グラフィケーション
グラフィケーション(GRAPHICATION)はかつて富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)が発行していたPR誌である。誌名はGraphic Communicationを基にした造語[1]。
沿革
[編集]概要
[編集]写真、イラストレーションから漫画に至るまで様々なグラフィックアートと、各界の知識人、文化人による対談やコラムとを軸に構成された「読むグラフ誌」[2]であった。
編集は有限会社ル・マルスが行い、編集責任者は1969年から2017年まで田中和男、2017年から2018年までを菊田彰紀が務めている。
スタッフ
[編集]編集 ル・マルス(田中和男、菊田彰紀、高田英子、他)
発行責任者 桜井正三(1967-1970)堀越秀憲(1971-1985)大西康敬(1986-1991)岡野雄治(1991-1998)
服部隆二(1998-2002)小布施均(2002-2007)坂田政一(2007-2010)中島康光(2010-2018)
主な寄稿者
[編集]写真家
児玉房子[3] 石黒健治 東松照明 河西喜也 荒木経惟[4] 篠山紀信
小瀧達郎 中川道夫 大島洋
イラストレーター
下谷二助 和田誠 湯村輝彦 味戸ケイコ 小野トモコ やまもとちかひと
グラフィックデザイナー
美術家
絵本作家
長新太[4] 長谷川集平 スズキコージ 土橋とし子 山口マオ
漫画家
梅田英俊 山藤章二 佐々木マキ つげ義春[4] 楳図かずお 水木しげる[4]
秋竜山 赤塚不二夫[4] 長谷邦夫 松本零士[4] 園山俊二 古谷三敏 谷岡ヤスジ
作家
筒井康隆 星新一 小松左京 花田清輝[5] 小島信夫[5] 埴谷 雄高[5] なだいなだ[4] 井上光晴
吉岡忍 片岡義男 いいだもも 杉浦明平[5] 佐野美津男 灰谷健次郎 小関智弘 水上勉
劇作家 演出家
詩人
評論家
佐藤忠男 海野弘[5] 多木浩二[5] 戸井田道三[5] 藤枝晃雄[5] 脇坂一郎 坂崎重盛
ジャーナリスト コラムニスト
学者
映画監督 映像作家
作曲家
音楽家
タレント
対談
[編集]北杜夫(作家)
小野耕世(評論家)
金子光晴(詩人)
谷川俊太郎(詩人)
浅川マキ(歌手)
嵐山光三郎(編集者・作家)
山田洋次(映画監督)
植村直己(探検家)
澤地久枝(作家)
山中恒(児童文学作家)
赤塚不二夫(漫画家)
高橋悠治(作曲家)
三橋一夫(音楽評論家)
向田邦子(作家)
養老孟司(解剖学者)
別冊
[編集]- グラフィケーション別冊号(1969)
- 複製時代の思想(1971)[7]
- 続・複製時代の思想(1973)
イベント
[編集]- 『創刊50周年記念 高橋敏夫×武内涼 トークショウ2017』 毎日メディアカフェ 2017年2月2日(木)特集記事
リンク
[編集]- Newsweek日本版2017.9.29「考える力」を鍛えるツール:雑誌文化を未来に継承する電子マガジン『GRAPHICATION』
- zakzak 2016.1.20 「GRAPHICATION」 サブカルチャーをきまじめに扱う方針にひかれた
- アド・ミュージアム東京 PR誌百花繚乱 富士ゼロックス「グラフィケーション」1984年
- 国立国会図書館 グラフィケーション 所蔵リスト
脚注
[編集]- ^ a b c d “GRAPHICATIONとは - コトバンク”. web.archive.org (2020年6月9日). 2020年6月9日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/lemars_g2”. Twitter. 2020年6月13日閲覧。
- ^ “児玉房子「criteria」(The Third Gallery Aya)”. 美術手帖. 2020年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “「考える力」を鍛えるツール:雑誌文化を未来に継承する電子マガジン『GRAPHICATION』”. Newsweek日本版 (2017年9月29日). 2020年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 展覧会「ゼログラフィーと70年代」 図録:富士ゼロックス発行
- ^ “WEB雑誌「グラフィケーション(2)」電子版14号・2018年2月号”. 遠藤賢司秘宝館 (2018年2月16日). 2020年6月11日閲覧。
- ^ “複製時代の思想 国立国会図書館 書誌詳細”. 2020年6月13日閲覧。