつけてGI初優勝となった[57]

「飛行機ポーズ」をしながら入線する様子。

3馬身差の決着は、レース史上2位の着差[51]。1分12秒2での決着はレース史上最も遅かった[51]。4歳馬による勝利は、1996年フラワーパーク、2002年ショウナンカンプに続き3例目[51]。1200メートル初体験の馬による勝利は、2006年オレハマッテルゼ以来2例目であった[51]。またヤナガワ牧場と小林は、コパノリッキーで制したフェブラリーステークスに続いてJRAGIを連勝[51]GI競走が整備された1984年以降、開幕から同一馬主が連勝することは史上初めてのことであった[51]

またデムーロは、「決勝線手前での御法(騎乗ぶり)」に対して、過怠金が課された[58]。デムーロにとって「飛行機ポーズ」の発動は、2007年中日新聞杯JpnIII)、サンライズマックスで制して以来であり、2007年の過怠金は5万だったが、今回は10万円が課された[58]。デムーロは「純粋なファンへの感謝のメッセージと、うれしい気持ちだけだった。それを理解してほしい[55]」と語っている。

その後、短期放牧を挟んで臨んだ、5月17日の京王杯スプリングカップGII)は7着[59][60]安田記念GI)は回避した[61]。その後は、6月22日の函館スプリントステークスGIII)か7月6日のCBC賞GIII)、または休養の三択から、函館スプリントステークスを選択したが[61]、右トモ[注釈 9]筋肉痛の症状が見られたために回避[63]。小国スティーブルで夏休みとなった[63]

秋は、9月10日に帰厩した[63]。秋の目標を10月5日、新潟競馬場スプリンターズステークスGI)とし、前哨戦を用いずに直行[64][65]。宮は「前哨戦を使うとなると、暑い時期から本格的な調教を始めなければなりませんし、鉄砲の利く馬なので[66]」と理由を述べている。そのスプリンターズステークスでは、スタートで後手を踏み12着[67]。11月3日のJBCスプリントJpnI)では初めてダートに出走し[68]、3番人気最下位となった[69]。続いて12月27日の阪神カップでは、先行して直線で抜け出したが、外から追い上げたリアルインパクトに並ばれ、さらにダイワマッジョーレも加わって3頭での競り合いとなった[70][71]。その3頭からコパノリチャードとリアルインパクトが勝り、2頭は馬体を併せたまま入線[72]。リアルインパクトがハナ差先着しており、コパノリチャードは2着に敗れた[71]

5歳となった2015年は、前年と同様に阪急杯から高松宮記念に進み、6着、5着[31]。それから11月29日までに4戦し、いずれも二桁着順[31]。小林は「なかなか結果を出せなくなってしまったのは精神的なものである可能性が高いため、『これ以上、嫌な思いをさせてレースを走らせてはリチャードのためによくない』[73]」と判断し、コパノリチャードの引退を決意[73]。12月4日付けでJRAの競走馬登録を抹消した[74][75]

種牡馬時代

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引退後は、レックススタッド種牡馬となった[76]。初年度は16頭、2年目は46頭の繁殖牝馬を集めたが[77]、それをピークに減少した[77]。2021年シーズンを最後に種牡馬を引退[78]。北海道新冠町のにいかっぷホロシリ乗馬クラブで乗馬に転向した[78]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[79]およびJBISサーチ[31]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離

(馬場)

オッズ

(人気)

着順 タイム

(上り3F)

着差 騎手 斤量

[kg]

1着馬

(2着馬)

馬体重

[kg]

