坂崎重盛
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坂崎 重盛(さかざき しげもり、1942年10月15日 - )は、日本のエッセイスト。ペンネームに、坂崎ゴメン堂、波角ゴメン堂。
略歴
[編集]東京生まれ。本庄高等学校を経て[1]、千葉大学園芸学部造園学科卒業[1][2]。横浜市職員として、児童公園などの設計に参加するも1年で退職[1][2]。河原淳に弟子入りした後、イラストやジャズ論評、詩作などを行う[1][2]。出版社勤務を経て、1981年遊戯的出版プロデューサー集団「波乗社」を設立。
エピソード
[編集]THE ALFEEの坂崎幸之助の叔父(実父の末弟)であり、一回りほど歳が上の粋人という事もあって、幸之助にとっては憧れの叔父だったという[2]。ただし、法事を忘れたり、来ても二日酔いだったりなど、親戚は迷惑もしたという。『酒とつまみと男と女』では、不良隠居の肩書きで粋な酒飲みとしてレギュラー出演している。そして、甥である幸之助とも共演を果たすこととなった。
著書
[編集]- 『90年代ビジネスは快楽志向』ダイヤモンド社 1990
- 『なぜ、この人の周りに人が集まるのか 人望力についての実感的研究』PHP研究所 1990 のち文庫
- 『豚もおだてりゃ樹に登る河童もけなせば溺れ死ぬ ほめて生かそう自分も人も』PHP研究所 1993
- 「「ほめ上手」には福きたる ほめれば生きる自分も人も」PHP文庫
- 『豚もおだてりゃ木に登る河童もけなせば…』新講社 2012
- 『超隠居術 快楽的生活の発見と堪能』二玄社 1995 のちハルキ文庫
- 『道草的人生のヒント 「ココロ」の休日が人間を育てる』大和出版 1995
- 『やっと気づいた人間関係 世の中、やわらかく生きるために』三天書房 1997
- 『蒐集する猿』同朋舎 2000 のちちくま文庫
- 『東京本遊覧記』晶文社 2002
- 『「人間関係ぎらい」を楽しむ生き方』PHP文庫 2003
- 『Tokyo老舗・古町・お忍び散歩』朝日新聞社 2004 のち文庫
- 『一葉からはじめる東京町歩き』実業之日本社 2004 のち『東京文芸散歩』角川文庫
- 『「秘めごと」礼賛』文春新書 2006
- 『東京下町おもかげ散歩 明治の錦絵・石版画を片手に、時を旅する、町を歩く』グラフ社 2007
- 『東京読書 少々造園的心情による』晶文社 2008
- 『東京煮込み横丁評判記』光文社 2008 のち知恵の森文庫、中公文庫
- 『神保町「二階世界」巡り 及ビ其ノ他』平凡社 2009
- 『「絵のある」岩波文庫への招待 名著再会』芸術新聞社 2011
- 『粋人粋筆探訪』芸術新聞社 2013
- 『ぼくのおかしなおかしなステッキ生活』求龍堂 2014
- 『浮き世離れの哲学よりも 憂き世楽しむ川柳都々逸』中央公論新社 2018
- 『季語・歳時記巡礼全書』山川出版社 2021
- 『荷風の庭 庭の荷風』芸術新聞社 2023
共編著
[編集]- 『恋講座(カンガルー・ブックス)』ほへと組, 波角ゴメン堂共著 産業報知センター 1984
- 嵐山光三郎編著『インスタントラーメン読本』新潮文庫 1985 (波角ゴメン堂名義で協同編集、共著)
- 『恋愛の技術 名作文学からまなぶ恋のケース・スタディ』荒井敏由紀共編著 芸文社 1992
- 『感動的生き方の発見 For your vivid life 好奇心は磨くもの、感動は育むもの』編著 新講社 1994
出演
[編集]テレビ番組
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “憧れの叔父さんはTOKIO松岡昌宏の飲み友達!?THE ALFEE 坂崎幸之助・楽しい60代の過ごし方その④【上柳昌彦あさぼらけ】”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. 2022年6月16日閲覧。
- ^ a b c d “THE ALFEE 坂崎幸之助さん エッセイストで自由人の叔父・重盛さんに憧れて「自分も好きなことを」”. sukusuku.tokyo-np.co.jp. 東京新聞. 2022年6月16日閲覧。