グリーンビル (原子力潜水艦)
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艦歴 | |
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発注 | 1988年12月14日 |
起工 | 1992年2月28日 |
進水 | 1994年9月17日 |
就役 | 1996年2月16日 |
その後 | 就役中 |
母港 | ハワイ州真珠湾 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:6,000トン, 満載:6,927トン |
全長 | 110.3 m (362 ft) |
全幅 | 10 m (33 ft) |
喫水 | 9.4 m (31 ft) |
機関 | S6G reactor 一基 |
乗員 | 士官12名, 兵員98名 |
兵装 | 21インチ魚雷発射管4基, トマホークミサイル12発 |
モットー | Volunteers Defending Frontiers |
グリーンビル (USS Greeneville, SSN-772) は、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の61番艦。テネシー州グリーンビルに因んで命名された。
艦歴
[編集]建造契約は1988年12月14日にニューポート・ニューズ造船所に与えられ、1992年2月28日着工。ティッパー・ゴアから後援を受け1994年9月17日に進水。1996年2月16日に初代艦長デュアン・B・ハッチのもと就役した。
事件
[編集]えひめ丸事故
[編集]2001年2月9日にハワイ沖で「グリーンビル」は数人の戦艦ミズーリ保存会の関係者接待のために巡航し、緊急メイン・バラストタンク・ブローで水面への急速浮上を行った。
現地時間の午後1時50分頃に急速浮上した「グリーンビル」は愛媛県立宇和島水産高等学校所属の訓練船「えひめ丸」の後部に衝突。「えひめ丸」のエンジンルームは「グリーンビル」によって切断され、「えひめ丸」は10分弱で沈没した。35名の実習生や乗組員の内、4人の高校生を含む9名が行方不明となった。
事件当時同乗の民間人を操舵席に座らせ、操舵に関与させていたとされ、艦長スコット・ワドル海軍中佐は衝突の責任を問われたものの、軽微な処分に留まり、事件調査後に海軍を退役した。
サイパン入港時の損傷
[編集]2001年8月27日、サイパン島のドックに入港を試みた際、接触事故を起こし、舵・船外機・船体下部を損傷した。接触した物体は不明。
輸送艦との衝突
[編集]2002年1月27日、「グリーンビル」はオマーンの沖合でオースティン級ドック型輸送揚陸艦「オグデン」と衝突した。「オグデン」の燃料タンクは5×18インチの穴が開き数千ガロンの燃料が流出したが、衝突後も両艦は自力で航行した。