2012.11.04 京都 2歳新馬 芝1400m(良) 17 5 10 04.20(2人) 01着 1:21.3(34.6) -0.3 0岩田康誠 55 (エールブリーズ) 496
0000.12.02 阪神 千両賞 500万下 芝1600m(良) 12 7 9 03.30(2人) 02着 1:33.6(35.7) -0.2 0福永祐一 55 カオスモス 490
2013.01.12 京都 白梅賞 500万下 芝1600m(良) 16 5 10 01.60(1人) 01着 1:33.9(34.7) -0.8 0W.ビュイック 56 (プリムラブルガリス) 482
0000.02.23 阪神 アーリントンC GIII 芝1600m(良) 10 6 6 02.20(1人) 01着 1:34.8(34.0) -0.2 0W.ビュイック 56 (カオスモス) 482
0000.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 4 8 16.40(5人) 13着 1:59.5(37.4) -1.5 0内田博幸 57 ロゴタイプ 490
0000.05.05 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 5 9 07.00(4人) 08着 1:33.1(35.3) -0.4 0福永祐一 57 マイネルホウオウ 490
0000.09.29 阪神 ポートアイランドS OP 芝1600m(良) 17 4 8 05.90(2人) 16着 1:35.8(39.0) -2.9 0浜中俊 54 ドリームバスケット 494
0000.10.26 京都 スワンS GII 芝1400m(稍) 13 7 10 20.50(8人) 01着 1:20.8(34.0) -0.3 0浜中俊 54 ダイワマッジョーレ 490
0000.11.17 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 1 1 14.50(6人) 04着 1:33.0(34.7) -0.6 0浜中俊 56 トーセンラー 488
0000.12.23 阪神 阪神C GII 芝1400m(良) 18 8 16 06.70(2人) 10着 1:22.0(35.1) -0.6 0浜中俊 56 リアルインパクト 482
2014.03.02 阪神 阪急杯 GIII 芝1400m(良) 16 1 1 04.80(2人) 01着 1:20.7(35.8) -0.7 0浜中俊 57 サンカルロ 488
0000.03.30 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(不) 18 3 5 07.70(3人) 01着 1:12.2(37.2) -0.5 0M.デムーロ 57 スノードラゴン 484
0000.05.17 東京 京王杯SC GII 芝1400m(良) 15 3 4 02.30(1人) 07着 1:20.4(35.7) -0.7 0浜中俊 58 レッドスパーダ 494
0000.10.05 新潟 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 18 3 6 08.80(3人) 12着 1:09.2(34.1) -0.4 0浜中俊 57 スノードラゴン 494
0000.11.03 盛岡 JBCスプリント JpnI ダ1200m(重) 16 1 2 04.20(3人) 16着 1:11.9(38.3) -2.9 0武豊 57 ドリームバレンチノ 486
0000.12.27 阪神 阪神C GII 芝1400m(良) 18 8 18 07.50(3人) 02着 1:20.7(34.8) -0.0 0武豊 57 リアルインパクト 492
2015.03.01 阪神 阪急杯 GIII 芝1400m(不) 16 5 9 01.90(1人) 06着 1:24.4(37.2) -0.6 0武豊 58 ダイワマッジョーレ 494
0000.03.29 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(稍) 18 8 17 07.70(5人) 05着 1:09.3(34.7) -0.8 0武豊 57 エアロヴェロシティ 492
0000.06.21 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 16 4 7 04.00(1人) 14着 1:09.4(36.2) -1.1 0武豊 57 ティーハーフ 496
0000.10.04 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 15 8 15 27.5(10人) 13着 1:08.9(33.9) -0.8 0M.デムーロ 57 ストレイトガール 490
0000.10.31 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 15 4 7 16.40(7人) 12着 1:21.4(35.2) -1.2 0藤岡康太 57 アルビアーノ 492
0000.11.29 京都 京阪杯 GIII 芝1200m(良) 15 7 12 42.3(10人) 14着 1:09.4(35.2) -2.0 0古川吉洋 58 サトノルパン 494

種牡馬成績

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以下の内容は、JBISサーチ[77]の情報に基づく。

種付年度 種付頭数 生産頭数 血統登録頭数 出走頭数 勝馬頭数 AEI CPI
2016 16 10 10 10 8 0.75
2017 46 32 32 26 14 0.42
2018 41 17 17 14 7 0.74
2019 26 18 17
2020 18 0 2
合計 78 50 29 0.51 0.51

主な産駒

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地方重賞優勝馬

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血統表

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コパノリチャード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系ヘイロー系
[§ 2]

ダイワメジャー
2001 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
スカーレットブーケ
1988 栗毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*スカーレットインク Crimson Satan
Consentida

ヒガシリンクス
1999 鹿毛
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
ビッグラブリー
1992 鹿毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
*アルガリー Blushing Groom
*シンティレート
母系(F-No.) (FN:6-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [85]
  2. ^ [86] [87]
  3. ^ [85]
  4. ^ [85]

脚注

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注釈

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  1. ^ ヒガシリンクスと同じく、アルガリーを三代母に持つ[6]
  2. ^ 5頭の父は、すべて異なる。これは、代表の梁川正克が、2年連続で同じ種牡馬と交配させることを嫌っていたためである。ただし、代替わりし、主導権が正普に移ると、ヒガシリンクスの交配相手は、2012年から2015年にかけて4年連続でダイワメジャー(コパノリチャードの全弟にあたる)が選ばれている。
  3. ^ 兄姉には、2010年の朱鷺ステークス(OP)を勝利するなど、中央競馬47戦4勝のコパノオーシャンズ(2004年生、父:アグネスタキオン[12]。2013年から2015年にかけて 梅見月杯を3連覇など、名古屋と中央競馬で47戦12勝(内中央:7戦1勝)のサイモンロード(2008年生、父:シンボリクリスエス[13]
  4. ^ 加えて、牧場の同期には、後にGI級競走11勝を挙げるコパノリッキーがいたが、牧場での梁川の期待度は、こちらの方が高かった。
  5. ^ 小林はこの年、ヤナガワ牧場を視察し、2010年生の当歳を計2頭を購入している[19]。購入した2頭の内1頭がこの「7番仔」であり、もう1頭は後のコパノリッキーである[19][18]
  6. ^ 2005年ヤナガワ牧場生産、父アグネスタキオンの牡馬。2010年の目黒記念GII)を勝利するなど40戦6勝。[22]
  7. ^ 3月29日、ドバイのメイダン競馬場で開催されたドバイシーマクラシックG1デニムアンドルビーに騎乗するため[49]
  8. ^ 芝1200メートルに変更、GI昇格、改称後初めてのことであった[51]
  9. ^ 右側の腰、尻、後ろ脚を指す[62]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p コパノリチャード”. JBISサーチ. 2021年12月11日閲覧。
  2. ^ コパノリチャード号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2015年12月3日). 2016年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月6日閲覧。
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  5. ^ 血統情報:5代血統表|ヒガシリンクス”. JBISサーチ. 2021年12月12日閲覧。
  6. ^ 血統情報:5代血統表|コパノフウジン”. JBISサーチ. 2021年12月12日閲覧。
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  8. ^ コパノフウジン”. JBISサーチ. 2021年12月11日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g 『優駿』2014年8月号 32-35頁
  10. ^ a b 繁殖牝馬情報:牝系情報|ヒガシリンクス”. JBISサーチ. 2021年12月11日閲覧。
  11. ^ ヒガシリンクス”. 公益財団法人ジャパンスタッドブックインターナショナル. 2021年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月12日閲覧。
  12. ^ コパノオーシャンズ”. JBISサーチ. 2021年12月12日閲覧。
  13. ^ サイモンロード”. JBISサーチ. 2021年12月12日閲覧。
  14. ^ 2013年02月23日 アーリントンC GIII 重賞ウイナーレポート”. 競走馬のふるさと案内所. 2021年12月12日閲覧。
  15. ^ a b 『優駿』2013年4月号 114-115頁
  16. ^ 2014年03月30日 高松宮記念 G1 | 重賞ウイナーレポート”. 競走馬のふるさと案内所. 2021年12月12日閲覧。
  17. ^ 株式会社小国スティーブル/遠藤紀哉さん”. BOKUJOB - 競走馬 生産・育成牧場就業応援サイト -. 2021年12月12日閲覧。
  18. ^ a b コパノリッキー&コパノリチャードの優勝祝賀会が行われる”. 競走馬のふるさと案内所. 2021年12月12日閲覧。
  19. ^ a b 『優駿』2014年4月号 78-81頁
  20. ^ a b c d 『優駿』2014年5月号 56-57頁
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  22. ^ コパノジングー”. JBISサーチ. 2021年12月12日閲覧。
  23. ^ 【京都6R新馬戦】コパノリチャード 直線鋭い加速で逃げ切りV」『スポーツニッポン』。2021年12月12日閲覧。
  24. ^ 【アーリントンC】快速先行!コパノリチャード一歩リード」『スポーツニッポン』。2021年12月12日閲覧。
  25. ^ ビュイック、ルメールら外国人騎手4人に短期免許交付」『スポーツニッポン』。2021年12月12日閲覧。
  26. ^ コパノリチャード逃げ切りV/白梅賞」『日刊スポーツ』。2021年12月12日閲覧。
  27. ^ 【白梅賞】(京都)~コパノリチャード 5馬身差で圧勝」『競馬実況web』ラジオNIKKEI。2021年12月12日閲覧。
  28. ^ アーリントンカップ|2013年2月23日”. netkeiba.com. 2021年12月12日閲覧。
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  87. ^ a b コパノリチャードの血統表 netkeiba.com、2017年9月12日閲覧

参考文献

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  • 優駿』(日本中央競馬会
    • 2013年4月号
      • 「【重賞プレイバック】第22回アーリントンカップ(GIII) クラシック戦線に名乗りを上げる快勝劇」
    • 2014年4月号
      • 優駿編集部「【杉本清の競馬談義 347】Dr.コパさん」
    • 2014年5月号
      • 石田敏徳「【GIインサイドストーリー】コパノリチャード 4歳にして開花させた天性のスピード」
      • 「【重賞プレイバック】第44回高松宮記念(GI)短距離界に"新快足王"誕生!」
      • 「【重賞プレイバック】第58回阪急杯(GIII) 圧巻の逃走劇に"新王者"誕生の予感」
    • 2014年8月号
      • 阿部珠樹「【2014夏の馬産地を巡る 優駿たちの故郷を訪ねて】ヤナガワ牧場(北海道日高町)人と人と馬との輪」

外部リンク

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